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10kg釜メンテナンス後の初焙煎

向かって左が1回目、右が2回目


昨日ブログで注文しているナッツがまだ入荷しないので待っているという記事を書きましたが、午後になって届きました。今朝は、早速メンテナンスが終わった10kg釜で焙煎をしました。空炊きから釜の余熱まで何も問題は発生しませんでした。問題は、ドラムの中に商品を入れてからのドラムの内圧に寄るひずみになります。カシューナッツ投入後、予定していた隙間の間で元気にドラムは回転し続けてくれました。1回目終了し二回目の焙煎をしましたが、温度が釜全体に回ると予定していた隙間がほとんどなくなり、少し負担がかかっているようにも感じられましたが無事終了できました。焙煎中のドラムの隙間からこぼれ落ちた商品はなくて良い状態でした。今回の焙煎は10kg釜の中に5kgの商品投入になりましたので、負担が少なくできたと思います。久しぶりに火を入れた釜でしたが、やはり鋳物の質の良さ(保温力が高くてじんわり温かな感じを持ちます)と、まろやかな火力を発生するバーナーとの組み合わせはすばらしいと感じます。今後はコーヒー豆を焙煎する予定ですが、10kg釜導入時点では炭火焙煎ではなかったのです・・・でも今は炭火焙煎という看板を掲げているのですが、10kg釜では炭火は出来ませんので、今後の商品構成をどのようにしていくか考えないといけません。僕が炭火を使い始めて理由は、当時使っていた焙煎機の材質とガスバーナーの火力では味のふくらみが乏しいと感じたからなのです。でも、ヴィンテージである10kg釜の質の良い鋳物と、柔らかな火力を作り出すガスバーナーならば良い豆が焼けます。僕は三台の焙煎機を使っていますが、すべて鋳物の質(保温力や感触)とガスバーナーのつくりが違いますので、はっきりと出来上がりの違いを実感しています。今日は久しぶりの10kg釜の火入れでしたのでぐったりと疲れました。出来上がったナッツの写真は向かって左が一回目で右が二回目となります。ややダンパーの操作を変えたりしていますし、1回目と二回目では釜の余熱保温力にも違いが出ています。いろんなことを組み合わせて考え、二回目は表面の色合いを少し薄いぐらいで仕上げています。双方を食べ比べると香りや歯ごたえや風味に少し違いを感じるので、一釜と二釜とをブレンドして販売をします。





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