★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

つばき

2006-01-31 09:50:42 | 季節の花
                                                    白 玉 椿





                や ぶ 椿


                           

              栄 勝 寺 侘 助



茶席に生けられる花として,たった一輪でも存在を知らしめ

決して華美ではない花.

椿は閑寂を好む侘び茶にぴったりで、茶花として欠くことの出来ない花です。

特に『侘びすけ椿』の小輪で楚々とした花姿は

枯淡を好んだ利休の心眼に叶う花として

現在でも茶席に好んで使われます

英勝寺侘び助は、利休さんの提唱する「花は咲きかけ」の茶花には

開花しすぎており、少々反しますが

タイミング良く、花の開花時期を見定めて花を生けるのは至難の業です。

盃方に開花する侘び助は、白色が最も格調高く神聖な印象があり

好まれています。

床に、一輪何気なく生けられている椿に対面しますと心が落着きます。


ミニ花いっぱい!

2006-01-30 09:39:25 | 季節の花


背の高さが15cm~20cm位の寄せ植え等に良く使われている

ミニ・シクラメンは、もうすっかりお馴染みになっていますが

ランの種類・オンシジュームやシンピジューム・胡蝶蘭の

超ミニサイズが開発されて

お花屋さんの店頭に並ぶようになりました。

下の写真のオンシジュームやシンピジュームも手のひらに載ります。

お値段もお部屋に飾る大きなサイズの1/5位ですから手に入りやすく

これからますます市場に出回り

春を演出する寄せ植え等に盛んに使われることでしょう。









私は薔薇の花を育てて、薔薇の魅力に「とりこ」になっている一人ですが

ミニバラも季節に先駆け、花屋さんに沢山並べられています。

背丈は鉢を含めても、せいぜい20cm位で

薔薇の花も1.5cm~2.5cm位のミニバラです。

花びらの枚数が少なく、華麗な雰囲気は程遠いですが

ご覧の通り可憐そのものです。

一番下の写真のミニ薔薇はスプレー品種で枝分かれしているため

たった3本のミニ苗木ですが、上からカメラを向けますと

マッスになってゴージャスに写りました。

でも、いづれも手のひらの中に収まる超ミニスケールです。








スィートピー

2006-01-29 09:17:39 | 季節の花



柔らかく波打つフリルの花弁、そこはかとない香り、

春の陽光を思わせる優しい花姿のスイートピーの原産地は

地中海に浮かぶイタリアのシチリア島であることは

花の好きな方はとっくにご存知ですネ。

切花は、花屋さんでよく見かけるので、ご存知と思いますが

私の周りでは、地植えされているスイトピーはあまり見かけません。

写真のスイトピーは鉢植えされたものです。

イギリスのジョージ5世の戴冠式に正式な式花として選ばれた事から

あっという間に世界各国で愛される花になって行ったそうですが

手軽に栽培出来る事も普及する原因だと思います。

開花して間もない新鮮な花は、サラダにも使われると聞いてびっくり!

私は未だ味わった事はありませんが、疲労回復の効用があり美味しいそうですヨ。

豆科ですから食用でも不思議はありませんネ。









淡雪の今朝

2006-01-28 09:21:50 | 思いつくまま
裏 庭 の 石 楠 花 



 お も と



今朝、裏庭に久しぶりの雪を見ました。

太陽が昇ると消えてしまいそうな早春の淡雪です。

雪が積もると今迄あまり気に留めていなかった赤い実が綺麗に浮き出て見えます。

・・・・・・・・

午前10時30分 今朝の淡雪は朝陽を浴びて夢のように消えていました。


南  天


                             そ よ ご








只今冬眠中

2006-01-27 13:21:39 | 高原


   中央高速道に接続している八ヶ岳ズームラインから望む八ヶ岳





この所放射冷却で、朝の冷え込みが厳しい分、日中は快晴の日が続いています。

中央高速諏訪南インター出口から八ヶ岳鉢巻道路に通ずる

八ヶ岳ズームラインを久しぶりに走ってみました。

この道路は、八ヶ岳に向かって一直線に伸びており

正面に四季折々の八ヶ岳の表情を望みながら走れる道路です。

この冬は車道には例年の様な雪は殆ど無く、快適にドライブ出来ます。

朝晩の冷え込みは厳しいですが

昼間の少し強くなった日差しのせいでしょうか

八ヶ岳の雪化粧がかなり融けてしまった印象です。






初冬の白樺の果穂をご紹介した散歩道の舗道との境に

ばらせんが廻らしてありました。

この美しい白樺の皮を、鹿がむしって食べない様に電流が流れているので

『危険につき近付かない様』立て札が立っていました。

何度かblogアップした『白雲木のあるテラス』も

『4月いっぱいお休み』とのたて看板があります。

只今、八ヶ岳の私のテリトリーは残念ながら冬眠中です。


春を呼ぶ雲平

2006-01-26 09:20:04 | 思いつくまま





今朝は-11度と冷え込みました。

現実はトテモ春を感じる気候ではありませんが

春を彩る「雲平」という立春の前後にだけ発売される

この土地独特のお菓子があります。

材料は、もち米を焼いて粉にした焼味甚(やきみじん)に

上白糖とでんぷんを加えて粘りを出し、熱処理して作り上げるお菓子だそうです。

色付けした材料を組み合わせ、金太郎飴と同じ作り方で

3mm位に薄く切って乾燥して仕上げてあります。

彩り美しいお菓子ですので、私の属しております茶道会の立春茶会で

薄茶席に毎年使われています。

今年も2月4日立春の日に茶会が催されます。

このお菓子を目にしますと、外気はまだ寒いのですが

春が近いナ~と思わず心が華やぎます。





クリスマスローズ

2006-01-25 09:36:27 | 季節の花












クリスマスの時期に,薔薇の様な花を咲かせることから

この名が付いたと言われて居ます。

冬の花の少ない時期に、うつむき加減に咲く花は可憐で趣き深いものがあります。

花びらのように見えているのは、実はがく片で花弁はトテモ小さく

花芯の回りにあって、蜜腺に変化しているそうです。

二番上のワインカラーのクリスマスローズの中心部分の若草色が

実は花弁なのですネ。

最後の写真のフェチジマと呼ばれているクリスマスローズの仲間は

明らかにがく片が花のように見える典型です。

クリスマスローズの根にはサポニンなどが含まれていて

強心剤や利尿剤の薬草として、南ヨーロッパから西アジアに

今も多く栽培されています。

魔法の花のような魅力を讃えている花として愛好家が多いそうですが、

現在、日本でも園芸品種として販売されて

手軽にお庭に植えられ目を楽しませてくれています。

地植えですと信州ではちょっと遅い季節、4月から5月にかけての開花です。

お花屋さんで鉢植えで見られるクリスマスローズは

別名春咲きクリスマスローズ、和名「寒芍薬」の仲間が多いそうです。


春のさきがけ

2006-01-24 08:48:20 | 季節の花




お花が見たい時はお花屋さんに行こう!

安曇野にガーデニング・切花・鉢植え・山野草・植木

何でも扱っている大型の花屋さんがあります

薔薇の開花する時期は敷地に併設されたバラ園が素適です

山野草を保護栽培している温室で自然より少し早く寒椿が開花していました

福寿草・スノーフレークやクリスマスローズ・ぼけ・ムスカリなども・・・

切花も綺麗ですが土の養分を吸収して咲いている小さな花には

力強い生命力がみなぎっていて一足早い春の足音を感じます

















以前にもご紹介しましたが安曇野の常念岳を望む一角に

松本のお菓子の老舗開運堂が菓遊庭なるお菓子の製造工場と販売・喫茶を併設し

たお店をオープンして早一年が経ちます

常念岳の伏流水で入れていただくお煎茶も美味しいのですが

四季折々の風情ある上品なお菓子が目にも舌にも美味しく

春のさきがけを満喫させてくれます

私は練りきりが特に好きなのですが今日は「水仙」と主人は「寒椿」をいただきました

















なつめ

2006-01-23 10:26:16 | 木の実



この所寒さが戻ってきました

連日零下7度の朝の気温を記録しています

一度融けた御神渡りが再度セリ上がりを見せるのではないかと評判しきりです


植物は冬眠していて自然の花を見ることは出来ませんが

大寒の冷え込みを過ぎてもしっかり木々に実がついているのを見かけます

諏訪湖畔の赤い実をつけたナナカマドなどは代表選手ですが気をつけてみると

なつめがすずなりになったまま木に残っています

すでに収穫の時期が過ぎてドライフルーツのようになってしまっていますが

一つもいで試食して見ました  

乾いたりんごのような味がします

一時期は健康に良いとなつめ酒や砂糖漬けなどにも加工されていましたが

このまま朽ちてしまうなんて何と勿体ないんでしょう

気をつけてみると近隣でもなつめの実がなっているのをかなり見かけます

信州では「なつめの木」がすすんで植えられた時期があったのかもしれません




白樺湖クリスタルフェスティバル

2006-01-22 09:28:52 | 高原
                       今年はあまり積雪のない蓼科山



                        雪の下に埋まってしまった白樺湖





白樺湖畔で今年もクリスタルフェスティバルが行われています

今年で9回目だそうですがメイン会場の白樺湖畔はイタリアがテーマーになっています

イタリアといえば私達の世代は「ローマの休日」が直ぐ連想されます

会場にも「トレビーの泉」「アテナ神殿」「大聖堂」などが製作されていました

中でもオードリーヘップバーンが恐る恐る手を入れた嘘つきは噛まれると言う伝説の

海神・トリトーネの顔をした円盤・「真実の口」や

願いを込めてコインを後ろ向きで投げるトレビーの泉は人気を呼んでいるようです

彫刻の泉には沢山のコインが投げられていました

今年は内側から色彩灯で氷彫刻を浮かび上がらせる効果を演出しており

幻想的な氷の建造物の彫刻が楽しめます

直ぐ傍の影絵美術館や奥蓼科・横谷温泉旅館周辺にも氷彫刻の大作が点在しています

開催期間は2月28日迄でフォトコンテストも企画されているそうです




                            大 聖 堂




                              真 実 の 口




                              ト レ ビー の 泉