★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

諏訪湖の水鳥

2022-11-11 09:14:20 | 水鳥


諏訪湖では日毎に渡り鳥の数が増えています。
渡り鳥は、例年殆ど同じ場所に飛来するのですが、凪ぎて居る日と風の強い日では
浮遊している場所が変わります。


ホシハジロの群れ


ホシハジロのツガイ


ホシハジロの♀

ホシハジロの♂

    
             2021.12.16写



ホシハジロの群れの手前に、カンムリカイツブリのカップルを見つけました。
カンムリカイツブリは岡谷側に多く渡来していますが
上諏訪温泉側では見かける頻度が少ないです。






冠カイツブリの雌雄の区別は難しいのですが、
ペアーで居る場合は襟飾り、冠羽が大きいのが♂だそうです。(ネットより)


♂でしょうか?


♀でしょうか?
11月13日(日)『ダーウィンが来た』で、冠カイツブリが放映されていました。
期限付きで画像が見られるでしょうか?


♂がいきなり羽ばたいて岡谷方面に飛び立ってしまいました。







首の白いオナガガモと手前はホシハジロ・後方の額が白い水鳥はオオバン

オカヨシガモ達

オカヨシガモ♂

オカヨシガモ♀


ヒドリガモが着水。


湖岸の小さな沼地になって居る場所は、毎年コガモが飛来します。
♀は尾羽の部分が美しい玉虫色なのですぐに判りますが、
8羽の集団ですが♂が見当たりません。
多分、現在はエクリプス状態なのでしょう。

コガモの♀

                   
         コガモ♂ 2021.12.16写


コガモの背に赤い不自然なものが写り込みました。


再度、カメラを向けて見ると、2組のアキアカネノのカップルでした。


湖岸公園の八重垣姫の『法性の兜』天辺に止まっているのはカワウです。
背中にはトンビも停まって居るのが見えますか?
トンビは翼を広げると2m近いですが、カワウの方が少し大型です。



浮島に集合しているカワウ

トンビ

トンビと何時も行動を共にしているカラスですが、
湖岸のカラスはクルミの実を拾っては車のタイヤが、
くるみの実を割ってくれるのを待っています。
自動車に轢かれそうになって居るカラスの姿を目撃すれば
目的が一目瞭然に判ります。
地元では、湖岸通りの車道を運転して居て、カラスを轢きそうになったり、
タイヤに違和感を感じた経験を持って居る人が多く居て
カラスの賢さは、つとに知れ渡って居ます。












始めて見るササゴイ

2022-06-29 07:24:27 | 水鳥


早々梅雨明けして暑い日が続いています。
諏訪湖岸に出ると湖からの風は涼しいのですが、
熱射が強いので、日陰に入りたくなります。
湖岸の木陰に近付くと、ゴイサギを少し小型にした様な野鳥が
時々、聞いたことのない奇妙な鳴き声を発しながら歩いています。









見た瞬間、公園で観察しているゴイサギとは明らかに違う事は判りました。
遠目、目の付近が黄く、腹部全体も黄色が多く感じられます。
写した写真をgoogleレンズで調べると即、ササゴイと出ました。



翼の上面は青藍色で、各羽の羽縁に白く縁取りがあり、
「笹の葉」の様に見えるので、この名前が付けられているとの解説です。
ゴイサギは主に夕方から夜間にかけて活動する野鳥なので
公園で営巣している時以外、日中に、湖岸の近辺で、
休んでいる姿を見た事が未だ一度もありません。
猛暑に出掛けて来て、ササゴイに出会えてラッキーでした❕








帰らないマガモたち

2022-06-05 10:25:51 | 水鳥


新緑と青い空に誘われて久しぶりに湖岸に出て見ました。
メタセコイヤのトンネルを吹き抜ける風の爽やかな事!
日中の気温が上昇しているので、諏訪湖の「菱」が大分繁茂して来ました。


あら~?
冬に諏訪湖で越冬していたマガモの一群が未だ居ます。
北に帰らず留鳥になる事にしたのでしょうか?




オス同士で喧嘩しています。
縄張り争いしているのでしょうか?
それとも♀争奪戦?
マガモの♂は3羽・マルガモの集団が5羽逗留しています。


マルガモとマガモの♂(頭部は構造色で紫色)


マルガモのツガイ?


1羽、色白で少し変わった面相のマルガモは
どう見てもマガモの種属に見えません。
羽繕いしている後頭部にはマルガモ特有の玉虫色が見えます。






マルガモ3羽(1羽構造色のマガモ)が舗道に上がって散歩しています。
人を警戒する様子は全く見られません。
諏訪湖には餌が充分にあって、北へ帰る必要が無いのでしょうか?
信州は避暑地ではありますが、
シベリア大陸とは気象の差があり過ぎでしょうに・・・。













アオサギの巣立ち

2022-05-30 08:58:26 | 水鳥


新緑の美しい季節になりました。
高島城公園内の回遊式庭園の池に、ニワフジがしな垂れて咲く頃が
アオサギが巣立つ目印です。


庭園の池にニワフジが咲き乱れています。



そろそろ幼鳥が見られるはずですが・・・
公園内の高い樹を見上げるとアオサギの幼鳥が木の天辺に立って居ます。
すぐそばをゴイサギが威嚇飛翔しているのでしょうか?
この樹は、ゴイサギとアオサギが一緒に営巣して居る場所です。
以前、アオサギとゴイサギノ営巣の様子をアップしています。
現在は葉が茂り、緑の中で巣の様子は全く見えませんが、
ゴイサギとアオサギの幼鳥の鳴き声がけたたましく聞こえています。


公園内を見回すと、居ました!
アオサギの幼鳥です。
姿は幼さが残って居ますが、ひどく強面で人を寄せ付けないど迫力があります。










近くで羽を広げるとさすがに大型です。


しばらく、松の枝に留まっていたのですが・・・
親鳥の鳴き声に促されるように飛び去りました。





花起こしの雨にボタン開花!

2022-04-28 08:52:52 | 水鳥


この処、菜種梅雨の様な日が続いています。
この花起こしの雨(菜種梅雨)につられて、
我が家の庭で牡丹第1号が開花を始めました。
雨が花芯に当たると、花の寿命が短くなるので気が気ではありません。


庭のボタンは、江戸後期から我が家の庭に植えられていると伝えられおり、
blogを始めて以来、例年この時期にはアップして居る常連の花です。
一番沢山花を付けた年は25輪でした。
大輪の牡丹なので、花が開花すると、普段の3倍もの面積に広がります。

                          2016.4.25写


牡丹は樹齢を重ねると、根元から脱皮する様にボク(木)を残して
傍らから若木が育って来ます。
脱皮して行く木(ボク)自体は、それなりに風雪に耐えた古木の印象があります。

                           2014.4.20写


新しい花芽は毎年、木(ボク)の上から成長していく植物です。
花起こしの雨の中で開花したボタンは雨が似合います。




諏訪湖岸の桜並木

2022-04-11 08:39:08 | 水鳥

高島城の桜は未だ3~5分咲きです。


湖岸の桜並木も未だ、3分咲と言ったところでしょうか。


今日は諏訪とすれば気温が上がって、日中は真夏日になりました。
湖岸には未だ北に帰らないカモ類が見られます。
渡り鳥のヒドリガモ・マガモ類は例年長居して居ます。



                              ヒドリガモ群
今年は、あまり見られなかった、冠カイツブリが
すっかり夏羽に変身して潜水している姿も見られました。
ミッキーマウスの様な冠毛や顎鬚(?)が、逞しい姿に変わって見えます。

冠カイツブリの夏羽の様子

                             2022.3.9写
以前ご紹介して居る、あの真っ白で美しいマルガモも
湖岸近くで遊泳して居ます。
一際色白なので、他のカモ達より目立ちます。



マルガモはマガモとカルガモの交雑種です。
諏訪湖では、それぞれに色んなDNAを受け継いだ
何種類かのマルガモを見る事が出来ます。



もしかしたらこの2匹はツガイなのかもしれません。
次の世代はどんなマルガモが誕生するのか・・・
興味津々で眺めてしまいました。





こちらは正真正銘のマガモです。
未だ、お相手が見つからないのでしょうか?
盛んに自己アピールをして居る様に見えます。









カワウの天下

2022-03-30 11:14:28 | 水鳥


渡り鳥が殆ど渡去して、カワウの天下になりました。
湖畔公園湖岸に6m近い八重垣姫が建立されて居ますが
この像は茅野市出身の彫刻作家・矢崎虎夫氏の作品です。
渡り鳥が殆ど見られなくなった今は、カワウが周辺を占拠して居ます。
周辺で見かけた渡り鳥はヒドリガモ・マガモ・マルガモです。
ヒドリガモは桜が咲く頃まで逗留して居ます。



マガモもマルガモも、一羽ずつ別々に行動しています。


マガモと留鳥のオオバン。(オオバンは渡る種も居ます)


頭部の玉虫色の場所から、マルガモであることが判ります。




お天気の良い湖岸ではツグミやキジバトも飛来します。
キジバトを追って居ると尾を上下する、
茶色いハクセキレイの様な野鳥が飛来しました。
眼の後ろに白黒の斑点が見られないのでタヒバリだと思います。
タヒバリは諏訪湖には冬鳥としてやって来ます。
まもなく北へ渡去して行く事でしょう。 

















長居して居たオカヨシガモ

2022-03-25 07:55:42 | 水鳥


諏訪湖岸近くのヤナギが芽吹いてきました。
お彼岸前にはオカヨシガモの群れが、未だ数羽滞在して居たのですが・・・
例年オカヨシガモは冬鳥として諏訪湖に飛来しています。
お彼岸が明けて、降雪の翌日湖岸に出て見ると・・・・
残念ながら1羽も見られません。



オカヨシガモは、殆どの時間を採餌の為、逆立ちして居るので
湖岸近くで逆立ちして居る水鳥の群れを目にすれば
オカヨシガモと思っても良い程です。


食性はイネ科の種や昆虫だそうですが・・・
湖底にイネ科の種が多くあるとは思えないので
多分、ユスリカの幼虫を主に採餌していると思われます。
諏訪湖では毎年、初夏にユスリカが大量発生します。
湖岸近いお宅では洗濯物が干せない程ユスリカの大群に見舞われます。




オカヨシガモのツガイ。


♂は着物の小紋柄の様な渋い模様で嘴は黒い。


♀は嘴が茶色。


♀が浮かび上がったと思ったら、再び逆立ちして居ます。


沢山捕食してユスリカの発生を少なくしてほしいです。


手前の黒い水鳥は留鳥のオオバンです。


オカヨシガモが去った後、オオバンが採餌して逆立ち姿をみせています。


沢山のユスリカの幼虫を食べて、大発生を抑えて欲しいです。



春うらら

2022-03-16 09:23:52 | 水鳥
今年の冬は、諏訪湖が全面結氷して御神渡りの期待が持たれた厳冬でしたが、
この処の気温の上昇で諏訪湖畔が一気に春めいてきました。
沖に見える集団はカワウたち。


冬鳥もかなり数を減らして、現在は比較的遅くまで滞在している
極、馴染みのカモ類しか見られませんが
カルガモとマガモのハーフ、マルガモにはちょっと興味をそそられます。
マルガモは面相にも個体差が在り、観察するとなかなか面白いです。


マガモのツガイ


マガモの♂


光線の加減で、頭部が紫色のマガモ。


色白でひときわ目立って居るマルガモの♀と思われます。



頬と胸が茶色い、マルガモの♀?


マルガモのツガイ。


頭部の緑色の部分に特徴があります。



頬の部分が斑。


マルガモのツガイ2組。



湖畔では遅く迄、ヒドリガモが滞在します。
芝生の若芽を食んでいるのでしょうか、陸地に上がって来て
採餌して居り、人を恐れません。










アオサギのコロニー

2022-03-11 09:39:59 | 水鳥
例年、桜の開花する頃、公園内でアオサギの巣造りが始まります。
アオサギが営巣する場所は5mは優に超える銀杏の木の天辺や
高い木の枝が茂って居る場所等です。
不思議な事に、アオサギのコロニー付近にはゴイサギも一緒に営巣します。
現在は至って静かで、コロニーは目立ちませんが
幼鳥が育ってくると木々の下は糞害・あたりは鳴き声の騒音で凄い事になります。
今年は寒冬で桜前線はかなり遅れていますが、もう子育てが始まって居ます。

     



例年一番のりの営巣は銀杏の木の天辺です。









こちらは、枝が混み合って居る木での、営巣が始まっている様子です。
大きな羽を上手に使いこなしている様子には驚きです。







枝上で既に抱卵して居るアオサギ。
現在は葉が茂って居ないので、営巣の様子が見えますが、
まもなく葉陰で、巣は全く見えず、幼鳥のけたたましい声のみが聞こえます。


例年、6月下旬頃には、公園の池で巣立ちの様子が見られます。


アオサギは、コロニーでは仲間と集団ですが、普段は殆ど群れる事が無く、
孤高の水鳥です。