★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

絵手紙

2021-01-31 10:00:23 | 思いつくまま
早いもので、1月も今日で終わりですネ。

今年は数十年ぶりの寒波襲来で、寒がりの私は

春を心待ちにしながら忠実に外出自粛生活を送って居ます。

そんな中、友人から絵手紙が届きました。



多福招来。福を重ねて春が来る。


    
 
 『雪に耐え、風を凌ぎて梅の花 世にめでらるる その香りかな』

この句は、小正月に諏訪大社・春宮で行われた

筒粥の神事目録を頂きに本殿に参拝して引いたおみくじです。(中吉)

友人はblogでご覧になり、絵手紙に添えて下さいました。

絵手紙を開けた途端、春がこぼれ落ちました!



諏訪湖の結氷

2021-01-24 11:08:02 | 水鳥
諏訪湖は連日の寒波で全面結氷したと発表されましたが

日中、気温が上がると沖の方から空け始めて

御神渡りが出来る氷結には程遠い印象です。

湖岸には氷片が打ち寄せられている場所もあります。



   





岸にせり上がっている氷片の様子は、まるで御神渡りの様です。

 

この寒い中、我が家の石垣の間にホトケノザと

ホシノヒトミ(ショカ様流呼称)が咲いて居ます。

私にとってはこちらの方がで大ニュースです!








水彩画・紅葉曼荼羅の中を屋形船が行く

2021-01-23 10:21:44 | 水彩画
パソコンで水彩画を描かれますお馴染みのミスター靖氏から

紅葉曼荼羅の中、屋形船が行く絵を送って頂きましたのでご紹介します



紅葉の中を自粛要請を受けた屋形船が行きます。

2020年、振り返れば新型コロナ一色、あえてこんな作品名にしました。



同じ絵を使って、マットの色調や幅を変えてみました。

マットの色調により感じが全く違います。

どちらを選ぶかはその人の好みと感覚の問題ですネ。

高山ガクブチのシュミレーションをやりだしたら、夢中になりました。

一枚一枚額を当てはめては絵に合った額を選んで行く・・・

少々高額な額でもパソコン上では問題なく選んで

鑑賞できる醍醐味があります。




パワースポット・万治の石仏

2021-01-17 18:54:25 | 水鳥
昨日筒粥の神事でご紹介した、諏訪大社下社・春宮の至近に、

知る人ぞ知るよろず願い事が叶う

パワースポットの「万治の石仏」が在ります。

春宮を紹介して、万治の石仏を取り上げないのは片手落ちですネ。

万治の石仏は土地に根付いた静かな信仰の対象でしたが

 大阪万博のタワーを作成した芸術家の岡本太郎氏が

下諏訪を訪れた際に、このユニークな石仏を絶賛した事から

急に世の中の話題になった事でも知られて居ます。


春宮から、赤い橋を2つ渡り、川沿いを進むと万治の石仏に至ります。







岡本太郎氏刻書

日陰の参道

朝陽が射し始めた万治の石仏


「芸術は爆発だ!」が持論だった岡本太郎さんに何処か似た風貌の仏像。




血が流れ出したと言う伝説の耳

正常な石彫の耳

     


   

諏訪湖岸公園には諏訪を代表する産業や観光のモニュメントが

設置されて居ます。

以前、四季を通じて、何度かblogアップして居ますが

冬の諏訪湖をバックにした万治の石仏のモニュメントを掲載してみます。

モニュメントの石仏の後ろの神社は諏訪大社・春宮。

2008.3.08

今年は寒波の襲来が度々ありました。

私は確認して居ませんが諏訪湖は一時、全面結氷したそうです。

しかし、昼間は気温が上がって中心部分から明けたそうです。

写真・万治の石仏後方の諏訪湖は一部結氷して居ます。





諏訪大社・筒粥の神事

2021-01-16 17:19:34 | 思いつくまま


下馬橋より春宮社殿に向かう参道    





私が初詣をした諏訪大社・下社には秋宮と春宮が在ります。

春宮は秋宮より少し西寄りに位置しており

1月14日から15日にかけて夜通し小豆粥を炊き続ける
 
筒粥の神事が行われる事で知られています。

小豆粥の中には、43種の農作物名と

「世相」を記したヨシの茎、計44本を束ねた

「御束」を入れて一晩中炊き上げ、

ヨシの茎の中に入った粥の量等で

その年の農作物の出来と世相の吉凶を占う神事です。



昨日の朝、(1月15日)春宮に参拝して、

令和3年の筒粥の目録を頂いて来ました。

目録は参拝者が希望すれば誰にでも授けて下さいます。



写真は細かくて少し見ずらいですが

You Tubeで平成31年の『筒粥目録』をご覧ください。

(目録内容・順は令和3年の目録と全く同じです。)

五穀豊穣を願った人々の祈りにも似た諏訪大社の目録は

今の世にも立派に生きていると思います。

「世相」は五分満点で表示され、令和3年は3分5厘。

決して悪い世相ではありません。

コロナで不安な世相が多少なりとも払拭される事を願って居ます。





蛇足ですが春宮で引いたおみくじは『中吉』でした。

 雪に耐え、風を凌ぎて梅の花 世にめでらるる その香りかな。






富士山・水彩画

2021-01-15 08:24:36 | 水彩画
今日は小正月、私が子供の頃は「どんど焼き」をして

もう一度お正月を祝いました。

パソコンで水彩画を描かれますミスター靖氏から

お正月に相応しい富士山の絵を、解説付きで送って頂きましたので

ご紹介します。
 


赤富士は昔から風水最強の縁起画といわれて、

最もパワーを持って居る絵として日本人に愛されて居ます。

絵は2013年『富士5合目から望む田園風景』の絵を

加筆修正し額装したものです。

手前のハイマツは、昨年の新型コロナウィールスをはじめとする

諸々の難題を、赤富士のパワーに導かれて

乗り越えると言う意味で取り上げました。

 ★額装はタカヤマ額縁(株)のシュミレーションアプリから
  許可を得て借用して居ます。



『芦ノ湖から望む富士山の夜明け』

★絵の色調に合わせ額を地味な色にし、絵の周りに金色の縁を入れ

水彩ソフトで額を描きたしました。




初 雪

2021-01-12 15:54:51 | 水鳥

庭のオモト



今年初めて諏訪地方に粉雪が舞いました。

朝のうちは積もりそうもない印象でしたが

午後には5㎝位の雪が積もりました。

我が家の殺風景な庭も雪化粧して、少し綺麗に見えます。


南天・(実は殆どヒヨドリに食べられてしまった。)


クレマチスの種毛




ボタンの冬芽



文字通りユキヤナギ


オナガガモのバトル!

2021-01-11 17:54:05 | 水鳥
先日、コハクチョウ飛来地で写真を写して居る際

湖岸で日向ぼっこをして居たオナガガモのオスが

突然、彼女を奪い合って争奪戦を繰り広げました。

人間なら取っ組み合いの喧嘩と言ったところでしょうか。

勝利したオスは綺麗な羽を広げて勝利をアピールしていたのが

誇らしげで印象的でした。


のんびり日向ぼっこ。


いきなり始まったオス同士の争奪戦。

嘴を武器に戦って居ます。




メスは悠然として・・・我関せず




逃げるオスを羽交い絞め


勝敗が決まった瞬間。


何とか追い払って勝利したオス。


勝利の雄叫び !?


カップル成立。


何事も無かった様に仲睦しく日向ぼっこ。


湖中で浮遊しているオナガガモのツガイ

オナガガモのオス同志


湖中でも時には争いが・・・。





コハクチョウの周りを囲む水鳥達

2021-01-08 14:18:04 | 水鳥



諏訪湖にコハクチョウが飛来すると

沖に浮遊して居た水鳥達も岸辺近くにやって来ます。

コハクチョウが湖底をかき混ぜて水草などを食べるので

おこぼれに預かっている水鳥も居ると思います。


後ろに浮遊しているのはオナガガモ。







観察しているとコハクチョウは色んな姿を見せてくれます。

目線が合った様でドッキリしました。

コハクチョウを囲んでいるのはキンクロハジロやホシハジロが多いです。



ホシハジロのツガイ



一際目立ってひょうきんな姿のキンクロハジロの♂




パンクな冠毛が愛嬌が在ります。



冠毛はポニーテールの様に見える時も在ります。


頭が鮮やかな茶色が目印のホシハジロ。居眠り?





冠カイツブリも集団で浮遊して居ます。


ハンチングの様な冠毛は見る角度でハート形に見えたり

ミッキーマウスの耳に見えたりします。


冠カイツブリは求愛行動にプレゼントする習慣があるそうです。

葦の茎を折って、恋人の処に急ぎます。




急がないと恋人を横取りされるかも知れないので猛ダッシュ!

★昨年、冠カイツブリの求愛行動をblogアップして居ます。












七草粥

2021-01-08 08:11:44 | 食品


1月7日,松が明けた朝には、我が家では長い事七草粥を作って来ました。

七草粥の風習は旧く、平安時代から続いているそうですが

暮れからお正月にかけて御馳走続きの胃を休める意味もあります。

現在は青菜が一年中、ス―パーで売られて居るにもかかわらず

山積みになっている『春の七草』のパックを見るとつい手が伸びます。



新春に春の七草を食すると、邪気を祓い病気を除くと考えられていた事が

「古事記」にも記されており、

新春に若菜を摘んで、その年の豊穣を祝福すると言う慣わしは

長年にわたって受け継がれて今日に至って居る様です。

宮中でも「若菜の節会」として、新年の1月7日に七種の若菜を食して

無病息災・長寿を祈る慣習があるとか・・・

私は「若菜 」と言えば百人一首の光孝天皇が若かりし頃に詠まれた句

『君がため 春の野に出て若菜摘む 我が衣手に雪は降りつつ』

が、一番先に脳裏に浮かびます。

当時は食用の若菜ばかりでは無く、春早く咲く花も含まれていたと

文献に残されていますが

もしかして、好意を持っている方に贈る葉菜(花)

摘んでおいでになったとしたら・・・

ちょっとロマンチックな七草粥に感じます。

春の七草は


①セリ(セリ科)競り勝つ・・・整腸作用が在る


②ナズナ(アブラナ科)撫で汚れを除く・・・胃腸障害に効く


③ゴギョウ(キク科)仏体 咳や咽喉に効く


④ハコベラ(ナデシコ科)繁栄が蔓延る・・・胃炎・腹痛薬の効能


⑤ホトケノザ(キク科)仏の安座・・・食欲増進に効く
 (コオニタビラコでオドリコソウ科のホトケノザとは異なる。)


⑥スズナ(アブラナ科)神を呼ぶ鈴・・・消化促進に効く


⑦スズシロ(アブラナ科)汚れの無い精白・・・風邪予防などの効能

★この資料の一部は「日本再発見」から借用して居ます。



梅干は南紀から取り寄せた蜂蜜梅干しです。