ストラディヴァリウス・サミット・コンサート2013 (大宮ソニックシティ)
演奏 ベルリン・フィルハーモニック・ストラディヴァリ・ソロイスツ
世界最高峰ベルリン・フィルのトップ・メンバーによる至極の響き。
幻の名器 ヴィオラ「マーラー」をはじめ、 11台のストラディヴァリウスが集結! とあった。
緊張感のある 素晴らしい演奏だった。
300年の時をこえて響く、 たとえようもなく澄んだ音色。 楽しげに弾いている。
モーツァルト:ディヴェルティメント へ長調 KV.138
J.S.バッハ :2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調BWV.1043
フンメル :ヴィオラのための幻想曲 ト短調 作品94
バルトーク :ルーマニア民族舞曲
バーバー:弦楽のためのアダージョ 作品11
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナーデ ハ長調 作品48
アンコール
グリーグ 組曲 「ホルベアの時代より」 作品40
ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲「四季より」冬
モーツアルト セレナーデ第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
終わりは流ちょうな日本語で結ばれた。
ソニックの演奏会を最後に名器は返される。
どれだけの人の涙と汗がしみ込んでいることだろう。 演奏家も別れがたいのだと思った。 11台のストラディヴァリウスを高く捧げ見せてくれる。 スタイルの良い楽器をかたずをのんでみつめる。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、 チェンバロ… それらの音が、旋風のように起こった。 響き合い、 ふるえる。 無上の幸せだった。