★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

アオサギの巣立ち

2022-05-30 08:58:26 | 水鳥


新緑の美しい季節になりました。
高島城公園内の回遊式庭園の池に、ニワフジがしな垂れて咲く頃が
アオサギが巣立つ目印です。


庭園の池にニワフジが咲き乱れています。



そろそろ幼鳥が見られるはずですが・・・
公園内の高い樹を見上げるとアオサギの幼鳥が木の天辺に立って居ます。
すぐそばをゴイサギが威嚇飛翔しているのでしょうか?
この樹は、ゴイサギとアオサギが一緒に営巣して居る場所です。
以前、アオサギとゴイサギノ営巣の様子をアップしています。
現在は葉が茂り、緑の中で巣の様子は全く見えませんが、
ゴイサギとアオサギの幼鳥の鳴き声がけたたましく聞こえています。


公園内を見回すと、居ました!
アオサギの幼鳥です。
姿は幼さが残って居ますが、ひどく強面で人を寄せ付けないど迫力があります。










近くで羽を広げるとさすがに大型です。


しばらく、松の枝に留まっていたのですが・・・
親鳥の鳴き声に促されるように飛び去りました。





庭の芍薬の花

2022-05-28 10:22:22 | 季節の花
ボタンに遅れる事2週間。
庭の芍薬が満開を迎えて居ます。
芍薬は宿根草で特に手入れも要らず・・・
例年美しい花を咲かせてくれる優れものです。
芍薬には、一重の芍薬と八重咲の芍薬が在り
一重の芍薬は花弁が8~10枚平均で、通称日本芍薬と呼ばれています。
香りは殆ど感じられませんが、根は生薬として活用されます。
我が家の芍薬の苗木はどれも30年以上の時を経ています。
花が大輪なので全部開花すると茎が花の重みで倒れるので
手まめに花柄摘みだけはしています。




ボタンは先にご紹介した通り木から芽を吹きます
芍薬は宿根草ですから、春には根から発芽してきます。
蕾の時は真ん丸で、開花し始めると中高でチューリップの様に見えます。


太陽が昇るにしたがって開花を始め、夕方には軽く花弁を閉じます。








一重の芍薬は全開しているより中開きの状態が気品を感じます。


八重咲の芍薬はピオー二という香りのハーブにも利用され
一重の芍薬より香り立ちます。
特に黄色い花芯が見え始めると上品な香りがします。







こちらの芍薬は真ん丸に咲くタイプです。




先日ご紹介したシャクナゲは1本の木に32個の薬玉を付けました。
今年思い切り咲かせましたので来年は裏作で咲かないかも知れません。
最後の2輪を記念にアップしてみました。


インテグリアホーリア系のアロマチカが咲きだしています。
今年はクレマチス白雪姫やHFヤングは手の平よりも大きく大輪です。
特に肥料は施して居ませんが、その年の気候に左右されるのかも知れません。

白雪姫

HFヤング




コムクドリ?

2022-05-26 09:01:26 | 小鳥
公園でオナガを再び写したくて、チャンスを狙って居ましたら
5~6羽の小鳥の集団が枝にとまりました。
見るからに幼く・・・幼鳥である事は一目瞭然です。
幼鳥はムクドリに極似ていますが、親鳥はムクドリには見えません。
googleレンズで調べてると『コムクドリ』と出ました。
この小鳥の正確な名を御存知の方は教えて下さい。












クローバーの庭ではムクドリが餌探ししています。




良く見かけるムクドリ。



メタセコイヤのトンネルとベニバナトチノキの木立

2022-05-24 08:18:24 | 樹木


湖岸のメタセコイヤが新緑を芽吹き、爽やかな緑のトンネルが出来ています。
この時期、凪ぎた諏訪湖の風景と相まって、憩の場所になって居ます。
メタセコイヤの大樹の三角形の頭をそぎ落として強剪定される事に
賛否両論あると思いますが、新緑が深緑に変わり、
晩秋まで緑のトンネルが存続する風景は
私的には湖岸に似合っていると、思って居ます。


メタセコイヤは強剪定される分、勢いが余ってか
繊細な葉をあちらこちらで胴吹して居る様子が見られます。



対岸にお住いのblog友さんから水門近くの公園で、ベニバナトチノキが
開花の最盛期を迎えて居るとの情報を頂きました。
ベニバナトチノキはヨーロッパ産のセイヨウトチノキ(マロニエ)と
北アメリカ産のアカバナアメリカトチノキを交雑した園芸品種だそうですネ。
トチノキに似た葉にピンクの花がいっぱい咲いて、見るからに華やか!!



私には、トチノキの花と共に興味ある花型なのですが・・・
高所で咲いており、おまけに強風に煽られるので、なかなかうまく写せません。

     



花の構造がどうなっているのか??
花弁は4枚に見えます。
上の写真は精一杯の撮影です。


追記
午後、公園に行って花柄を1本頂いて拡大写真を写してみました。
花弁は薄い赤。ピンク。中心部分が黄色い花と3輪がセットの集合体で
花芯部分がそれぞれに微妙に差があります。







咲き終わった花にはケシの様なトゲトゲを持つ実が出来ていました。
もしかして、トゲトゲの中から栃の実に似た種が出て来るでしょうか??
楽しみに観察してみます。
公園の一角はベニバナトチノキが満開して居るおかげで
異国情緒が立ち込めている気がします。


以前トチノキの花を写したことが在ります。
花の構造は同じでしょうネ。


                      2010.5.27写す


小さなハーブ園の花達

2022-05-22 14:54:50 | 季節の花

アルカネット(ムラサキ科)別名アフリカワスレナグサ。



アルカネットは花芯がガラス細工の様で一度見たら忘れられない花です。
鑑賞用と言うよりは、利用価値の高いハーブに属する植物です。
根は赤やピンクの染料の原料に、芳香のある葉は乾燥させてポプリに利用されます。
古代エジプトでは化粧品になったり、ヨーロッパでは若葉や花が食用に、
煎じた根はかゆみ止めや抗菌剤等の薬用になったそうです。
近年は肝臓に有害な物質を含んでいることが判り、食用にはされません。

コンフリー(ムラサキ科・ヒレハリソウ属)

同じく肝臓に有害であると言う事が判り食用を禁止されたコンフリー。
それまでは日常的に天婦羅の材料に使われていました。
私も大好きな天婦羅の材料でした。

アヤメ(アヤメ科)
消炎薬として胃痛,腹痛,寄生性の皮膚病 の生薬として用いられます。

アマ(アマ科)

ホソバオオアマナ(キジカクシ科オオアマナ属)

チャイブ(ヒガンバナ科・ネギ属) 別名セイヨウアサツキ


スジグロシロ蝶が吸蜜しています。

キャットミント(シソ科・ネぺタ・ファーセニー)
ハーブティーにすると、風邪の予防や不眠症に効果が在ると言われています。

マツバトウダイグサ(ユーホルビア)
生薬の玉手箱と言われています。

虫取りナデシコ(ナデシコ科)
ハーブではありませんが満開している様子が可愛らしいです。

イベリス(アブラナ科・マガリバナ属)

コテマ(バラ科シモツケ属)


コテマリはハーブ園の垣根になって居ます。


ベニシジミ






木の花

2022-05-18 17:14:49 | 樹木


★桐の花
陽当たりの良い小高い場所で、久しぶりに桐の花を見ました。
巫女さんの持って居るスズの様に大きな三角形の花をつけています。
桐はゴマノハグサ科の落葉樹で成長が早く
15年ほどで樹高が約10mも大きく伸びるそうです。



桐の木は木材として使うと湿気に強く、狂いが殆ど無いので、 
高級タンスや、お琴・琵琶の楽器の素材として現在も利用されています。
私も嫁いできた時に持参した桐の和ダンスを現在も使って居ます。



花は高い場所に咲いているので望遠で写してみました。



その昔、女の子が生まれたら記念樹に桐の苗木を植える習慣があった・・・と
お年寄りから聞いていました。
(今は自分が年寄りですが、風説になって居る気がします。)
でも私は、軽くて履きやすかった桐の下駄の感触を覚えている年代です。
現在は下駄を知って居る人も少ないでしょうネ。

★ニセアカシアの花(マメ科)
諏訪湖岸の砂地にニセアカシアの木が大きく育っています。
ニセアカシアは種が流れてきた場所で着床して、
たちまち大きな木に育ち、砂防・土留の役割を果たします。


甘い良い香りがして、蕾のうちは天婦羅で食されたりします。
ニセアカシアの花は、一見、白い藤の様で美しいのですが・・・
一方では繁殖力が強くて要注意外来生物リストに登録されています。



カリンの花バラ科カリン属)は以前ご紹介していますが、
現在赤い愛らしい実をつけています。
結実したばかりの実の様子が愛らしいので、掲載して見ます。
実は上を向いています。

                        
やがて、黄色い実になります。

                            2021.11.29 写





トンビの水浴び

2022-05-17 07:56:47 | 思いつくまま


諏訪湖周辺では、トンビは最も身近な猛禽類です。
あまり羽ばたかずに尾羽で巧みに舵をとり、
上昇気流に乗って悠然と輪を描きながら上空を舞っている様子を良く見かけます。
また「ピーヒョロロッロッロ…」という鳴き声でも、良く知られています。
トンビは恐ろしい形相の割には大人しく、良く、カラスに追撃され、
餌を横取りされているのも目撃します。





珍しい事に、トンビが公園の池の中に降り立ちました。
カエルでも見付けたのかと思いきや・・・いきなり水浴びを始めました。
身体が大きいので水しぶきも凄くダイナミックです。


























烏の行水ほど短い時間ではありませんでしたが
あっという間の水浴びでした。



庭の千草

2022-05-15 09:10:58 | 我が家の庭

ホウチャクソウ(イヌサフラン科チゴユリ属)

我が家の庭に、江戸時代に植えられたと伝えられている
歌舞伎の緞帳の様な3段重ねの松が鎮座していました。
時代の流れで、駐車場が必要になり、数年かけて根回しをして
由緒のある場所に寄贈しました。
松は沢山の土と共に移転して行きましたので、
庭は、恐ろしいほど大きな穴が空いてしまいました。
穴を埋める為に、何と山の土をトラック3台分補充しました。





松が移転してから十数年経つのですが・・・
土に運ばれて来たと思われる山野の植物が
この時期、足の踏み場も無い程多く咲き始めています。
野の花達は好きな場所で自由に増えたり消えたりしています。
時には、山野を好む植物が何処からか自然に根付いて賑やかです。

ヒトリシズカ(センリョウ科チャラン属)

ハハコグサ(キク科)とヒメフウロウ(フウロソウ属)


別名シオヤキ(塩焼きフウロ)・近付くと塩を焼いた様な不快な臭いから命名。

ナルコユリ(キジカクシ科ナルコユリ属)

シコタンソウ(ユキノシタ科)8㎜位の花。肉眼では斑点が見えない。

スズラン(ユリ科)



ムラサキツユクサ(ツユクサ科)

ウマノアシガタ(キンポウゲ科)

★以下は庭に自由に咲いている花達。


ウツギ(アジサイ科)

丁子草(キョウチクトウ科チョウジソウ属)

シラン(ラン科) 左側はシモバシラ花の開花は初秋

クレマチス・白雪姫(キンポウゲ科)

トワダアシとチロリアンランプ(アオイ科・イチビ属)

トワダアシ(イネ科クサヨシ属)と母の日のカーネーション


庭のシャクナゲ

2022-05-13 09:18:03 | 我が家の庭


夏が来れば思い出す~♪
尾瀬の水芭蕉の歌詞を知らない人は居ないと思います。
歌詞の中に、シャクナゲ色に黄昏る~♪
とあるのは、青い空が夕焼けに迫りくる様子を表現しているのでしょうか?
我が家の庭のシャクナゲの花は茜色では無く、ピンクが勝っている色です。
今朝がた、小雨が降りました。
雨を頂いた花は一段と輝いて見えます。



このシャクナゲ(ツツジ科)は先日もご紹介しましたが母の日のプレゼントです。
花が終わった小さな鉢植え(背丈30cm位)の苗木を庭に放しました。
あれから何年経ったのでしょう?
当時、こんなに大きく育つとは想像もして居ませんでした。
昨年、花を咲かせる事なく蕾のまま年を越した様な??
今年は、その分、沢山の蕾が一気に開花し始めました。
シャクナゲは満開の姿が豪華なので「花木の女王」と呼ばれているそうですネ。



 


 

        
       2階のベランダから写した様子。
       すっかり開花すると優しいピンクと化します。


★参考に水芭蕉の歌詞を下記してみます。
  夏がくれば 思い出す
  はるかな尾瀬(おぜ) 遠い空
  霧のなかに うかびくる
  やさしい影 野の小径(こみち)
  水芭蕉(みずばしょう)の花が 咲いている
  夢見て咲いている水のほとり
  石楠花(しゃくなげ)色に たそがれる
  はるかな尾瀬 遠い空

  夏がくれば 思い出す
  はるかな尾瀬 野の旅よ
  花のなかに そよそよと
  ゆれゆれる 浮き島よ
  水芭蕉の花が 匂っている
  夢みて匂っている水のほとり
  まなこつぶれば なつかしい
  はるかな尾瀬 遠い空


 


始めて見るオナガ

2022-05-11 10:57:25 | 小鳥


高島城公園は桜が終わって、庭園はすっかり新緑と化しました。
賑やかに飛び回っていたヒヨドリの鳴く声も、全く聞こえません。

公園内のイロハモミジの綺麗なタネ。

キンギンボク(スイカズラ科)

ケヤキの大木に青みがかった尾の長~い鳥が飛来しました。
ヒヨドリより大型で飛ぶ様子は敏捷ではありませんが
尾羽は空色をした始めて見る美しい小鳥です。
googleレンズで調べると「オナガ」と表示されました。


頭部は太陽光線で黒光りして
ベレー帽をかぶっている様な印象です。
尾が、身体の長さと同じ位あります。







もう少し鮮明に写したいのですが・・・
ケヤキの大木の高所に止まっているので、これが精一杯です