新宿 フルーツパーラーの窓から (2月28日
孫娘とデート…
愛らしくうつくしい苺のパフェが運ばれてきて 胸が高鳴る
気もそぞろで
たいせつにゆっくり味わいながら 無口になった
ジューシーな とちおとめが甘く香って ほおがゆるむ
幾重にもかさなる層が
少しずつまじりあい儚く 崩れてゆくのを見守った
バニラアイスとシャーベットの絡み合い
クランチの歯触りと トロトロジェルの淡い夢
カラメルソースのほろ苦さも
こっくりと深く 印象に残ったね
門出を祝う弥生の空も ちょっと震える