ドアの向こう

日々のメモ書き 

雨上がり

2012-06-17 | 自然や花など

 アジサイを添えて 緑の沼がいちだんと美しい 
  福田平八郎の 「漣」 を思いながらじっとみつめていると
  幽かな風がきて、 縮緬皺のような小さな波ができた
  
  ふふふ  ふふふ・・・ つぎからつぎへ伝わって
   沼は微笑んだのにちがいない 

 

 遊歩道の蜀葵(タチアオイ) 

   蝶ひくし葵の花の低ければ    風生


     飛んだ!

  砂利の間にストローを挿して水を飲むナミアゲハ
 雨上がり    蝶のささやかな溜め井 

   

 


2 コメント

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二つ折のラブレター (ふくら雀)
2012-06-18 17:48:20
雨上がりの花の番地を探しあぐねて一休みといったところでしょうか。
少々キザでも岸田國士の訳がぴったりです。
なにで覚えたのかもう記憶も定かではありませんが、「二つ折りの恋文が花の番地を探している。」が気に入って、こういう情景を見ると必ず浮かんできます。

雨上がりのアンニュイも、どこかフランス風の香が漂っています。
雨の日曜日、日曜美術館で福田平八郎を楽しみました。あの色と形のモダンさは生来のものですね。真似ることはできません。
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花の番地 ()
2012-06-20 09:38:34
 恋文は大風に揉まれ今ごろつきました。ふくら雀さん お返事遅れて申し訳ありません。夕べは風の音でなかなか眠れませんでした。
 颱風の被害には心を痛めています。5号も近づいていますね。どうぞおだいじになさってください。

 雨上がりのアンニュイ… 伝わるでしょうか。細やかな心で捉えて頂きしあわせです。ありがとうございます。
 山種へ出かけたいと思いますが、間に合うでしょうか。行事がつづいています。
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