想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

紅梅が咲いてます

2011-04-17 12:54:07 | Weblog


森に戻ることを東京の知人や家族が心配して、よせば
いいのにと言い、止めても出かけるので心配で電話で
追いかけてくれます、ありがとう。
でも、原発への距離は近いけどやはり森は安らぎます。
東京で、情報だけの場所で感じる不安のほうが私には
大きい気がします。

梅の花が咲きました。
鹿児島紅梅とただの紅梅2本ともまだ幹が細いけれど
濃いピンクの花びらをつけて春を告げてくれてます。
れんぎょうも咲きかけています。

空色は、青に薄い膜がかかったようでゴロワーズの
パッケージの青。好きな色です。
真っ青ではなくやさしい青を背景に紅梅が映えています。

ひっそりとした森へ木の芽取りの村人は今年も現れたようで…。
誰が食べるのかなあ…。出始めのタラの芽はきれいに
摘まれていました。どうぞ、どうぞ、ですが…少し心配。

心配性のうさこは今年、ハーブの畑を作る予定でしたが
まだ原発が不安定なので中止しました。
郡山で不安なまま稲の作付けを始めた農家のことを思う
と気の毒でならない。趣味の畑じゃなくて生業なんだ。

午後からカメが地盤が緩んで倒れかけた樹を植え直し始め
た。あちこちで傾いた樹があるので点検している。
普通の日常の仕事をすることでかえって疲れがとれる今。
物資運びをするのは単に運ぶということ以上に精神的な
疲れが残る。
被災した人の暗澹とした眼と向き合う時、共有せざるを
えない。気持ちはそのまま乗り移る。
カメはやさしい人なのですべて受け取ってしまうだろう。

誰かが言ってた、疲れきった時、悲しい時にがんばらない
のがとても大事だと。激励などいらないと。
がんばってと傷ついている今言われるのはキツイよね…、
ほんとうに。ずっと呆けていたいだろうなあ…。
神経を緩めるために、深呼吸。
マスクを外せればなあ…。

追記:ベイビーの手術の日程が医者の都合であと一ヶ月
も先になってしまってその間に進行しないか心配である。
カメが「いやー、その間に小さくなることもあるよ」と
言ってくれたのが救い。
そんな一喜一憂しているおっかあをよそにベイビーは
なんかくれーなんかくれーとつきまとって、いつもと同じ。
平穏無事の意味をしみじみ感じる昨今。




コメント
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