我が園に梅の花散るひさかたの 天(あめ)より雪の流れ来るかも 巻5 822
はらはらと 落ちてくる白いものは 花だろうか
花ではなくて雪なのだろうか… 万葉集の大好きな歌だ。
まだまだ雪が残っている。
北浦和公園を覗いてみると
あちこちに折れた枝が横たわっている
若い枝や古木など たくさん積まれていた
椎の木も 梅も
これほど雪の被害に出会ったことはなかった。
雪の色を奪ひて咲ける梅の花 今盛りなり見む人もがも 巻5 850
まことに… 雪の色を奪ったかのような 真っ白な花
公園の奥で きょうは観る人もいない
多くの蕾を散らし 梅の木もあはれ…