我が家の庭で、数日前から、ツマグロヒョウモン蝶の♂と♀が2~3頭、
ヒラヒラと飛び交かっています。
ヒョウモンチョウの♂の尾翅の裾は、綺麗な空色をして居ます。
まるで羽化したばかりの様に綺麗です。
ヒョウモン蝶はスミレが食草と聞いています。
何処からか飛んで来て、かなりの株数、庭のあちらこちらに根付いています。
ツマグロヒョウモン蝶の♀が洋スミレの傍に降り立ちました!
ヤマトシジミとニュアミス
もしかしたら、葉裏に産卵して居るかも知れないと・・・
♀の蝶が飛び去った後、一枚一枚、ハート形の葉裏を調べたのですが・・・・
残念ながら卵は見つかりませんでした。
ところが、偶然ですが、葉裏を観察していて、洋スミレの葉の根元に
沢山のスミレの閉鎖花を見付けました。
この蕾状の閉鎖花は、花被(かひ)片が開かず、蕾のまま自家受粉・自家受精します。
葉に手が触れた振動で、閉鎖花が次々に3開して行きました。
種の飛散は瞬間に終わるので、なかなか目にする事が出来ませんから
とてもラッキーでした!
種が飛散した後には、3裂した花被片だけが残って居ます。
種は庭のあちらこちらに飛び散り、グランドカバーの様に増えているのですが
ツマグロヒョウモン蝶の幼虫らしきを見た事がありません。
もしかしたら、ツマグロヒョウモン蝶は、
洋スミレは食草として好みでは無いのかも知れません。
春先のパピリオケアナの群生の様子。(2022.4.23写)
ツマグロヒョウモン蝶は成虫’では越冬はしないそうですが
か細いオツネントンボは、この成虫の姿で冬を越すそうです。
(年を越すので越年の名に繋がっているそうです。)