★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

松本蘭展・リカステ・オンシジューム

2006-02-28 08:36:46 | 季節の花








中南米に自生する蘭・リカステはがく片が三方に大きく開いた優雅な花形が特徴です

大輪のピンクのリカステ・ビルギナーリスはガテマラの国家になっているそうですネ

蘭展に展示されていました写真のリカステは特別賞でした

アンデス山地産のリカステは冷涼を好み夏の暑さに弱い性質があって

長野の気候がリカステの成育に合っているそうです

鮮やかなワインカラーのリカステはとても珍しいです

初めて見ました

ギリシャ神話に登場するトロイの王の美しい娘リカステの名が名前の由来になっているそうです







このところ花屋さんでも密集して咲く小さな花の集まったオンシジュームが店頭に並んでいます

低温に強く生育が良く、過湿に弱いため根は乾燥気味が育てる秘訣だそうです

言い換えればお水をあまりやりすぎず放置しておく事が大切なんですネ

特別賞を受けておりましたオンシジュームは最上段の台でとても華やかに見えました

その他沢山の種類の蘭が展示されていましたが今回は説明していただいた種類だけ掲載しました

松本蘭展・カトレア

2006-02-27 08:28:41 | 季節の花












長野県内の蘭愛好家が毎年この時期に丹精込めて育てた蘭の作品展を開催しています

今年も何種類かの蘭が展示されました

年々種類も増えて見事に開花した蘭が飾られていました

出展作品の中から今回はカトレアを何点かblogしました

カトレアの花の由来につきましては以前に取り上げていますのでご覧下さい








みずぬるむ

2006-02-26 07:49:51 | 諏訪湖の四季




今朝は春の嵐のような強い風が吹いて雨が降っています

昨日は、午後の気温があがって小春日和でしたので諏訪湖畔に出てみました

しだれ柳は大分芽吹きが始まっています

さざなみが湖岸にうちよせ散歩に最適な気候になりました







水辺のこり柳も大分芽が出てきました

太陽が西に傾いて・・・でも夕焼けしていません

春の嵐のような今日の予告でした




もえぎ豆腐

2006-02-25 08:45:30 | 思いつくまま




もえぎ豆腐ご存知ですか?

あまりどこにでも市販されるほど沢山製造されていないお豆腐です

長野県の坂北村という土地で栽培され収穫された青豆だけを使って作られたお豆腐です

ちょっと枝豆に似たこくのあるお豆の味がします

色がうっすりと萌黄色しているのも綺麗です

このまま冷奴が美味しいのですが、このところまたまた冬に戻って寒いので湯豆腐にしました

この「たるげん」の湯豆腐セットは我が家の新築祝いにいただいてからもう30年近く使っています

京都のたる源の製造ですが未だにどこも不都合は無く優れものです

炭火でお風呂のようにお豆腐とたれを適温に温めて美味しさを際立たせます

京都の某豆腐料理屋さんでこの湯豆腐セットの楕円形を使った湯豆腐を頂いたことがあります

お豆腐の味を引き立たせる日本人のこだわり・名人技に惚れ惚れしました

我が家でも次の代まで大切に使いたいと思っています



         たれ入れは底が長くなっていてお湯で温められる仕組みです




     たれ入れの向こう側に細い炭を入れて適温に保ちます 炭をつぎ足せば長時間大丈夫

早春の土からの挨拶

2006-02-24 07:40:30 | 思いつくまま








サラダ街道は木曾街道から入りますと

左手に穂高連峰・正面に北アルプスの山並みを眺めて大町に向かって北上している街道です

街道沿いに植えられているりんご畑の木々やぶどうの棚が

芽吹が始まっているらしく木々の先端がうすいピンクをおびて見えます

街道沿いの山形村ファームで早くも「ふきのとう」が売られていました

未だ土から芽を出したばかりの愛らしい姿です

ソット剥いて見ましたらこのとうり!

少し大きめのはてんぷらが良いですがこぶりの物は「ふきみそ」が美味しいです

信州ではフライパンに油を熱してふきのとうを手早く炒め

味噌と砂糖を好みで加えて味付けするのが一般的です

熱々のご飯やお酒にもよく合う早春の味覚です








安曇野に足を伸ばしますと老舗のお菓子屋さん開運堂で季節の生菓子でお茶がいただけます

先日参りましたら土からのメッセージより一足早く

ふち高のお菓子器に入って「ふきのとう」の創作生菓子が見本で運ばれてきました

黄身餡で漉し餡を包んだ何とも春らしいふきのとうのお菓子が風情がありましたので

今日はこのお菓子で美味しいお茶を頂くことにしました









花は心のホスピタル

2006-02-23 08:59:11 | 季節の花








三寒四温、またまた南風が吹いて暖くて陽ざしが麗らかな日になりました

松本郊外のハウスでシンピジュームが栽培されていると言うニュースが入って

ほんの一部ですが写させていただきました

かつて蘭は希少な輸入品でしたが

近年ハウス栽培が可能になって沢山の種類が花屋さんに出回り

冬の鉢植えの花としてシクラメン等と共に身近になってきました

又ここに来て卒業・入学・就職祝いとプレゼントの時期が近付いて

ハウス内は適温適湿に保たれて元気な蘭の花たちが出荷を待っていました

「花は心のホスピタル」大勢の人の心を和ませてくれることでしょう!









凍り菓子

2006-02-22 08:49:05 | 思いつくまま
       ゴマ・梅・あまから醤油味の凍り菓子が混ぜ合わされてミックスの味

                

                   紫蘇を練りこんである



            黄色はかぼちゃ・緑は柚子・赤は梅と紫蘇味





凍り菓子って何のことかわかりますか?

諏訪地方には寒さを利用して各家庭で主婦によって作られるお菓子があります

以前に凍り餅のご紹介をしましたが作り方は全く同じで家庭版です

① ご飯を柔らかめに炊く

② 砂糖・米の粉・水・好みの味付け(しそ・柚子・ゴマ・ドライフルーツ)など炊いたご飯に加える

③ しばらく放置して棒状や平べったく延ばして、切りやすくなったところで5mm位の厚さに切る

④ 広蓋などに並べて夜の間に凍らせて昼間天日干しをして水分を飛ばす

⑤ 2週間ほど繰り返してすっかり水分を飛ばすと出来上がり

試食すると「おこし」の様な食感と味

甘さが抑えてあって其々工夫が凝らした味付けがしてありとてもヘルシーなお菓子でした

この凍り菓子の品評会が三日間、隣町の会場で開かれています

各家庭から持ち寄られた54品もの凍り菓子が並べられて自由に試食して

美味しかった順に3品選ぶという趣向です

いずれも甲乙つけ難く家庭毎の主婦の知恵が伺えて心温まる思いがしまいたヨ

手作りのお菓子・・・歴史は元禄時代にさかのぼると伺いました

現代版フリーズドライのお菓子ですネ

出来上がったお菓子は乾燥しているため腐ることなく、1年ぐらいは充分持つそうです

寒冷な土地ならではの生活の知恵バンザイ!




                      ブルーベリー味


             味噌・しらす・ピーナッツのおつまみ風凍り菓子


                    桜海老と塩味





春の雪

2006-02-21 15:11:03 | 思いつくまま













一昨日、諏訪地方は午前中から降りだした雨がいつのまにか雪にかわりました

早春特有の大きなボタン雪です

諏訪湖の石彫公園の牧童が一生懸命笛を吹いて羊達を避難させようとしています

にわかのぼた雪に戸惑っている羊達の上に容赦なくどんどん降りしきり

羊達はどうして良いのか解らず右往左往

湖畔は人っ子一人おりません・・・

向かって左側が諏訪湖ですが雪に煙って視界がよくありません

昨日ご紹介した裏庭のヒヤシンスは霜柱の次は雪のお見舞いです

信州には春はなかなかやって来ません





温室の小さな野草たち

2006-02-20 08:59:50 | 季節の花
        

        キバナセツブンソウ(鉢植えで売られているのを見かけます)



                          桜 草   (雪 桜)



             イワウチワ(葉の形がうちわに似ていることからこの名が付いている)




                             姫 石 楠 花




                                あ せ び




安曇野に何年か前に温室の野草園を開園して山野の珍しい植物を植え付けして

一般に公開している園芸店があります

開園を待って早速見に行って沢山の珍しい山岳の植物に出会えて

とても感激したのを覚えています

何年か経って参りますと無料で一般公開されているではありませんか

山野の植物の数は減ってすっかり様変わりしてしまって・・・

矢張り山野の植物の管理は難しいのでしょうか

植物の数は大分減りましたがそれでも山野草が大切に保護されて小さな花を咲かせています

春は其処まで来ていますが、季節を先取りして咲く温室の小さな野の花に逢ってきました

後もう少しで自然の野の花にも逢えますネ


ヒヤシンス

2006-02-19 09:02:49 | 季節の花









先日来の春のような陽気に誘われて裏庭のヒヤシンスが芽を出しました

一昨日の強い雨の後の冷え込みでなんと5センチほどの霜柱で覆われてしまいました

折角芽を出したばかりのヒヤシンスが氷漬けです

この寒い中でも花芽を抱いて暖かさと共に開花する香りのよいヒヤシンスは

神話の中で華やかな伝説に彩られています

あのアダムとイブの寝室にもヒヤシンスが咲き乱れて

甘いほのかな香りを漂わせていたと伝えられています

オランダのリッセ近郊ではチューリップと並んでヒヤシンスが沢山畑に栽培されて

紫・ピンク・白のヒヤシンスの絨緞が敷き詰められている光景を写真で目にする度

一度あの場に立って香気を思う存分吸ってみたいと思わずにはいられません

世界各国に球根を輸出するための広大なヒヤシンス畑なんですネ

日本にもリッセから沢山の球根が輸入されています

我が家のヒヤシンスもリッセから来た球根です

裏庭でヒヤシンスが開花するのはもう1ヶ月先・3月下旬です