大宮フィルハーモニー管弦楽団 第34回定期演奏会
さいたま市文化センター
指揮 石毛 保彦 トロンボーン 宮下信子
・ムソルグスキー: 交響詩 「禿山の一夜」
・ダヴィッド: トロンボーン協奏曲変ホ長調Op.4
トロンボーン 宮下 宣子
アンコール F.クライスラー 美しきロズマリン
・チャイコフスキー: 交響曲第6番ロ短調Op.74 「悲愴」
アンコール P.I.チャイコフスキー「祈り」
(組曲第4番ト長調 作品61<モーツアルティアーナ>第3曲)
発表によれば 来場1,236名。 大ホールに こころをこめた一音一音が響いた。
壇上には 縁戚のM君夫妻もいる。 遠く離れても、 ひたすら練習を続けてきた。 忙しい仕事の合間に、 励まし合い技術を高めて臨んだのだろう。
演奏家は 訓練と言いたいほどの努力をしている。 そのすがたは胸を打つ。
音のシャワーは心地よい。 重なり合い響き合う。 ハーモニーにのせて さまざまな絵が浮かぶ、 生きる喜びも湧いてくる。 終曲の かすかな音が消えるまで見守り、聞きいった。 演奏家と聴衆が一つになる瞬間をたのしんだ。
清々しい音色や激しい音の リズムやテンポ。 慟哭や沈黙… 聴きながら 呼吸を合わせ感情を盛りあげる。 神々しい音はいつまでもこころに残った。