この冬に出会った「ジェニーとの旅」・・1996年発行
著 ブルース・ディヴィス
久しぶりにわくわく楽しい読書となりました。
私自身、1990年代は30代~、
家庭が中心 子育ての日々でしたが、
大きく意識の変換を促される連続の中にいました。
常識やそれまでの経験を超える出来事が
毎日日替わりメニューのように立ち現われ
それを記録し 理解し 実感を得るまでに
何度も繰り返し それに触れ・・・・
そして新たな感覚を身に付けるよう
自分の意志を超えた次元で
この時空のいのちの一つとして
体験を与えられているような
そのような日々だったのです。
「ジェニーとの旅」を読み終えて
そのことを思い出さずにはいられない・・
さらにその体験を深めるようにと
この本を手にする機会をいただいたのだな、
と感じました。
時空はこんなにも興味深く 面白く・・
でも いったいだれからそれを学んでいるのか
その頃にはわからなかったのですが・・、
すべては一体であるこの宇宙から
学びを与えられているのだな、と
今では 私の魂は知っているのです。
さて、心に響くフレーズに付箋をつけながら
あとでもう一度深く感じ 味わいたいと思った部分を
ほんの少しですが、シェアさせていただきますね。
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P10
なぜ私がシャーマンと出会ったり、フィリピンへ旅したり・・
という経験をしなければならなかったのか、今ならよくわかります。
小さな信念に凝り固まったエゴを解きほぐすためでした。
旅の途上で出会った人々の中には、特別な教師や体験を必要とせずに、
自然に自分の目的に沿って生きている人たちも大勢いました。
彼らは謙虚なのです。
謙虚だから、真実に、たやすく、すばやく向かっていくのです。
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P23
ドリスは、いろいろなタイプの夢について教えてくれました。
まず、不安な夢があります。
日々の生活で消化しきれていないエネルギーから生まれる夢です。
覚めている間に自分で責任を負わず、未解決のままになっているエネルギーです。
強く感情が吹き出る夢は、深いところに潜んでいる声が気づいて欲しがっているのです。
繰り返し見る夢は、ある一定の型にはめ込まれた記憶のようなものです。
何か結論の出ていないものがあって、そこに心がとらえられているのです。
明るく透明感のある夢は、瞑想などで深く目覚めている時と同じで、
魂と人生と肉体がしっくりかみ合っているときにおこります。
飛ぶ夢、身体が常識を超えたことをする夢は、
いちばん重要なのだとドリスは言います。
このような夢は、私たちの永遠性や大いなる自己の表れなのです。
※ドリスは、アラスカのエスキモーの村を渡り歩くシャーマンで、
薬草と心霊能力を使って治療する医者。
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P28
最初に会った時、私は彼女に、
なぜ信じるということがこれほど難しいのか尋ねていました。
結局のところ、私の背景なんて柔なもので、
私はこの世の中の良いところしか知らなかったわけです。
ドリスの答えはこうでした。
「今まで信じる必要がなかったからよ。
でも、それ以上に、信じることの本当の美しさを
だれからも聞いたことがなかったからでしょうね。
あなたがあなた自身だと思っている人物は、
魂という広大な砂の、ほんの一粒なのよ。
わたしがこの人生で知ったことは全部、
あなただって知っている。誰でもそう。
ただ忘れることを選んでいるだけ。
覚えていたら違ったやり方で生きるようになるでしょう。
わたしたちが皆同じ血を持っていること、
同じ神を持っていることを理解するでしょう。
愛とはほかの人を真に理解することなのよ。」
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P34
ドリスはまた、どうやって教師を見つけるかということも話してくれました。
「誰でも、ひとつの人生で三人の教師を見つけられる。
第一は、心と魂の成長のための、目に見えない教師。
この教師は誰の元にもいる。
二番目は、やはり心と魂の成長のために、
人間の姿で現れる教師。
そして三番目の教師は、人間の姿で、
肉体を超えた経験、限界を超えた経験を
学ぶ準備ができた人にのみ現れる人物よ。」
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P35
あなたが見るものはすべて、あなたの考えの反映である。
そしてあなたの考えは、あなたが何を見たいかという選択の結果である。
アコースインミラクル
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「ジェニーとの旅」は絶版ですが、
私は中古本を求めることができました。
アコースインミラクルの教えにも出会える本書です。
(全255ページ)