★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

再び フジコ・へミング

2000-10-30 22:59:22 | 思いつくまま





何年か前にNHKのドキュメンタリー番組が数奇な運命のフジコへミングの日常を

放映して話題になりました。

私も深夜この番組の再放送を、たまたま目にしてトテモひき付けられました。

フジコヘミングは東京芸大を卒業の後ベルリン音楽学校を卒業して

これから演奏家として世に羽ばたこうとする矢先に風邪がもとで

音楽家としては最大のダメージである聴力を失うというハプニングに見舞われながら

艱難辛苦の海外での音楽家としての生活を30年間送り続けて帰国し

日本での本格的な演奏活動を始めたのです。

帰国後のデビューCD「奇蹟のカンパネラ」は日本ゴールドディスク大賞

クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤーを前代未聞の4回に渡って受賞しています。

それほど多くのファンを魅了して止まない

フジコヘミングのコンサートをラッキーな事に二度も聴く事が出来ました。

今回はバックオーケストラは北東ドイツフィルハーモニー管弦楽団で

演奏曲目はベートーベンの「皇帝」とショパンのピアノコンチェルト第一番でした。

アンコールは勿論ラ・カンパネラでしたヨ!







薬草園のハーブの花(3)

2000-10-29 22:44:39 | 季節の花





お馴染みのポリジー(ムラサキ科)の花です。

ポリジーの花や葉はキューリの様な香りがしてサラダに利用されていますネ。

とくに花は、ミステリヤスブルーの美しい色で、

憂鬱を吹き飛ばし喜びのハーブとして紹介されています。

カルシュームやミネラルを多く含む事から勇気を奮い立たせるハーブとしても知られていますネ!

十字軍の兵士が出陣する時や別れの盃を交わす時には

一輪のポリジーの花を盃に浮かべ飲みほしたそうですヨ。










ジャーマンカモミール(キク科)

カモミールは、多くの方がご存知の通り、可愛い花や葉を触るとリンゴの香りがしますネ!

喘息の発作をを和らげ、不眠症に薬効があると同時に殺菌作用もある事でも知られています。

古くからエジプト人は優れた薬効のあるカモミールを乾燥して太陽に奉げ崇拝したそうです。

乾燥した草を入浴剤として使うと、保湿作用があって、お肌がすべすべになりますし

シャンプーの時使うと、髪がしっとりして、リンス代わりになるそうですヨ。






ダイアーズカモミール(キク科)

薬効はジャーマンカモミールと殆ど同じだそうですが、

この黄色いダイアーズカモミールは茶色の染料としても利用されているそうです。









フェンネル(せり科)

この植物には悪魔をはらい、内臓の働きを良くし、勇気を与える働きがあると言われている事から

古代ローマの剣闘士の勝者はフェンネルの花冠をつけていたそうですヨ。







ジキタリス(ゴマノハグサ科)

この植物は有毒で知られていますネ。

しかし薬効としては昔から心臓の薬や利尿剤として製薬業界では大規模な栽培がされているそうです。

 

 

 


薬草園のハーブの花(2)

2000-10-29 22:35:06 | 季節の花



日本の代表的なハーブ・春菊の花(キク科)です

野菜としてはお馴染みですが花は知らない方が多いと思いますがいかがでしょう?





ニゲラ・クロタネ草(キンポウゲ科)

最近はお花屋さんでもこの魅力的な花が売られていますネ

整腸や利尿の薬草としても使われるそうです。






アカンサス(キツネノゴマ科)

大型のアザミにのような葉に唇形花を長い穂状に咲かせるアカンサスの花は初めて見ました。

アトピー性の皮膚炎や糖尿病・高血圧の薬効があるそうですが

一方で葉を図案化して現在の一万円札の表裏にも描かれているそうですヨ。






ベルガモット(しそ科)

香りを利用して芳香療法や強壮作用がある事からお茶として飲まれている事でも知られています。

お花を知らなくてもアールグレーはご存知の方、多くいらっしゃるのではないでしょうか?






ラムズイヤー(しそ科)

葉の形や葉の質感からでしょうか、羊の耳という名が付いています。

ドライフラワーにしてリースに使われているのを見かけたことがあります。

葉が綺麗なので観賞用に利用されていますネ。








ねむの木

今、ねむの木は糸状の花が満開しています。

ねむの花が咲いている場所は、花の香りが風に運ばれて漂い

あたり一面、何とも言えない香りで包まれています。

この香りは癒しの効果があるそうですが、

葉や樹皮を乾燥させて粉にすると、就眠剤の薬効もあるそうですヨ。


ハーブの花

2000-10-29 22:33:59 | 季節の花



センティッドゼラニューム(フウロソウ科)


高原の気候がハーブの生育に適している様で八ヶ岳にある薬草園では

色んなハーブが植えられていて沢山の花が開花しています。

横文字のハーブ名はなかなか覚えられませんが私の知っている範囲のハーブのお花を紹介して見ます。

アフリカの喜望峰原産のゼラニュームはフランスに渡り香水の原料として利用されています。

葉に触れるとそこはかとなくバラの香りがする事で知られていますネ。






チコリ(キク科)

サラダに使われる小さな白菜のような形のお野菜ご覧になった事ありますか?

こんなに綺麗なお花が咲きます

チコリの株に土をかぶせて保温した状態で放置するとあの小さな白菜型の軟白野菜が出来るそうですヨ。










ソープロート(ナデシコ科)

別名をシャボン草と呼んでいます。

樹液が石鹸のような働きをしていることからこの名がついているようです。

一方で皮膚のかぶれを治す働きのある優れたハーブです。





オレガノ(しそ科)

オレガノの甘くスパイシーな香りは幸福のシンボルともされています。

薬草としても優れた働きがあって消毒・強壮に使われています。

先にご紹介しましたタイムと並び

生活に役立つハーブとして長い歴史を共に重ねてきました。





薬草園のハーブ・タイム

2000-10-29 15:09:32 | 高原



(タチジャコウソウ)


冷涼な高原ではハーブが良く育ちます

八ヶ岳にある薬草園でも色んな種類のハーブが育っています

薬効が優れ魅力的なハーブリストの中で一番先に取り上げられるのはシソ科のタイムでしょうか

ここでも香りのカーペットとして広範囲に植えられています

タイムはギリシャ人にとっては優雅さ・勇気・気品を意味し

「タイムの香りがする」と言う表現は気の利いた褒め言葉になるそうです

また悪夢から逃れ勇気と強さを獲るためタイムを乾燥させたタイムティーを飲む習慣が

今でもスコットランドの高地では日常的に行われているそうですヨ

小さな植物にそんな威力があることを知るとタイムを見る目が少し変わりますネ。

日本では織田信長が伊吹山に薬草の栽培を奨励した記録が残っていますが

そのリストに日本のタイム伊吹ジャコウソウがあります。

何年か前に伊吹山の山頂付近で伊吹ジャコウソウが一面に広がっていたのを目にしました。

織田信長が此の優れもののタイムを好んで栽培したであろう事が容易に想像できますネ。

現在でも肉の煮込み料理や、その他の肉料理の香り付けとしてお馴染みですネ。

ジャコウソウは別名を「百里香」と言われています。

その名の通り百里はなれたところでも香りが届くという事です。

西洋のタイムは通称タチジャコウソウと呼ばれていて、背丈が15cm~30cm位ありますが

日本のタイム・イブキジャコウソウはつる性で地面を這う性質があります。







(イブキジャコウソウ)