自然農のつどい一月の定例会では、参加者のみなさんと冬の畑を味わいました。
畑では、
きゃべつもえんどうも、
人参も大根も、
天然自然のいとなみに育ち、育てられ、静かに美しい氣を放っていました。
人参の収穫時、
「どこに人参があるのかわからないですね、ここにあるのですか。」とつぶやくような問いかけに
「自然農の畑では草草や虫たちとともにお野菜も育っているんですよ。
よ~く見てくださいね。そのうち自然に見えてくるようになりますよ。」
とお伝えしました。
次々と収穫がすすむうちに、
「本当にここにあるのですね。すごいなぁ。」と
不思議さも感動に変わり、嬉々とされる姿にうれしくなりました。
東北での被災後、岡山に移住された御家族も数組おられます。
みなさんとても熱心です。
自然に沿った生き方を見つめながら、
安心ですこやかな暮しを自分たちの手で一からつくってゆくことが、
誰にとっても本当の幸いへと続く道であればいいなと思います。
畑斜面の落ち葉と草草。 みんなが歩く足元に冬の色がやさしく映ります。
地球は美しい星です。その美しさのままに私たちも生きてゆきたいです。
そして、はじめて自然農の田畑を訪れる方々にとって、
心に映るものが、
この星の美しさ、豊かさであったらいいなと願っています。