君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

秋のはじまりに想うこと 

2017年08月31日 | 宇宙と潜在意識


明日から九月ですね。
陽の季しずまりゆく頃になると、
ふと、一年の始まりに心に決めたことや
未來をイメージして楽しんだことが
なつかしい感覚とともに再び私の元に帰ってきます。

感じて行動して実感してきた数々の出来事は
 直観的なものが多かったように思うのですが、
きっと年の初めに(一年の計は元旦にあり)
私の潜在意識の中にその流れが生まれていたのでしょう。

有意義で豊かな春~夏になりました。


創造の始まりは、
内からあふれてくる想いを
素直に受けとめ
意図します。

そうして宇宙に発せられたものが形になり 
喜びの光に満たされてゆきます。

愛する時空間で
自分らしく 一瞬一瞬
おおらかな心で未來を描く。


そのようにして毎瞬選択し
同時に運ばれ・・

今の自分になっているのだな、
と思います。

2017年 秋が始まります。
この今にあなたは何を想っているでしょう。

夏の終わりに少し立ちどまり

心を澄ませ 感じ入る時間を作ってみませんか。
私は今日、その時間を持ちたいと思います。
みなさまとの出会いに感謝し、
さらなる成長とワクワクにつながるように・・。

八木真由美

 

写真 TOMOKA.K 
自然農田のコスモスと蝶と秋の空♪

 

 

 

 

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蒜山高原 涼やかな風に吹かれて

2017年08月29日 | 美味しいね

暑かった夏がしだいに去りゆく八月終わり
岡山県北部 真庭市の蒜山に出かけてきました。
涼やかな風に吹かれて のんびりゆったり。 

今回は自然農仲間三人と米農家の「くど」さんへ。

蒜山高原で無農薬・無肥料でお米を栽培され、
週に数日はお食事を頂くこともできます。

お野菜の旨味がたっぷりのランチ
手作りのお豆腐やトマト味の味噌汁、
お料理の説明も丁寧にしていただき
私はご飯のお代りをさせていただきました。

「まゆみさんがおかわりをするのを初めて見たわ。」
と長年の友人に褒められました。(笑)

「くど」さんでは、すっかり寛ぎモード
大きな窓辺から吹く風がなんとも心地よくて
このままずっとここにいたい・・という感じでした。


次の目的地は「塩釜の冷泉」。



日本の名水百選に選ばれている冷泉は木立の中にあり、いい感じ。
冷泉と言われるだけあって氷水のように冷たいのです。

しばらく佇み
澄み渡る水を手ですくいいただくと 
力づよく清らかなエネルギーが身体に入り
細胞が目を覚ますようでした。

水は本当に大切。


「くど」さんで、ランチ後に小豆アイスモナカをいただいのですが、
冷泉茶屋でもおやつをいただくのを忘れません。
湧き水を使った「ソフトクリームコーヒーゼリー」がとっても美味でした。
 

 帰りに、ひるぜんワイナリーに寄りました。
見晴らしが良くすてきな場所にあるのですね。 

 

 
おみなえし 吾亦紅・・
草花も秋のいろどりですね。 
田んぼの稲も色づき、爽やかな風が吹き渡る高原
夏は最高ですね、憧れます。

  蒜山耕藝の食卓 くど
HPはこちらから。↑

 

 

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傑作・浮世絵・揃い踏み・・広重・北斎・歌麿・写楽・・岡山県立美術館

2017年08月24日 | 光あふれる日々に。

画像に含まれている可能性があるもの:空、屋外

岡山県立美術館で開催中の「傑作・浮世絵・揃い踏み」に行って来ました。歌川広重の代表作「保永堂版・東海道五十三次」シリーズ初摺全点をはじめ、菱川師宣・鈴木春信・喜多川歌麿・東洲斎写楽・葛飾北斎らの作品を楽しませていただきました。 日本の風景・人の姿・自然の美しさなど、時を超えて親しみ深く見ごたえがありました。秋には同館にて『慈愛の人 良寛 その生涯と書』が開催されます。そちらも楽しみにしています。

浮世絵は8/27まで開催です。
http://okayama-kenbi.info/exibi-20170714/


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川口由一さん 自然農田畑 2017年8月後編

2017年08月23日 | 自然農川口由一の世界

 

2017年 8月1日 
自然農実践家 川口由一さんの田畑のレポート 後編です。

田んぼの水管理をされておられる川口さん。8/1
「もう少し水位をあげて分けつを促したいと思います。」
排水口の出口の板を高くされ水がもれないように
溝の土を盛っておられます。

ゆったりとした溝ですね。
水がたっぷりと溜められますね。
なんだか泳ぎたくなります。
(暑い日だったので。8/1)


分けつ後期の稲、とても元気がいいです。

こちらの畝は 左二列が黒米
真ん中の二列が赤米
右の四列が緑米です。↓


条間にはいられての夏草刈も進んでおられます。
こちらはトヨサトでしょうか。↓

 

左手前にトウカイアサヒ
その向こう側にアケボノ。↓

 
こちらは古代米の畝です。↓

 

今年のお米の作付けは七種類だそうです。
トヨサト トウカイアサヒ アケボノ
香り米二種
古代米の黒米・赤米・緑米です。

 

川口さんの田んぼには三年ほど前からジャンボタニシがいます。


卵は水に弱いので稲の茎に産みつけます。
稲の生育に影響があるかもしれないと思い、
最初は卵を水に落とすなどされておられましたが、
今ではそのようなことはせず任せておられるそうです。

なぜなら自然農の稲の茎は丈夫で食べられませんし、
畝にはタニシが好む草もあります。
他の小動物との関係で増えすぎることはないのだそうです。

ただ、溝から畝に上がる時に、
溝際の稲の根を食べられることがあるそうです。
また、草を食べることで畝の端の土が崩れると
その補修が必要になります。

しかし、タニシの甲羅にはカルシウムが多く含まれ、
生死に巡る中でその成分が田んぼを豊かにしてくれるそうです。

 


『川口さん 帽子にカマキリがいますよ。』
『そうか、それはうれしいなぁ~。』
『仲良しですね。』『そうやなぁ。』


 

田に水が入っているので涼しげです。
が、じっとしていても汗が流れます。
陽ざしはほんの少し夕暮色になってきたでしょうか。



畦で記念写真、
そして田んぼを後に畑へと。

写真中央はさつまいもです。
元気に育っていますね。
その向こうの木々の下にはこほれ種で育っているゴボウ。

近くで見ると なんと大らかな育ち具合なのでしょう。
その足元に桔梗が可憐です。

こちらは、ささげ豆です。↑

さざけは、つるの先端を摘み取ってあげると
その手前のところに花を咲かせ実をつけるそうです


ふと見ると畝に大根の種が置かれていました。
こぼれ種で育つことになるのでしょうか。

目をあげると 実をつけはじめた柿の木です。
猛暑の夏に 結実への営みが始まっています。


グミの古木に登っているのはヘチマです。
タワシとしてお台所やお風呂で使われるそうです。
天然のスポンジですね。

 

マクワウリです。
いろんな種類を育てておられ
こちらはアオマクワでしょうか。


  

 

 

こちらは白マクワ? 黄マクワでしょうか。?

 

こちらはシマウリでしょうね。

 

 

食用のヒマワリ、その隣にオクラ、そしてモロヘイヤです。

 

空芯菜の畝です。

 

『ここに生姜がありますよ。』と川口さん。↓


『こちらはミョウガです。』↓ と教えて頂きました。


自然農は 耕さず

虫や草を敵とせず

持ちこまず 持ち出さず

自然に 添い 応じ 任せ、

栽培する農です。 

一つひとつの作物の性質を知り
そのいのちに添い応じ任せます。


 

こちらはニラの畝ですね。↓

 

人参の葉が草の中に見えています。
↓『ここは草刈りが必要ですね。』と川口さん。


トウモロコシ、
水色の空に健やかな姿が美しいです。↓
手前にも時期をずらして植えておられます。

 


食用(種)のヒマワリがきれいです。
その後ろには百日紅のお花が咲き揺れています。

 

汗びっしょりになりながらも
にこやかに田畑をご案内してくださいました川口さん。
ひまわりがお似合いですね。

 

爽やかな槿のお花が水色の空に映え
グラジオラスが鮮やかです。
楽園のような自然農の畑。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

現在、川口さんは78歳。

『自然農は決まった形ではないので新たなことが起きてきます。
その答えを出していくとともに、
二か月に一度、田畑にて見学会を開いていますので、
その時々に皆さんの見本となるよう、
励みになるようにと思っています。』
とおっしゃられる川口さん。

ご自身の健康のためにも
お天気の良い日はほぼ毎日四時間ほど楽しく田畑に立たれ、
雨の日は座り仕事(執筆等)をされておられるそうです。

今回も 明るい夏空の元
美しい田畑にてやわらかないのちのひびきを
全身で感じさせていただきました。
川口さん ありがとうございました。

みなさま 最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

八木真由美

 

  

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川口由一さん 自然農田畑 2017年8月前編

2017年08月17日 | 自然農川口由一の世界

 

2017年 8月1日 盛夏
自然農実践家 川口由一さんの田畑をお訪ねいたしました。
写真を中心にレポートさせていただきます。


岡山からよく来てくれましたね、と
にこやかに出迎えてくださった川口さん。
ありがとうございます。
暑い夏にもお元気なお姿がうれしいです。


川口さんの自然農田畑は、
自然界の営みに添い応じ任し栽培されており、
四季を通して彩り豊かな楽園のようです。
真夏の田畑も楽しみです。



田んぼの北端に小さなお池が三つあります。

そこではスイレンのお花が清らかに咲いており、
やわからに透きとおる夏のいのちを感じさせていただきました。

地球の花々の美しさは
宇宙でも話題になっているのでは・・。

こちらの細長いお池ではクワイが元気に育っていました。↓


周囲の草花も可憐ですね。


スイレンのお隣は水ナスの畝です。
きれいなお花を咲かせ 実も付け始めていました。


雨に濡れないように 
お花は下向きに咲いているそうです。

ピカピカのナス。
絵のモチーフになることが多いそうです。


こちらは粟です。↑
立派に育っていますね。
苗床で大きくされ定植されています。
昨年は鳥たちにずいぶん食べられたそうですが、
この時は、まだ気づかれていないようでした。


左側が粟 右側がキビです。↑
おいしいお団子を作られるのでしょうか。

畝の間に入らせていただきました。
粟やキビ、こんなに美しいのですね。

そしてひと際鮮やかに目を引くアマランサス。
アマランサスの左側にはトウキビです。
輝いていますね。

三輪山を背に トウキビとキビです。↓


田んぼ北側の畑全体の様子です。
のどかに明るく 豊かな光景。
私の目には眩しいほどです。

実際に土に触れさせていただきますと
耕さず・自然農40年目の畝はとってもやわらかです。
いのちの歴史が層になっています。

いのちの営みが十全であるよう
ここに生きる すべてのいのちを
大切にされていることが伝わってきます。

多次元的な眼差しで時空を見つめ
五感でたっぷり感じさせていただきました。

 
収穫の作業をされる川口さん。
ピーマン 万願寺唐辛子が実をつけていました。





夏は日の出とともに出かけられ
田畑の手入れをされておられるそうです。
こちらは地這胡瓜でしょうか。↓

向こう側に里芋の大きな葉がゆらゆら。
今年も立派に育っています。

里芋の葉に露が光るととてもきれいですね。
川口さんのスケッチブックにもきっと描かれていることでしょう。


さて、お野菜を順番に見せて頂きましょう。


万願寺唐辛子です。

 


右奥の背丈が低いものはピーマンです。
 

 

 


右側はナスの畝です。



ナスの隣はトマトです。
お野菜を育てる畝はいずれもフカフカとしてとても豊かです。
程よく草刈をされ、風通し 日当たりも良く
気持ちがよいです。

刈った草は畝に戻され
土が露になることはありません。
歴史を重ねた畝、憧れます。


こちらは、バジルですね。↓


 

ゆったりと育つ地這胡瓜です。↑
支柱をしなくても育ちますし、
「味もとても美味しいのですよ。」と川口さん。


カボチャ ズッキーニ 地這胡瓜の畝です。

仲良く並んで大きくなっています。

次々と花を咲かせて実になる
美しく豊かな舞台。

そしてスイカです。

とても健やかそうです。↑


地這胡瓜とスイカの畝を南から写したものです。↓

収穫の後 網をお持ちの川口さん。
何に使われるのでしょう。

 

『川口さん 何をされているのですか?』

『ウリハムシがスイカの葉を食べるので捕獲しています。』


よく見ると小さな虫が飛んでいます。
『毎朝こうして捕っています。葉を食べられるとスイカの生育に影響しますので・・。』

 

自然農において虫は敵にいたしませんが
このように手作業でできることをされておられるのだなぁと思いました。
『ネットは張りたくないので・・』とも。

安心して大きくなっているように見えますね。 ↓

スイカのお隣には、つるありインゲンです。

インゲンは時期をずらして二度育てるそうです。
下写真の畝は二度目用だそうです。

インゲンのお隣に、スイカとネギです。

 

そして、手前にゴマです。


今回も畑をご案内していただき、とても心が弾みました。
年々想いを形にされ楽しまれているご様子も伝わってきました。

美しい自然農
人も作物もすこやかであれる自然農
暮らしを豊かにしてくれる自然農

これからも学び実践してゆきたいと思います。
川口さん、ありがとうございました。

 

後編に続きます。
お楽しみに。‼

八木


2017年6月の様子はこちらです。
作物の成長の様子がわかります。

 

 

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喜びと学びの人生 夕暮れの浜辺にて

2017年08月15日 | 宇宙と潜在意識

やさしい瀬戸の海・・、
波打ち際をお散歩してきました。

あたりがうっすらとしてくる夕暮れは
とても美しい時間。

自然農田の夏草刈りを終え
この美しい時間に
海へと気持ちが向かいました。
でも、瞬く間に夜です。

秋の気が少しずつ混ざり始めているのを
五感で感じながら 娘とふたり砂浜に座り
波の音を聴きながらお茶をして・・
すっかりあたりも暗くなってきた頃
そろそろ帰ろう、となったのですが・・。


 

砂をはらって車に乗った娘が
「忘れ物はないかな。」と持ち物をチェックしはじめたので
ふむふむとわたしもつられて確認。
するとメガネケースが空っぽ・・。

あっ、
海岸ではずした眼鏡を荷物の上にそのままポンと置き、
帰る頃にはすっかり暗くなっていたので
荷物だけを手にして眼鏡を落としてきたのです。


いい気分だったのに
一瞬にしてドキドキモード。
なんだか雨も降りはじめました。

そのメガネは夜間&高速時の車用で
岡山のメガネワールドさんで作っていただいた大切なもの。
絶対に見つけたい・・。

ふたたび真っ暗な砂浜に降りて
どのあたりに座っていたのか見当をつける。
足跡を見つけても、う~ん、分からない。

娘がiPhoneのライトで足元を照らしてくれ、
波打ち際に近い方から順に丁寧に探して5~6分、

夜の闇に消えてしまったかのようでしたが
「あった。」とマリナが見つけてくれました。

波にさらわれてなくてよかった。
探している時に踏まなくてよかった。
ほんとうによかった~。
ほっと胸をなでおろし
海岸を後にしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回、
探す時の在り様や意識について
感じることがいろいろとあり
学びになったなぁと思います。


まずは信頼、
全存在でキャッチする
あきらめない
工夫する

それから、
だいたいすべてのことに
前兆というものがあります。
予感というのでしょうか。
それを見逃さないことが大切ですね。

♪♪♪

人生は喜びと学びでてきている、
そう実感する毎日は
何が起きてもJOY。

いのちの世界は 
次へ次へと休みなく展開しています。
いつも新たな時空の波に乗って
今を生きることですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 



 



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自然農 お米づくり 八月 幼穂形成期

2017年08月11日 | 自然農稲作教室2017年

自然農のお米づくり 八月の実習田です。
六月下旬から作業している夏草刈も
そろそろ終わりです。

お盆が近づく頃になると
茎の中に幼穂が形成され、
稲の細い根が亡骸の層の上に出てきます。
それを損ねないようにしなければなりません。

写真は8/6の稲作教室の日
台風の影響で風がつよいなか
それぞれの畝で作業をされています。

品種はあけぼの
水稲の晩生種です。

渡邉さんの畝です。↑
納得ゆくまで 
丁寧に草刈りをされていますね。

今年の夏も水管理は例年通りお天気に沿い、
できるだけ天水で育てるようにいたしました。

同時に 稲の姿から 
養分過多または不足 
水分過多または不足を感じて
水管理に取り組みます。

自然農では潅断潅水が基本ですが、
畝に水がのっていない時期が多い実習田になっています。




畑のような田んぼですので
草刈りはやりやすいかもしれません。


八月にご出産予定のきよみさん 
カラダを感じられながら
ゆっくりと草刈り中。

すっかり作業を終えられ
畔で涼みながら
稲をながめる時間も豊かですね。

今年も立秋を迎え
充実した田んぼでの日々に感謝です。

毎日の田んぼでの作業は
心身の浄化を促し
夏を生きる私のいのちをフレッシュにしてくれます。

次回の自然農稲作教室は九月、
出穂の頃です。

美しい稲の姿をお届けいたしますね。

八木真由美 8/11






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川口由一さん インタビュー 『あばたもえくぼ』2017.8

2017年08月08日 | 自然農川口由一の世界

 

人生の創造・出逢い・結婚・成長
「あばたもえくぼ」インタビュー2017.8 

 

八木 こんにちは。夏ですね。蝉たちの声も元気いっぱいですね。さて今回は人生の創造・出逢い・結婚・成長について、「あばたもえくぼ」という視点からお話しをいただけますでしょうか。

川口  そうやなぁ、あばたもえくぼね。ある時、そうなんだなぁと気付いたことなのですが・・。

 あばたもえくぼの時は好き好き好きなのです。ところがやがてえくぼまであばたに見える、ひっくり返ってしまう、そういうことになりがちですね。そうなると不幸ですよね。意外とそうなりがちで、そうなる要素を誰しもが持っていますね。あばたもえくぼも相対的なものですが、そういうところを越えてその人の人間性のところで惹かれていたら、全部えくぼと言えばえくぼですし、いずれも成長過程なので未熟なところは未熟、あばたはあばた、でもそのあばたにいとおしみを覚える、未熟さのなかにもその人そのものが現れているから、それに惹かれて好きだったならば何もかもが好きですよね。それでやがて育ちあっていったらえくぼが一段と輝き、あばたが美しく変化してゆくのが楽しみになりますね。なんとも言えず愛おしくなりますよね。

 まだ育ちきっていない若い頃の恋愛はあばたもえくぼに見えて好き好きで結婚して、何年かしたら本当のえくぼがあるのにそれもあばたに見えてしまうのですね。そんなふうになりがちですね。でも一緒に生活してくるなかで、そのあばたが(あばたと言うのは人格におけるまだ未熟なところから生じること)、一緒に生活する中で表面に出てきますので、あばたはあばたとして現れてくるわけですよね、両者に。それが二人の生活の舞台のところで衝突してケンカになるとか別れてしまうとかね。どうしても未だ若い時はその人の優れているえくぼまであばたに見えきて正しく位置付けられなくなるのですね。そうなると破局と言うか衝突やね。今まではあばたまでえくぼに見えていたのが、えくぼがあばたに見えてしまう、もう一緒に生活ができなくなってしまうということがありますよね。それゆえに存在そのものまでも受け入れられなくなって破局ですね。

 ところで、それぞれに成長することができたならば、やがてあばたはあばた、えくぼはえくぼとして正確に見れるようになり受けとめられるようにもなります。そして自らのこととして内を問うて人間性の成長を図れば、お互いに幸福への人生展開になりますね。 結婚と言うのは相手を得ることによって自らが成長する、共に成長しあう相手であって自分に足りないものがその出会いによって養われる、あるいは養わなければならない機会を出会った人からもらう、そんなふうにもなっていると思うのです。あばたもえくぼ、えくぼもあばたのところで終わってしまったら成長に繋がらなくて、それはもう人生を共にするということを認識できていないですよね。それは未熟な男女の出逢いのところで起きることですよね。お互いに正確に判別して受けとめ合って成長する、それがまさしく人生を二人で創っていく、あるいは人間性の成長を図っていく、そういうことですものね。人間性のところと境地のところで相対界を越えて絶対界に立って正確に問題を解決する、あるいは共に育ちあうこと、それが大切なことになりますね。 


八木 出逢い・結婚・成長、そして人生の創造におけるとてもわかりやすいお話し
をありがとうございました。



 2017年8月1日  インタビュー 文字起こし  八木真由美

写真 Tomoka.K

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 川口由一さん お話しの記事です。

                                                 エネルギー問題を明かす インタビュー 2017.6 

               今を生きる 今を全うする 芸術のお話し ご講話 2017.2

                                先人の智恵、人類の全歴史を受け取る ご著書 自然農にいのち宿りてより

                成長へむけての学び方 ご講話  2016.1.27

                宇宙のほんとうのお話し ご講話  2015.8.28

 

 

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