★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

洋種やまごぼう

2006-09-18 09:10:11 | 高原





洋種ヤマゴボウ(山ごぼう科)


別名をアメリカ・ヤマゴボウとも呼ばれています。

北米原産で、明治初年に観賞用に輸入された植物だそうですが、

最近野生化して、里の道端や原野でも見られる植物です。

開花したばかりの頃は四方八方に花枝を広げ白い花を咲かせています。

結実して直ぐは、ご覧のような美しいピンクの茎に色変わりしますので

原野に在っても目立ちます。

さらに季節が進むと実が黒く熟して、重みで垂れ下がっています。

実の液果(汁)はインクの代用等着色に使われた時期もあったそうですヨ。







ハバヤマボクチ

2006-09-13 07:03:57 | 高原


ハバヤマボクチ(キク科)


信州は昨日から雨です

残暑から一転して朝晩は涼しさを通り越して寒ささえ感じる様になりました

薄手のセーターや上着を着て丁度良い気候です

涼しさが増すと高原では段々キク科の植物が増えてきます

良く山岳写真などでドライフラワー状態のハバヤマボクチが

冬の枯野の演出に使われているのを目にしますネ

ハバヤマボクチは咲き始めはこんな神秘的な姿をしています







トネアザミ(キク科)

お気付きでしょうか?

このアザミはうつむきに咲いていますネ

先日、野アザミをご紹介していますのでクリックして風情の違いをご覧下さい

トネアザミは八島湿原の駐車場から湿原に入ってすぐのあたりで見られます

名札がついていますので直ぐにわかります

この時期は気をつけてみると花の付き方が違う色んな種類のアザミが見られますヨ

★ 野アザミ






八ヶ岳と蕎麦畑

2006-09-10 07:24:15 | 高原




このところ数日信州は残暑の厳しい日が続いております

八ヶ岳はどんな様相をしているのか昨日午後に見回りに出かけて見ました

山岳のお天気は変わりやすく八ヶ岳(阿弥陀岳)は雲に隠れていたのですが

時間と共に徐々に姿を見せ始めました

広々とした農場の芝生は時々フリーマーケットで賑わいますが

夏が過ぎて人影もまばらで閑散としているので普段よりいっそう広く感じられます







ふもとの蕎麦畑

広大な八ヶ岳の裾野では蕎麦の畑があちらこちらで見られます

実りの時期を迎えて畑は真っ白ではなく大分黒ずんで参りましたが

写真にマウスオンしてご覧下さい

開花時の蕎麦の花が見られますヨ

新そばが食べられるのも間もなくでトテモ楽しみです

草 紅 葉

2006-09-06 08:55:28 | 高原


ヤブジラミ(セリ科)





アキノキリンソウ(キク科)




信州は朝晩めっきり涼しさを増して高原では早い草紅葉が始まっています

紅葉している写真の上にマウスを置いてご覧下さい

盛夏時の花の様子が見られます







白山風露(フウロソウ科)







タカトウダイ(トウダイグサ科)

霧が峰・八島湿原

2006-09-01 08:21:43 | 高原




今日から9月ですネ

こちらは朝から静かに雨が降っています

一雨ごとに季節が進んで行きますネ

信州の高原は訪れる人が激減して涼風に揺られてススキの穂が秋を物語っています

八島湿原も夏の草花から秋の草花に変わりつつあります

湿原に敷かれた木道の池の側には湿原の植物が繁茂し丘陵側には草原の植物が見る事が出来

湿原に敷かれた木道を一周するとかなり沢山の植物が見られます

池の周りに見える白い花は湿原でも丘でも両方で見られるノリウツギ(ユキノシタ科)です










アキノキリンソウ(キク科)

穂状に菊の花に似た花をつけるアキノキリンソウが群生し始めると高原は秋の風情が増します

後方に咲いているピンクの花は白山フウロ草(風露草)です









ヤマハハコ(キク科)





イワショウブ(ユリ科)

霧が峰の八島湿原には良く見られる可憐な花です





ママコノシリヌグイ(タデ科)

茎に逆さの棘が沢山出ていてお尻を拭かれたらさぞ痛いでしょうネ

可愛い花ですのに茎の棘のために可哀想な命名です




ガーデンの花

2006-08-30 08:24:41 | 高原




カントリーキッチンのガーデンではスロープにカサブランカが満開しています

香りにつられてスロープに降りてみるとアルカネットや姫トリトマも咲いていますヨ





アルカネット(ムラサキ科)

スロープ一面に群生している様子が「忘れな草」にそっくりです

近付いてみますと花芯部分や花弁の印象が微妙に違います

サイトでお尋ねしてアルカネットであると教えて頂きました

★ 忘れな草









姫トリトマ(ユリ科)

普通花壇に植えられていますトリトマのミニでトテモ愛らしい姿で咲いていました

真っ赤な木の実

2006-08-25 08:33:05 | 高原








八ヶ岳の林のふちで真っ赤に色付いた木の実を見つけました

近寄って見ましたらミヤマシグレ(スイカズラ科)の実です

梅雨の頃ごく小さな花を咲かせていたはずですが気付きませんでした

秋深くなると葉が真っ赤に紅葉して実は熟して黒く変身します

「シブレ」というのはガマズミ・ズミなどの通称名のようですが

ミヤマシブレが訛ってミヤマシグレになったという説が一般的です

サイトでミヤマシグレのお花を見せていただいてください









木 蔭

2006-08-12 08:17:13 | 高原




久しぶりに仰ぎ見る夏の八ヶ岳です

街の喧騒をのがれ、さすような強い日差しを避けて

八ヶ岳山麓の木蔭の散歩道に入れば高原の涼風が心地よいです

八ヶ岳ズームラインのナナカマドはもう赤く色付いていますヨ

ナナカマドは道路両側の街路樹になっていますが赤い木の実が見えますか?

秋が其処まで来ている気配ですネ








百合園に通じる散歩道にも沢山の百合が植えられています

白樺の深緑が織り成す木蔭には未だ大分百合の残花が見られます

散歩道の延長線上の木蔭にオープンテラスがあって一休み・・・

つかの間の夏の楽しみです









霧が峰のお花畑(2)

2006-07-30 07:37:32 | 高原



ユウスゲ・キスゲ(ユリ科)

オレンジ色のニッコウキスゲが満開の霧ヶ峰に時々レモンイエロー色したユウスゲが咲いています

ニッコウキスゲが昼間咲いて一日花なのに比べて夕刻(午後)から咲き、朝にはしぼむはかない花です

そういえば夕方から咲くと言われている宵待ち草の花の色に似ていますヨ







野あざみ(キク科)

葉や棘・分茎の状態で細分化され霧ヶ峰の草原には沢山の種類のアザミが咲いています

写真のアザミは一番良く見られる花の総苞(花の付根)を触ってみると粘着性のある野アザミです






紅輪花(キク科)

草原に風に揺れて花びらが下向きに咲いている可憐な植物です

写真もゆれていてスミマセン






マツモトセンノウ(ナデシコ科)

一際目立って鮮やかな色で咲いている花は近付いてみるとマツモトセンノウでした

園芸品種の種が運ばれて開花したのでしょうか?







四葉ヒヨドリ(キク科)

草原に群生して何処でも見られます

一見フジバカマに似ていますが霧が峰に咲いている植物は殆どが4枚の葉が茎を囲んでいる

四葉ヒヨドリです

ヒヨドリが鳴くころ咲く花であることからこの名が付いているそうです






ヤナギラン

以前裏庭に咲くヤナギランをご紹介しました

今、霧が峰の草原で涼風に絶え間なく揺れ動くヤナギランの群生が見られます

白い花は上でご紹介した四つ葉ヒヨドリです


★ 裏庭のヤナギラン