ドアの向こう

日々のメモ書き 

冬が着る

2011-02-09 | こころ模様

  つかのま 白い条を引くように みぞれが降った

   淡雪の 円かなしずく     

 

 

  庭のチョコレートケーキに 粉砂糖をふりかけて   
   ジャーマンアイリスの芽が首をすくめる
    春寒し… 

   春が立って後の寒さを 「春寒料峭シュンカンリョウショウ」 と言うのだって
   春の風が肌寒いさま   峭はきびしいの意。 

                  -☆-

  歩きながら晶子の歌が 耳にささやく

  きのう  万葉講座で清川先生が引いてくださった 

     冬が穿く沓クツかと見れば嘴ハシ太き からすなりけり落葉の林…

   歌は午後の晴れ間をぬうように 頭のなかをくりかえし流れた

  教室では思い出せなかったけれど 「しあわせの栞」 清川 妙著 (主婦と生活社)の 第3章 暮らしのプロムナードで知っていた。 夥しい付箋の林を分けいるといつもこころが踊る。  徒然草の近刊も楽しみになる。

 

   公園のまあるい木の実が コロコロと  
     すかさず拾って持ち帰った

 

      


 鈴懸の実  
    別名 プラタナス 釦の木   幹は迷彩柄で

 

 丈夫な糸に繋がれてボタンと落ちてきた  やっぱり釦

   冬が着る…   コートの大きな釦でしょう 
     4㎝もある大玉の 
       

 

 

 

コメント (2)
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