ドアの向こう

日々のメモ書き 

椿落つ

2010-03-08 | こころ模様

                 
    ほったりと思ひあまれば地に紅く落ちて音する椿なりけり  白秋
    
    罪障のごとしその根の落椿        多佳子
    
花弁の肉やはらかに落椿         蛇笏

             -☆-
        
    ・侘助にちょうど陽がさして それだけで胸はいっぱいになる
  
    ・旅先から戻ると  春の蝶のように一冊の本が待っていた
     Sさんの 初めての詩集… 
      こころからしみ出てくる一滴が 詩になった

    ・弟から FAXがとどいた   
          だいじな七原則だって
     ① Walking せよ
     ② 新聞を声を出して読む
     ③ 料理をつくる
     ④ 社会と交わる
     ⑤ 電車・バスで出かける
     ⑥ 日記をつける        
     ⑦ 恋をする
                        
                    
      

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2 コメント

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思ひあまりて (ふくら雀)
2010-03-09 14:15:32


素敵な短歌と句が一段と落ち椿の風情を引き立てていますね。これぞ蛙浄土。美しいが上にも美しい。その通りと詩たちの力量に頭がさがります。

足の踏み場もない落ち椿です。寺田虎彦の落ち椿の方向性の確率論争を思い出します。佃煮ができそうというのがわが主の感想。

素敵な弟さんですね。七原則中⑦は、何も対象が生身の人間でなくてもよさそうですから、②を除いて一応OKのようです。
いま、お地蔵さんをくずになった土を哀れんで生産中の休憩時間です。寒さよけに1杯いただいてまた再開します。
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浄土 ()
2010-03-09 21:48:51
 ふくら雀さん ありがとうございます。木の間よりもれくる陽射しは ちょうど落椿を捉えていました。偶然に感謝。居合わせたとき、感動してこれぞ浄土と思います。歌はほんとうに短いことばで言い尽くしていますね。

 「椿の…確率論争」着眼も楽しく、内容もおもしろそうですね。家の方ではまだ佃煮まではいきません。
  七原則、自戒を込めてどこかでメモしたようです。blogでお会いした方や、立原道造や… 恋する人は男女を問わず。いつも何かにときめいているということでしょう。
 寒さよけにココアどこだとサケんだのですね。蛙はココアです。
 やきものに恋するすずめさん ありがとうございました。  
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