ドアの向こう

日々のメモ書き 

どんな…

2011-08-15 | こころ模様

  のこされた手紙を 読みかえす
   顔も思いだせないけれど
    いくつになっても 父が恋しい

 

    
   葉書だけで 想像する
   肉声を聴くような気がして なんどでも読む      

   ほんとうは  どんな声で話したの
   年をとったお父さんは  どんな匂い? 
    どんな貌  どんな性格…

    どんな趣味を持って
   
    困ったときは  どんなアドバイスして
     怠けていたら  どんな風に叱るの    
  
    

    父を奪った戦争を ぜったい許さない
       
      お骨もない  遺品もない  思い出もない
     
    わたしは  戦争を憎む

           
     

 

 

 

コメント (2)
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