先日の桑の木は此処でみつけた
蔦に覆われる体育館 蒲鉾型の屋根
生徒が増えて移転した と
桑は見あげる高さで 入口付近に5,6本
グランドの周りにも ところどころ見えた
細長いベリーのような実が熟すと 赤黒くなって落ちている
桑の実を口のうつろに落す音 虚子
口に放り込んで食べた記憶 トゲトゲが触る 甘酸っぱい味がした
汚れた硝子窓に廊下の棚がみえ セピア色の紙束がいくつも立てかけてある
暮れなずむ校舎は ひっそりと郷愁を誘った