別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

よき友

2011-05-27 | こころ模様

     心からよき友をかんじることほど
    その瞬間ほど
    ぴつたりと心の合つたときほど
    私の心を温めてくれるものはない
    友も私も苦しみつかれてゐる
    よいことも悪いことも知りつくしてゐる
    それでゐて心がかち合ふときほど嬉しいときはない
    まづしい晩食の卓をともにするとき
    自分は年甲斐もなく涙ぐむ
    いひしれない愛情が湧く
    この心持だけはとつておきたくなる
    永く 心にとつておきたくなる

           よき友とともに   室生犀星

                   

    

      
     近きより  又  あるときは遠くより  
 
      よき友を得るしあわせ

       (すこしの間  パソコンから 離れます)

 

 

 

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