★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

ロックガーデンの花(8)  姫リュウキンカとスミレ他

2006-03-31 07:32:22 | 季節の花




お彼岸が過ぎましたのに信州は冬に逆戻りして昨日は雪が舞いました

山岳地帯はかなり積雪があり山々はまたまた雪化粧です

今朝は晴れ晴れと良いお天気ですが気温は零下になって冬に逆戻りしてしまいました

そんな中、ロックガーデンの姫リュウキンカとスミレが一斉に咲いてお花畑になっています

突然変異でしょうか中には白い姫リュウキンカも見られます

ロックガーデンで見るスミレは他の花が小さいのでとても大きく見えます

この室内は空調だけで温度をかけていないそうですが外気の低温から守られて

どの花も生き生きと春を謳歌しています








姫石楠花も満開で今が見ごろです

八ヶ岳でも6月~7月に見られます 白花もありますヨ











以前ご紹介しました「丹頂草」を別名岩ヤツデと呼ぶそうです

花が先に咲いてしばらくしてヤツデに似た葉が出てきます

このヤツデに似た葉が出る事から岩ヤツデの別名があるようです

最近花屋さんでも鉢植えで売られているのを見かけますネ

先に丹頂草と一緒にblogしました同じユキノシタ科の「石割草」にも似ている花姿です

くちなしの花

2006-03-30 08:21:44 | 季節の花












クチナシの花は歌にもなってヒットしましたネ

我が家に八重咲きのクチナシがあって梅雨開けに開花した花は周囲に甘い良い香りを漂わせます

秋にオレンジ色のツクバネのような実がなるとばかり思っていました

ところが花が終わった後、何年経っても少しも実がなる様子がありません

八重咲きのクチナシには実がならないことをサイトで調べて知りました

一重咲きの実のなるクチナシを探していましたら今年は早々花屋さんで見つけました

一重のクチナシの花は八重咲きに比べて地味ですが楚々とした美しさがあります

今年はこれでクチナシの実が収穫できます

クチナシの実はサフランの雌しべと同じに染色に使われますが

私は信州で沢山採れますりんごのデザート、アップルパイの中身でおなじみの

「りんごのシロップ煮」の薄い色の着色に使いたいと思っています

少し表皮が痛んだり、鮮度が落ちたりんごをシロップ煮して冷蔵庫で冷やしておきますと

とても良いデザートになります

また、シロップ煮を凍らしてシャーベットにする事も出来ます

今年の秋に収穫したクチナシの実でりんごのほんのりクリーム色のシャーベットや

またその昔、豊作を祝って作られたと言う「黄色いおこわ」にも挑戦したいと思っています









     昨年裏庭で咲いた八重咲きのクチナシ、蕾は白い薔薇のようで優雅そのものです





     友人宅で写した一重の花にだけなるクチナシの実



ロックガーデンの花(6)  一人静ほか

2006-03-29 08:31:31 | 季節の花



一人静・・・一人静は花穂が1本である事と

義経の恋人・静御前の名前に由来してつけられた名だそうですが

800年もの昔の悲恋を今に伝えて静かに咲いています




バイモ百合


ほっそりと華奢なバイモ百合がうつむいて咲いています 

カメラを上向けにして花の顔を覗いて見てみました








チオノドクサ



チオノドクサは球根植物ですが花の大きさは1cm足らずの小さな花です

シラーシべリカと共に神秘的な色と姿でロックガーデンを飾っています

チオノドクサはご覧のように何段にも花をつけ雄しべが黄色ですが

シラーシべリカは一枝一花で雄しべも青色で神秘的で妖精のイメージのする花です




シラーシべリカ


3月15日のロックガーデン春の花でシラーシべリカの群生の様子blogしています

小さな花の集合は花の魅力を倍化しますネ

花丈が7cmほどの小さな花ですが3倍ズームしましたので実物より大きく撮れました







ロックガーデンの花(5) 白花ヒマラヤユキノシタ他

2006-03-28 07:33:08 | 季節の花








ヒマラヤユキノシタは寒さに強いので信州でも良く庭植えされています

ピンクの花が大半で白色はあまり見かけません

花名はガビサンユキノシタの名札が立っていました







姫リュウキンカは沢山種類がありますネ  茎や葉の様子によって区分されています

花は一円玉程度の大きさです






クリサンセマム・アルピヌム・・・1cm位の小さな花はアルプスの代表的な高山ギクです








 
ふっき草・・・暖かい地方では庭先でも見かけられますが信州では一寸早めの開花ですネ

野草園に来た春

2006-03-27 08:29:04 | 季節の花








伊那にある野草園に春一番の花が咲き始めています

雪割草の可憐な花があちらこちらで見られますし

イワウチワ・ショウジョウバカマもピンクと白が咲いています

ピンクのショウジョウバカマは良く見かけますが白色は珍しいですヨ

湧き水のある湿原には先にご紹介したザゼンソウや水芭蕉も咲いています

信州にもやっと里に待ちわびた春がやってきました





白いショウジョウバカマは珍しいです







イワウチワ





水 芭 蕉

蕎麦屋さんの変わりメニュー

2006-03-26 07:37:19 | 思いつくまま








長野自動車道豊科インターを降りますとまず目に付くのは白鳥のモニュメントです

安曇野は白鳥と山葵・アルプスの山々・水が観光の目玉ですから・・・

一昨日現在で北帰行していない残留白鳥が700羽近く居ると表示されていました

アルプスはまだ真冬並みの雪化粧で寒い日が続いていますので

白鳥にとっては居心地が良いのかもしれませんネ

安曇野はアルプスの美味しい伏流水で有名ですが、お水が美味しければ美味しい物が出来ます

信州蕎麦もその一つで周辺には味自慢のお蕎麦屋さんが沢山あります

私も贔屓の蕎麦屋さんが何件かあるのですが

アートラインの山沿いにある「大梅」という蕎麦屋さんは

メニューに蕎麦屋に付物の天婦羅がありません

蕎麦のメニューも、もり・かけ・鴨つけ・鴨かけ の四種のみです

勿論十割蕎麦はありますヨ

他に「おまかせ」といわれているメニューがありますが

漬物や野菜のサラダ・野菜の煮物・自家製の燻製類等その時々で内容が違います

2・3人で囲める野菜料理ですが、私は時々「おまかせ」の一皿だけを注文する時があるほどファンです

おかみさんの手作りのお料理が色々味わえて一皿800円という安さです

季節のお野菜いっぱい頂いてヘルシーこの上ありません

お蕎麦と両方は食べきれませんので、お蕎麦屋さんに行って蕎麦を注文しない変な客しています

勿論蕎麦は手打ちで美味しい事この上なしです

夏場には長い列が出来ますヨ




           もりそば                           鴨つけ蕎麦
                                      熱々の鴨汁につけていただきます






  「おまかせ」メニュー 日替わりで内容が変わります 他に煮物鉢がつきます



園芸店に並ぶ初夏の花

2006-03-25 07:55:54 | 季節の花




信州は春とは名ばかりでお彼岸が過ぎても風が強く寒い冬のような日が続いています

それでも日中の陽ざしは大分強くなっては参りました

花屋さんの店頭にはもう常盤アジサイがステキな花を咲かせています

南西諸島・中国・フィリピンなどの路地に自生する常緑の亜熱帯性アジサイだそうです

葉が日本で普通に見かけるアジサイとちょっと違いますネ

アジサイを見ると春を通り越して初夏を感じます

山は雪化粧しているというのに・・・・








信州では石楠花は新緑がまぶしい初夏に華麗な花を咲かせますが園芸品種は早いですネ 

まだ遅霜が降りたりしますので庭に放すのは無理でしょうネ






                             


一輪草に良く似ていますが葉が少し違うようです

花丈は30cm位あります アネモネシルベストリアの名札がつけられていました






シラネアオイ

2006-03-24 07:41:29 | 季節の花




シラネアオイは雪解けの山中に一際輝いて咲く山野草の中では比較的大輪の花です

花びらのように見えるのは実はガク片でシラネアオイは無化弁の花なんですネ

雪解けを待ってシラネアオイに逢いたくて良く白馬山系に出かけました

何と私が良く出かける花屋さんにこのシラネアオイが鉢植えで販売されているではありませんか!

一科一属一種という日本の代表的な特産種だと聞き及んでいましたが

鉢植えで販売される時代になったのですネ

昔を懐かしんで春芙蓉・山芙蓉と呼ばれているシラネアオイの花が開花するまでを追って見ました

カーテンから薄日がさす縁側で、蕾から開花まで2週間程度かかりました

信州では夏の暑さを避けて半日陰で充分育つそうですから

咲き終わりました後は庭植えで育ててみます

























ロックガーデンの春の花(4)

2006-03-23 08:43:07 | 季節の花





春蘭・・・神秘的で高貴な風情を漂わせる春蘭は古くからめでたい花とされています

     先日東洋蘭展でご紹介しましたが山野に咲く春蘭の原種です







イカリソウ・・・樹下にいかりを下ろしたような花は古来から漢方薬として使われている

        強壮剤や止痛薬として今でも用いられています

        キバナイカリソウは信州の山野にも良く見られます







コメバツガザクラ・・・高山で何度か出会いました 地面に張り付くように咲く様子がとても愛らしいです

          花の大きさは小型のすずらん程です








アネモネブランダ・・・ピンク・ブルー・中間色もあり小さく美しい可憐な花です

こぶしの花

2006-03-22 07:27:46 | 季節の花








いけばなにしていたコブシの花が温かそうな皮を落として開花し始めました

近付くと良い香りがしています

信州でも桜の開花と共に山里でよく見かけます

満開のこぶしの花は何処か物悲しい雰囲気がただよいます

その昔壇ノ浦で敗れた平家の落ち武者が熊本の山奥に隠れ住んでいて

全山を覆うコブシの開花を源氏の白い旗と錯覚して自刃したと言う哀しい伝説のせいかも知れませんネ

一方で季節の変化を告げる暦の役割をしてきた花でもありますネ

東北ではコブシが咲いたからそろそろ田仕事に掛かろうかと

農村の人たちの春の作業の目安にもなっているそうですヨ