つかのま 白い条を引くように みぞれが降った
淡雪の 円かなしずく
庭のチョコレートケーキに 粉砂糖をふりかけて
ジャーマンアイリスの芽が首をすくめる
春寒し…
春が立って後の寒さを 「春寒料峭シュンカンリョウショウ」 と言うのだって
春の風が肌寒いさま 峭はきびしいの意。
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歩きながら晶子の歌が 耳にささやく
きのう 万葉講座で清川先生が引いてくださった
冬が穿く沓クツかと見れば嘴ハシ太き からすなりけり落葉の林…
歌は午後の晴れ間をぬうように 頭のなかをくりかえし流れた
教室では思い出せなかったけれど 「しあわせの栞」 清川 妙著 (主婦と生活社)の 第3章 暮らしのプロムナードで知っていた。 夥しい付箋の林を分けいるといつもこころが踊る。 徒然草の近刊も楽しみになる。
公園のまあるい木の実が コロコロと
すかさず拾って持ち帰った
鈴懸の実
別名 プラタナス 釦の木 幹は迷彩柄で
丈夫な糸に繋がれてボタンと落ちてきた やっぱり釦
冬が着る… コートの大きな釦でしょう
4㎝もある大玉の