君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

自然農 川口由一さんをお訪ねして 2015年 秋 その3

2015年11月19日 | 自然農川口由一の世界

 

奈良の自然農実践家川口由一さんを

この秋にお訪ねいたしました。

その3.では

野菜・花木・果樹が育つ一反の畑と

川口さんの日々の暮らし・・

そして芸術のお話しなども登場いたします。

 

 

 

天然自然のいのちのめぐりを重ね

 やわらかな空間にゆったりと

作物たちのすこやかな彩りが美しく

 虫や草花木とともに

自然農畑は楽園のような趣・・。

 

 

 

自然農の田畑では

自然のいとなみに任せ

適期的確に手をかしてあげることで

すこやかな作物が育ちます。

 

地球の表面は

耕さなくていいのですね。

 

 

 

一反の畑では 野菜 果樹 花木が

目を楽しませてくれます。

 

今年のお野菜の作付けをお尋ねしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

きぬさや 大さやえんどう

グリーンピース  スナックエンドウ

  トマト大玉・中玉  ミニトマト 

マクワウリ  ナス  ピーマン

トウモロコシ オクラ 

地ばいキュウリ  万願寺唐辛子

ニラ  ミョウガ  フキ

小カブ 大カブ白と赤  

ささげ豆 はつか大根 白菜

小松菜 水菜 日野菜

チンゲン菜 人参 大根

サニーレタス エンサイ ニガウリ

落葉樹の下にいろんな菜っ葉類・・

などなど。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

  

 

 

季節季節に種を降ろし、

初期には草に負けないように

少し手をかしてあげて、

後はそれぞれの作物の

いのちに、天候に、任せておけば

その時々の豊かな恵みをいただくことができます。

なんとも喜びの一年です。

と お話しくださる川口さん。 

  

  

  

きれいなお花はニラです。↑

 

 

 

美しく すこやかな緑色・・

いのちを育んでくれるお野菜が

真に健康であれば 

安心して心から感謝して

いただくことができます。

 

 

 

耕さず

持ち込まず 持ち出さず

 

いのちの世界は

おのずからしからしむることで繁栄・・

人も自然に沿って生きることで

最も豊かな人生になるのではと思います。 

 

 

果樹・花木の種類をお尋ねいたしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

ハナミズキ   ライラック

平戸つつじ 木蓮

山吹 萩 ムクゲ

 

スイセン チューリップ

ヒヤシンス グラジオラス

数種類のハーブ

 

柿  枇杷

栗 梅 みかん

花梨

 

梨 リンゴ イチジクは
今はまだ苗木だそうです。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 畑に立たせていただくと

わたしの細胞が

光にあふれてきます。

喜んでいます。

 

落葉樹の足元に可愛い芽が出ていました。 ↓ 

 

 

 

 

 

ところで川口さんはお若い頃に

芸術家を志されておられたそうです。

20代から30代には絵画と彫像、

40代に陶芸・・、

芸術とともにある豊かな日々を重ねられています。

写真の彫像は20代の頃の作品だそうです。

 

 

 

川口さんのお宅の離れは約百年前、

母屋と納屋は約二百年前に

建てられたものだそうです。

 

母屋と納屋の天井は

竹の上に杉皮を敷かれ

その上に土をのせた造りになっています。

 

下の写真は↓離れです。 

 

 

土壁も心地よさそう

襖や障子も心が安らぎます。

間仕切りの暖簾も美しく

宇宙外界にひらかれているなぁ~

と・・・・感じました。

 

自然の光あふれる中庭でお茶をいただき 

心も穏やかに・・・・。 

 

 

 

↑↓ こちらは現在 妙なる見学会などの勉強会に使われているお部屋で、

       卓球の道を歩まれている次男さんの練習場所にと

二十数年前に建てられたそうです。

 

 

 

今回の訪問でとても楽しみにしていたことがあります。

それは川口さんが35年ぶりに絵を描きはじめられ

そのスケッチブックを見せて頂けるということ。

 

 

  

・・・初夏に ミニトマトの絵・・・

ひさしぶりに色を用いる。

いのち宿すいのちを描く。

優しく誠実に。 

いのちあり 情ある情を・・・。 

 

 

 

この秋から田畑に出かける時に 

クレヨン 色えんぴつ スケッチブックを持たれ

合い間 合い間に 絵を描くようになっておられるとのこと。

また収穫をされたお野菜を身近に置かれ

「描きたくなったら 描くようにしています。」

と 楽しそうにお話しくださいました。 

 

 

そして宇宙自然界・人のことなどに想いを馳せ

ふさわしい言葉をそこに添えるなど

芸術にふれる日々になっておられるそうです。 

 

  

 

お訪ねした日 紅葉した葉を 

クレヨンで描いてくださいました。

静けさの中で

あざやかに息づく

葉っぱのいのちをさわやかに感じます。

 

「まゆみさんも 描いてみませんか?」

とおっしゃってくださり

少しためらいながらも

描く楽しさが芽生えてきた感じです。

 

  

 

そして心に感じるままに

ライアの弦をふるわせ 

鳥のさえずりとともに

奏でさせていただくひとときもありました。

 

描くこと 奏でること

暮らしの中に芸術するよろこびがあるのは

  ほんとうにすてきですね。  

 

 

ここは森の小道・・・、

いえいえ 川口さんのお家のお庭です。

いろんな種類の木々に彩られ

 森の気を感じる すてきな空間。

小道を歩くと 心がはずみます。

 

 

芙蓉のお花も美しく咲いていました。

 

自然とともにある

川口さんの田畑と暮らし・・

とっても憧れます。

 

そして思います。

おのずからしからしむる

自然界の恵みをいただくことは

きっと誰にでもできること。

 

そちらに意識をむけると

誰の周りにも身近にある自然界です。

 

何が私たちを真に生かしてくれているのか、

本当の美しさ 豊かさ 快さ・・・

それを感じ 知ることで

ますます今が喜びに

そして光にあふれます。

 

 

2015年 秋 

川口さんをお訪ねしてのブログを(その1~3)

お読みいただきありがとうございます。

 

また 季節がめぐり

お会いできることを願っています。

 

八木真由美 

 

 

 

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自然農 川口由一さんをお訪ねして 2015年 秋 その2  

2015年11月09日 | 自然農川口由一の世界

自然農 川口由一さんをお訪ねして その2です。 

 

 

 

陽ざしきらめく秋の日、

豊かな自然農田に続き

畑をご案内していただきました。

耕さず 虫たち 草草とともに

作物のいのちが 自然な姿で

かがやき息づいています。 

 

まずは水田の一角にある畑です。

こちらの畑は約2畝、

田んぼは1反3畝の広さがあるそうです。

                                                            

畝を高くして水はけをよくされています。 

また水田との境になる畔の幅を広くする(枕)

などの工夫をされ 今年の作付けは

キャベツ ナス  トマト スイカ 

玉ねぎ 葉ねぎ 金ごま 黒ごま

菜花 カリフラワー こぼれ種の大根

つるありインゲン サニーレタス イチゴ

・・・・・などだそうです。

いろんなお野菜が栽培できるのですね。

 

  

おのずからしからしむる 

いのちの営みに沿って

美しく手入れされた 川口さんの畑

 

お野菜たちを前に そっとたたずめば

こころよいしらべが聴こえてきます。

ともに奏であう 

いのちのしらべです。

 

 

 

秋の光をうけて やわらかに輝くキャベツ・・

 しばらくうっとりとながめさせていただきました。
 
 
キャベツがキャベツのいのちを
 
おのずから100%生きる
 
そして 他のいのちが
 
キャベツを100%生かす
 
絶妙な自然界です。

 

 

川口さんの畑が

こんなにも美しいのは 

なぜ・・

 

自然の美 と 人のあらわす美しい情緒が

一体となって奏でられているから・・

そんなふうに感じます。

 

種をおろす 苗を植える 

畝をととのえる

その時の心の彩りが

キャベツの姿となって

美しく並んでいるように

私にはみえます。 

 

 

 

   次は玉ねぎの苗と手前はイチゴですね。

気持ち良さそうです。

 

このような心地のいい畝や苗床で

私も育ってみたい・・。

なんだかたまねぎの苗になりたい~

と思ってしまうほど・・。

 

そう 人の育つ舞台も 宇宙自然界・・・

他のいのちに100%生かされ

わが命を100%生きる・・

同じだなぁ・・と。

 

 

 

昨年はお身体の静養をされていた川口さんですが

お元気になられ 田畑でのお仕事も

毎日楽しくされておられるとのことです。

 

 

 愛用の自転車で 畑にいらっしゃいました。

軽やかですね。 

 

 

ひと際美しく実っているなすびに見とれていましたら、

「もう これ最後のなすびですね。」

と言われてお土産にくださいました。

 

妙なる実 

地球の宝石 

宇宙のしずく 

そのような美味しさ

さわやかで 味わい深く

真にすこやかなり・・。

 

 

川口さんとのご縁をいただいている娘たちにも

ちひろさんはニラが好きだったですね、

まりなちゃんには畔豆を・・・・と

お土産にいただきました。

ありがとうございます。

 

心もからだも 喜ぶ

自然農の作物です。

 

 

↑  こちらは 田んぼから離れたところにある畑です。

お野菜 果樹 草木 

お花の彩りもやさしく 

秋の日差しにかがやいています。

 

そのやわらかな畑に立たせていただき

なんだか妖精になったような気持ち。

 

この続きは次回  

その3.につづきます。

お楽しみに。♪

 

 

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自然農 川口由一さんをお訪ねして 2015年 秋 その1  

2015年11月01日 | 自然農川口由一の世界

 

 10月 川口さんに自然農の田畑をご案内していだきました。

水色の空も 田畑も にこやかな川口さんも とても素敵でしたので

今回は写真を大きくアップさせていただいてみます。

いかがでしょうか。♪

 

まずは自然農田の様子です。

茎も穂も ほんとうに美しくて立派でした。

自然のいのちのめぐりが育てたお米の清々しさに感動です。

 

 

今年は50㎝×50㎝の間隔で 田植えをされたそうです。

一本植えされた苗が 伸びやかに すこやかに輝いています。

条間に入られての夏草刈も 適期的確にされておられ

なかには60本~に分けつする稲もあるそうです。

豊かにして清らかというのは 

このような姿なのだなぁという印象を深く持ちました。

 

こちらは ノギのある古代米の赤米。

 

そしてもち米の緑米の前で記念に写していただきました。

 

緑米も立派に育っていました。 

自然農の緑米でつくったお餅は とっても美味しいです。

うるち米と混ぜて炊いても モチモチしてこれからの季節にうれしいです。

 

 

 

豊かな実りを前に うれしそうな川口さんです。

耕さず 虫たち草草と仲よく 

自然農 40年 ・・。

 

これまでのいのちの歴史を 

そのいとなみのすべてをめぐみとされる・・

そのような在り方 生き方を 自然農の田畑においても見せて頂きました。

 

「今年はこれまで以上に 稲の立場に立つことができました。」とのお話しから、

自然に沿うことで得られる大いなる実りを実感させていただきました。

 

 

川口さんの田んぼには その他に「香り米」「黒米」も育っており

とても豊かな気持ちになります。

 

 

   

自然農は 

耕さず 虫や草草とともに 

持ちこまず 持ち出さず  

手作業で栽培する 自然に沿った農 

 

それは人の考えた農法ではなく

自然界の理に気がつかれた川口さんが実践され

指し示してくださっている「おのずからしからしむるいのちの農」。

 

ところでこの地球のめぐみをもらうことのできる知恵は誰もが授かっており

宇宙自然界の理に目を向け この星の豊かさに信を置き

いのちの世界を悟り知り  実践することができたなら 

私たちはそれらを手にすることができる 

そのようなすばらしい星に生きているということですね。 

 

 

(その2に 続きます。) 

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