諏訪湖岸通りのカリン並木にはかりんが沢山なり始めました。
地元で砂糖漬けやジャムに加工するのはバラ科のマルメロ属・マルメロ種(本カリン)
あるいはスミルナ種(洋カリン)の洋梨型をしたカリンです。
5月に咲いていたマルメロの花。(スミルナ種)
現在、マルメロは親指と人差し指を丸めたくらいの大きさになって居ます。
もう少し成長すると袋掛けが行われて
晩秋の収穫時期まで実を見ることは出来ません。
マルメロの淡いピンクの花が結実するまでの様子をアニメにしてみました。
こちらはバラ科ボケ属のカリンの実です。
マルメロと比べると実の違いは一目瞭然です。
ボケ属のカリンの花はボケの花に似て見えますネ。
ボケ属のカリンの実になる様子もアニメにしてみました。
比較してご覧ください。
勿体ない事にボケ属のカリンは、薬用酒や良い香りがするので
香りの置物(インテリア)として利用される位で
当地では殆ど食用としては利用されて居ません。
左から、マルメロ(在来種)本カリン・真ん中・マルメロ(スミルナ種)・右カリン
スミルナ種のマルメロは洋カリンとも呼ばれている。
(ネットから借用)
リンゴ畑のリンゴの花が終わって
木々が緑で覆われています。
未だリンゴは、はっきりとは見えませんが、近付くと可愛いリンゴがなり始めています。
リンゴは花が咲いただけ すべて実にすると
実が多くなりすぎて 良いリンゴが出来ないので
1、摘蕾(てきらい) 樹に負担のない様にするため、余計な蕾を取除く。
2、摘花(てきか) 良いリンゴが出来る様に、開花と共に余計な花を取除く。
3、摘果(てきか) 全体の葉の数などを参考に最終の実の数を決める。
の作業が行われて、市販されている様な立派なリンゴに成長していきます。
リンゴの木に近付いて見ると、作業が行われたばかりなのでしょうか
省かれた花や蕾の花枝が見られます。
選ばれたリンゴ達は太陽の陽を燦燦と浴びて、
小さいながらも誇らしげに見えました。
何れどちらかが間引かれる?
こりんごはサクランボの様に沢山実を付けます。
味は今一で、観賞用。
ミツバチ寄せの役割が在る リンゴ畑の縁に植えられていた
赤い大きな花を咲かせていたメイボールにも実がなって居ました。
諏訪湖畔にはカリン並木がある事で知られていますが、
実は「マルメロ」の並木で、ジャムや砂糖漬けに利用されるのは、このマルメロです。
先月、kazuyoo60様がカリンの砂糖煮をblogアップしておられましたので
私も、初めてカリンの砂糖煮に挑戦してみました。
葉が落ちた現在のカリン
諏訪地方ではマルメロは実が落ちないうちに早く収穫されますが
沢山実ったカリンは放置されぱなしでカラスも見向きもしません。
固い実が舗道に転がるので
市の職員の方々が総動員で片付けて居られるのを見かけます。
諏訪に嫁して半世紀、
私は初めてカリンの砂糖煮に挑戦してみました。
赤い煮汁が綺麗でしたが,やはり実の固さはマルメロとは比にはなりません・・・
しかし、とても面白い体験をさせて頂きました。
鈴なりのカリン(11月末に撮影)
集めて処分されるカリンの実
頂いて来たカリン
砂糖煮したカリン(干すと砂糖漬けの保存食になる)
諏訪の郊外では台風の影響を受ける事なく、リンゴが真っ赤な実を沢山つけています。
被害の大きかった千曲川周辺も美味しいリンゴの産地です。
今年はリンゴが高価で口に入りづらいかもしれませんネ・・・
りんごをテーマーにした歌や詩は数多く在りますが
藤村の「初恋」も代表的なものだと思います。
偶然ですが、舟木一夫の歌う初恋のyouTubeを見つけました。
歌は第3章迄ですが、私は第4章が臨場感が在って最も好きです。
リンゴ畑の樹の下に おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと 問いたもうこそ恋しけれ
★ 画面中の(▶)をクリックすると何とも懐かしく初々しい
山口百恵と三浦友和の共演している画面が見られます。
(コマーシャルは右上の×印クリックすると消えます。)
舟木一夫 初恋
10年も前の事になりますが、パソコンで水彩画を描かれます
ミスター靖氏が可憐なリンゴの花を描き
画中に初恋の第4章を挿入した絵を送って下さっています。
その時の水彩画・初恋も是非ご覧ください。
塩尻・桔梗ヶ原から松本平を経て安曇野に向かうアルプス街道・
通称サラダ街道では様々な果物類・野菜・稲作畑が見られる道路です。
リンゴ畑と共に葡萄棚もあちらこちらで多く見られ
街道沿いでは葡萄酒も醸造されているので、葡萄酒用の種類も多く栽培されています。
最近は大粒の高級葡萄が多く栽培される様になり、葡萄棚は厳重に網で囲まれていて
以前程、簡易に写真を写させて頂ける場所が激減しましたが
街道沿いで、親しみのあるデラウエアやナイアガラの解放されたブドウ園で
写真を写させて頂く事に成功しました。
両種とも比較的小粒で価格もリーズナブル
このまま食べても、もちろん美味しいのですが
甘口の白ワインに加工される品種でもあります。
以前、ナイガラのスパークリングワインを紹介していますが
ナイアガラのフルーティな香りが強く、食前酒に適している印象を受けます。
ナイアガラ
デラウエア