★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

シロハギ(シロバナハギ)

2022-09-15 08:50:47 | 季節の花


高島城公園内の池の縁にシロバナハギ(マメ科)がしな垂れて咲いて居ます。
シロバナハギはミヤギノハギの変種で
葉の脇から長い総状花序を出し、白い蝶形の花を付けています。 







また回遊式庭園の石組みの間からは絶滅危惧種のオオアカバナ(アカバナ科) が
沢山の長い種子を付け、一部炸裂して種が飛散している様子も見られます。



             

これだけ沢山の種が何処かで根付けば、
絶滅危惧種でなくなるのもそう遠い話では無い気がします。


公園内は、ゴイサギやダイサギ・アオサギの幼鳥が巣立って久しく、
けたたましくうるさかった鳴き声は全く聞こえず、秋の静寂が漂って居ます。


気の早いサオトメカズラや野葡萄の実が色付き始めています。

ノブドウとサオトメカズラ

ノブドウ

コムラサキ(クマツヅラフジ科ムラサキシキブ属)


シロミノコムラサキ (クマツヅラ科ムラサキシキブ属))

イヌタデの群れ


アキアカネ(?)



アメリカオニアザミ

2022-09-13 09:45:17 | 季節の花



アザミは多種に分類されていて、正確な固有名前が判断し難い植物だと思います。
私の近くでは、ノハラアザミやノアザミ
八ケ岳に多く見られるヤツタカネアザミ等が見られます。
環境によっては、かなりの背高に成長しているアザミも見かけるのですが
今回出会ったアザミは見るからに恐ろしい棘が植物全体を覆って居り
草丈は1.5m~2m位もありました。
花の大きさは普通に見かけるアザミの花と変わらないのですが
花が種になって飛散しようとしている種毛の凄いのにビックリ!


以前、出会ったキバナムギナデシコにも勝るとも劣らない大きさなのです。
ネットで調べてみると、特徴が在るのでアメリカオニアザミとすぐに名が判明
しました。







恐ろしい事に生態系被害防止外来種 である事も判明して、
異常な種の出来方が頷けました。
皮肉にも、青い空に向かってキラキラと輝きながら種毛が飛散して行く様子は
綺麗に輝いて見えます。













諏訪湖オータム花火

2022-09-11 08:11:53 | 花火




サマーナイト・ファイアーフェスティバルで
今年の諏訪湖での打ち上げ花火は見納めかと思って居ましたら
東宝映画『百花』の公開を記念して諏訪湖オータム花火大会が行われています。







日程は下記の通りです。
ご覧の様に、スターマインも打ち上がります。
打ち上げ時間は20時30分から10分間だけですが
土日・祝祭日も含めて5日間打ち上げらる予定です。

9月9日(金)  9月10日(土) 9月17日(土)
9月23日(金)   9月24日(土)



百日草

2022-09-09 10:59:10 | 季節の花


この時期、何処でも見られる百日草、全然珍しく無いのですが
郊外の畑地の縁に植えられている百日草は背丈が1m以上もあります。
園芸種の百日草でしょうが、こんなに背高の百日草を見るのは初めてです。
花は背丈に養分を摂られるのか、公園で見る百日草より、少し小ぶりに感じます。









畑地は、家庭菜園らしく、ナスやパプリカなどが植えられていますが
百日草の垣根の背丈が高いので作物は良く見えません。
百日草にはイチモンジセセリやツマグロヒョウモンが吸蜜に飛来しています。
特に、イチモンジセセリは数多く、花に近付くと花から湧き出る様に飛び立ちます。








ツマグロヒョウモンの♂でしょうか?
翅が少し痛んでいます。


一瞬ですがシソの葉にツマグロヒョウモンの♀が飛来しました。


隣接している道端にはカタバミの自生地が在り
此方も近付くと一斉にヤマトシジミが飛び立ちます。
ヤマトシジミの飛んでいる時の翅は明らかに空色で美しいのですが・・・
葉に停まると翅を閉じてしまって・・・写真を写したくて根競べをしたのですが
開いた状態の翅を見せてもらう事が出来ませんでした。

2020.6.16(写)

アレチウリ

2022-09-06 16:10:09 | 季節の花


夏が終わりを告げる頃、いたるところにアレチウリが繁茂して
既存の植物を覆い隠している様子が見られます。
河川沿いのニセアカシアの幼木全体をアレチウリが覆い尽しています。



アレチウリは日本の侵略的外来種ワースト100で
諏訪湖に流入している河川沿いでも、ご多分に漏れずアレチウリが大繁茂して
既にトゲトゲの小さな実が見られます。


                              
        
アレチウリは雌雄同株ですが、観察してみると
オバナは花柄が少し長めで、メバナより少し早咲きで単独で咲き
メバナは薬玉状に集まって咲いて居るので、雄花と雌花の違いが直ぐに判断出来ます。
また、薬玉状のメバナを横から見ると花のすぐ下に子房が見られます。


単独で咲いて居るアレチウリのオバナ。

中心部分にメバナの蕾群が見られる。

アレチウリのメバナ群



河岸は強風が吹き抜けるので、他の植物に巻きついている蔓も半端ではありません。
吹き飛ばされない様にしっかりメバナをガードしています。



蔓が絡まれたアキノノゲシは花が上に伸びられません。

コセンダングサ(キク科)すぐ傍にアレチウリの葉が見えています。

ショクヨウカヤツリ(カヤツリグサ科)
まもなく、全体を覆いつくされるでしょう。


草刈の作業員さんの配慮で除草をのがれたミソハギ。
周辺のアレチウリは除草されていました。


オニタビラコの茎がアレチウリの蔓に絡まれて、
花の上部は上に伸びられず、舗道に倒されています。
川沿いを歩けばアレチウリの荒行は枚挙に暇が在りません。
アレチウリは蔓にも茎にも細かい棘が密生しており、
草刈の作業員の方々も苦戦しておられました。
広範囲に繁茂したアレチウリは、廃絶が難しい植物だと実感します。




高砂ユリ

2022-09-04 10:21:29 | 季節の花
高砂ユリは繁殖力が強い事で知られています。
数日前、国道沿いの空き家に、背丈が30㎝位の高砂ユリが
所狭しと繁茂しているのを見かけました。
百合は花姿が美しいので雑草の中で咲いて居るのが不思議な光景に見えます。




かなり以前の事になりますが、高知県立牧野植物園に行った事があります。
博士ゆかりの植物を中心に、2010年春にオープンした温室や、
東洋の伝統園芸植物が見られると言う事で、楽しみに出かけたのですが・・・
野外の植物園は至る所にタカサゴユリが繁茂していました。
当時、タカサゴユリが猛烈に繁殖する事を知りませんでしたので
牧野博士の意図的な栽培かと解釈していました。


ウイキペディアによりますと、タカサゴユリ(高砂百合)は台湾が原産で
 大正12年に観賞用として日本に輸入されましたが、
繁殖力が雑草なみに強く、あっという間に野生化し、
ほぼ日本全国で見られる様になったと解説されています。
 和名は琉球語で台湾を意味する「タカサング」に由来するとのことです。
うつむき加減に咲いている姿が寂し気に感じられます。

   

タカサゴユリの反対側には、秋海棠も繁茂していました。
この家は、かなりの年数放置されている印象です。
雑草がぼうぼうの様子も寂しいですが、
季節の花が咲いて居る様子はもっと寂寞感があります。

秋海棠のオバナ


秋海棠のメバナを見たのも久しぶりです。
メバナは花被片基部に三角錐状の子房がある のが特徴ですが
若い秋海棠の株には花芯の真ん丸なオバナが、俄然多く見られます。
この秋海棠は、メバナがイッパイ見られるので古株だと思われます。

ネギの花

     


イヌゴマ(シソ科)


スペアーミント(シソ科)

       

ヤブガラシ(ブドウ科・ヤブガラシ属)


サオトメカズラの種

当然ですが、皆、繁茂が大好きな植物ですから
放置しておけばご想像の通りになります。







木の花

2022-09-02 09:16:15 | 季節の花


この処、小雨模様で、あまりはっきりしない天気が続いています。
湖畔公園にはムクゲ(アオイ科フヨウ属)の垣根やシモツケ(バラ科シモツケ属)
アベリ(スイカズラ科ツクバネウツギ属)の垣根が在ります。
ムクゲは1日花ですが、蕾が次々咲いてかなり長い時期、花が楽しめますネ。
公園を一回りして、木の花を写してみました。

ムクゲの垣根















シモツケ(バラ科シモツケ属)



百日紅(ミソハギ科)

百日紅


花は花芯部分が枯れると落下して、木の根元に沢山落ちています。
まるで地面から、いきなりフリル形のピンクの花が咲いて居る様に見えます。

アベリア(スイカズラ科ツクバネウツギ属)

ウメモドキ(モチノキ科)に沢山実がなって居ます。

   
         
          ウメモドキの花・2021.6.20写