栗一粒秋三界を蔵しけり 寅彦
栗のつや落ちしばかりの光なる 犀星
無口になって皮をむき 栗ご飯のしたくをする。 一粒の重みと 丸みを帯びたかたちを 掌にのこして、 今年三度目の栗飯
栗飯のまつたき栗にめぐりあふ 草城
栗は 三界をしまっていて ジンジクした 全き味がする。
故郷の栗の木、 栗食めば まして偲はゆ…
※ テンプレートの魚は 秋刀魚らしい。 沼のクチボソに見立てましたが 茶系ばかりでなんだかさみしいですね。
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最近リニューアルされて、雰囲気をかえて魅力も増しています。文字どおり、朝飯前のblogを書いて、ご本になったのでしたね。おめでとうございます。 三界を蔵し、充実の味、月草さんは、お料理の腕もすばらしいですね。お宅に栗の樹が何本もあるのでしょう。うらやましいこと。
大好きな栗、山ほどある時は、一煮立ちさせて中の虫を・・してから、冷凍保存しています。 シフォンケーキにしようかなと思ったり。 忘れた頃に食べます。
そうですか 栗は秋三界を蔵し ですか
難しい言葉ですね^^
私も今年は 渋皮煮を何度もつくりました。
ロールケーキにしたり アイスクリームに添えたりと大好きです
そんなに好きならと 夫が山道で拾ってきます^^
両ポケットから 小さな栗がごろごろ出てきます
皮をむき 栗ごはんにしました。
夫は 普段はまったくいただかいない栗ですが 自分が拾ってきた栗は 違うお味のようです^^
やはり三界を蔵し でしょうか
いろいろありましたけれど、書くために調べ、自分の記憶に残る。積み重ねた月日がはっきり確かめられて良かったかしらと、思い直します。
沼の雰囲気にぴったりですよね。本当はそのように思いました。サンマとあったので、驚きましたが。soraさんが誉めてくださるなら、このまま暫く続けましょう。soraさんの想像力がすてき!
いつもありがとうございます。
麻薬うてば十三夜月遁走す 波郷
しみじみと栗名月をご覧になったboa!さん、波郷の句は? 名残の月を茶化すような ユーモアでしょうか。
「口にするまで少々手ごわい」手間のおかげで美味しくいただけます。大所帯で過ごした母は、皮むきも半端でなく、終いに口がつかれて、と。
無意識に、歯を食いしばっているらしいのです。
風生の句もありがとうございます。木の実は見過ごせない。橿原神宮では、マテバシイの立派な実を拾ってきました。 実の方から飛び込んでくるという感じで、誰も気づかないうちに探せます。
これくらいしか自慢できません。
池大雅「十便帖」から「耕便図」に boa!さんを思いました。自然に囲まれる豊かなくらし、家の近くに田畑がある。地産地消も、ご自分の手で育てられるなんてすばらしいですね。boa!さん なにもかもすてきです。
このたびの、テンプレートは、あなたの優しさや枠の無い(少ない)自由さや、沼とか水にも関わるタイトルにも相応しいと感じられました。
個人的にテンプレートとして好きなものの一つです。
寂しさよりも読んでいる私たちに、何か豊かなh広がりのある想像力をも促されるようなそんな想いもしました。淡い彩りも加わると綺麗な感じが増すとはおもいますけれど…!?
後の月にお供えをして、わが家でも栗ご飯でした。別所の秋も次第に深まり、詩人蛙さんも、ますます情感ゆたかに森羅万象と存問を通わせていらっしゃいますね。
富安風生に よろこべばしきりに落つる木の実かな
という句がありますが、蛙さんを思います。
私のほうは、秋耕や醜草土にくつがえる 高浜年尾
春野菜のための準備をはじめました。命の循環などと柄にもないことを思いながら鍬をふるっています。