★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

始めて見るササゴイ

2022-06-29 07:24:27 | 水鳥


早々梅雨明けして暑い日が続いています。
諏訪湖岸に出ると湖からの風は涼しいのですが、
熱射が強いので、日陰に入りたくなります。
湖岸の木陰に近付くと、ゴイサギを少し小型にした様な野鳥が
時々、聞いたことのない奇妙な鳴き声を発しながら歩いています。









見た瞬間、公園で観察しているゴイサギとは明らかに違う事は判りました。
遠目、目の付近が黄く、腹部全体も黄色が多く感じられます。
写した写真をgoogleレンズで調べると即、ササゴイと出ました。



翼の上面は青藍色で、各羽の羽縁に白く縁取りがあり、
「笹の葉」の様に見えるので、この名前が付けられているとの解説です。
ゴイサギは主に夕方から夜間にかけて活動する野鳥なので
公園で営巣している時以外、日中に、湖岸の近辺で、
休んでいる姿を見た事が未だ一度もありません。
猛暑に出掛けて来て、ササゴイに出会えてラッキーでした❕








キバナムギナデシコ

2022-06-27 09:15:15 | 季節の花





つい先日迄、涼しい朝でしたが、日中の気温の上昇は異常で
午後になると、頭脳の働きも悪くなり、外出が億劫になります。
梅雨に入った頃から、例年、決まった場所にしか咲かないキバナムギナデシコ
(キク科・バラモンジン属・婆羅門参)が咲いて居るかどうか・・・
確かめに行って来ました
キバナムギナデシコは草丈が1m位あり、花は午前中しか咲かない半日花です。


         

  

                              

午前中に開花した花は午後にはガクが咲き終わった花弁を包み込んで
まるで開花寸前のような膨らんだ蕾形になって居ます。




    

   右後ろが開花前の蕾・前方は開花後、花弁を包んだ状態(午後)



翌日には花後の花弁を包んだガクが開き始めます。
花弁はガクに包まれている間に種子と化しているのでしょうか?
このメカニズムが不思議でなりません。



時間の経過と共に種毛が全開した様子。(大きさはテニスボール位。)


種毛は風が吹く度、あちらこちらに飛んで行きます。



すっかり種毛が飛んだ様子。

キバナムギナデシコは、いかにも雑草らしい雰囲気なので、
直ぐに除草の対象になります。
うっかり時期を逃すと来年まで観察出来ません。

   左下・タンポポ

幸いな事に、今年は数輪の花も、大きな種毛の塊も見られました。
運よく、すぐ傍にはタンポポも咲いて居ましたので、
花や、種毛の大きさ比べをしてみました。
左上段が、キバナムギナデシコの花。
下段がタンポポ

タンポポの種毛。種だけだと大きさの比が判りませんが・・・

タンポポとキバナムギナデシコの種毛の大きさ比べ。

如何にキバナムギナデシコの種毛球が大きいか・・・
お判り頂けたと思います。
キバナムギナデシコは何時見ても不思議な花です。
詳しい事を御存知の方は教えて下さい。



ゴイサギの幼鳥

2022-06-25 15:47:18 | 野鳥






以前から紹介している、ゴイサギの幼鳥が巣立ち始めて
公園の葉の茂みの中や手すり等で見られる様になりました。
幼鳥は未だ、自分では採餌出来ないので、
親鳥はひっきりなしに飛び回って餌運びをしている様子が見られます。




ゴイサギは幼鳥の時期、身体全体的が褐色で、黄色の斑点が見られるので
「ホシゴイ」とも呼ばれています。






ヒマラヤスギの天辺でも幼鳥のけたたましい鳴き声がして居ます。
ヒマラヤスギは葉が蜜に茂っているので、巣の様子は全く見えませんが
こちらではアオサギが子育て中です。
望遠レンズで覗くとベージュピンクの綺麗なマツボックリが出来ています。


こちらのヒマラヤスギの頂上でもアオサギの幼鳥が餌をねだって
ギャーギャー鳴いています。


見上げていると、ヒョロヒョロと危なげな飛び方をして
幼鳥が1羽降りてきました。
未だ、しっかり立って居ない印象を受けます。
自力で採餌出来る様になる迄、親鳥は大忙しですネ。





白鳥の噴水

2022-06-23 18:34:33 | 思いつくまま
天竜川の源である諏訪湖の水門近くに噴水が設置されています。
噴出する時間が決められているので、時間が合わないと見られない時も在ります。
先日、オオヨシキリの出現を待って湖岸近くで待機して居りましたら
今迄見た事の無い、大掛かりな噴水を目前で見る事が出来ました。



以前、岡谷市にお住いのblog友さんから、
岡谷市の横河川河口には毎年コハクチョウが飛来するので
湖畔公園には白鳥をモチーフにしている噴水が設置されていると
教えて頂いてはいましたが・・・
目前でしっかり見るのは今回が初めてでした。



噴水の最高位は55m!
とてもスケールの大きな立派な噴水で、ビックリ!
夜間はライトアップもされ、これから真夏に向けて、
涼感が味わえる憩の場所になりそうです。


      
 


この日はオオヨシキリの観察以外に、
以前blogしている沢山の花を付けていたベニバナトチノキが、
花後、どんな実をつけているのかも確かめたくて移動したのですが・・・・


            

沢山咲いて居た花の割には殆ど実が出来ておらず・・・
足元には丸いケシの蕾の様な蒴果(?)が多数落ちていました。




数個拾って帰り、切断してみましたら小さな種が入って居ました。


ベニバナトチノキと同じ種で黄色い花を咲かせているトチノキは
沢山出来る実の灰汁を抜いて、古くから、栃餅に加工されています。




キササゲとオオヨシキリ

2022-06-21 20:32:26 | 樹木
         
                       


キササゲ・木大角豆(ノウゼンカズラ科)が河川敷で大木になって居ます。
キササゲは葉がすっかり落葉する晩秋から、葉が成長する半年間は
枯れ木にカンザシをぶら下げた様な・・・とても目を引く樹木です。




現在は、殆ど爆ぜている蒴果と、巫女さんの持つ鈴の様な
円錐花序で、桐の花に良く似た花とが混在して居ます。






天竜川の源・水門近くの湖岸には漂着したキササゲの種が成長し
小さな藪を作って居ます。


公園に近付くとオオヨシキリのせわしい鳴き声がしており、
目を凝らすとキササゲの小枝の間をオオヨシキリが飛び交って居ます。


オオヨシキリは葦の茂みの中や葉の茂みで鳴いる事が多く、
声は騒々しく聞こえるのですが、中々姿を見るのが難しい小鳥です。
今回、幸運にもオオヨシキリはキササゲの茂みで鳴いています。
キササゲは葉が大きく、葉と葉の間隔も広いので
オオヨシキリの囀る姿が丸見えです。


オオヨシキリは何度もキササゲの天辺で囀ってくれました。















湖岸の小さな花達

2022-06-20 08:39:31 | 季節の花


私の地方は未だ梅雨真っ只中ですが、
沖縄は梅雨明け宣言が話題になる昨今です。
真夏はこれからだというのに、湖岸の舗道では、一足早く
秋の予告して居る様な小さな花が見られます。


    
       細葉ウンラン(オオバコ科)

    

シロバナシナガワハギ

イボタ(モクレン科)

キレハイヌガラシ(アブラナ科)


コバンコナスビ(サクラソウ科)

シロバナシモツケソウ(バラ科)

大きなムラサキツメクサ(親指と人差し指を丸めたくらい)マメ科


ヒメジオンとモンキチョウ


梅雨の花達

2022-06-18 11:46:04 | 我が家の庭
昨日、今日と雨が止んでいます。
朝晩、かなり気温が下がるのですが、その分花が長持ちしています。
もうすでに皆さんがblogされている花ばかりですが
今年我が家の庭に咲いた花々の記録として残しておきたいと思います。


フタマタイチゲ(アネモネカナディンシス)キンポウゲ科

美央柳(オトギリソウ科)


クチナシ(アカネ科)



ヤマアジサイ・ベニガク(アジサイ科)
ガクが紅になるはずですが今年は未だ、発色して居ません。




キョウカノコ(バラ科・シモツケソウ属)



シモツケソウ(バラ科・シモツケソウ属)

ホタルブクロ(キキョウ科)

棘の極めて少ない「春霞」(バラ科)

春霞(半蔓バラ)

超ミニバラ

フランネルソウ(スイセンノウ)・ナデシコ科


遅咲きの芍薬(ボタン科)・滝の粧。これ以上開花しません。

クレマチス・アロマチカ(キンポウゲ科)

チロリアンランプ(アオイ科ウキツリボク属)

オモトの花(スズラン科)

ホシミスジ


何の花に吸蜜に来たのでしょう?



シロミミナグサ(ナデシコ科)

花の羅列でスミマセン。

巣立ちした幼鳥たち

2022-06-14 20:11:27 | 小鳥


高島城公園内の池・水場には、巣立ちしたばかりの幼鳥たちが
遊んでいる光景が見られます。
幼鳥は、姿や鳴き声に幼さが残っているので、すぐに判ります。
日常良く見かける鳥ばかりですが、まとめてみました。



アオサギの幼鳥は5匹兄弟(?)  判りますか?
回遊式庭園の池の縁に植えてある松の木がお気に入りの様です。
時には池の中や石の上で休んでいます。
未だ、自力で採餌して居る様には見えません。
アオサギの幼鳥は、殆ど動かず、ジ~としているので最高の被写体です。






トンビとアオサギの幼鳥たちです。
公園内の高い木立ではトンビも子育てして居ます。
子供のトンビはカラスに追われて、悲鳴をあげている様子が見られますが、
池では、アオサギの幼鳥なので安心して一休み。



あまり目にしない珍しい小鳥が目前に飛来しました。
幼さいっぱいの小鳥に見えます。 これで成鳥でしょうか?
googleレンズで検索したら即、コムクドリと出ました。


水源で水浴びするのが目的だった様です。
遠目ですが右側が幼鳥みたいデス。


親鳥が見守る中、勢いよく、水しぶきを上げていますネ。




こちらは、芝生のムクドリたち。


オナガの親子も見られましたヨ。





オナガの幼鳥は可愛いです!
夢中になって何日か公園に通ってしまいました。






ヨット競技と高速艇

2022-06-12 10:40:44 | 思いつくまま


この処、あまりはっきりしない空模様です。
梅雨独特の少し肌寒い様な気温の中、
諏訪湖沖ではヨットレースが行われています。


望遠で距離を近づけて見ると、帆には競技者の目印が付いています。
湖面の手前に見える緑の帯状の線は菱が繁茂して出来たもの。
ヨットレースが行われている岡谷側(諏訪湖の西側)は
水流の加減か菱が、あまり繁茂して居ないので
夏を感じさせる爽やかな光景が見られます。
反対に、東側の下諏訪側は、もうかなり菱の繁茂が見られます。


沖で、ヒシトリ刈が始まっているのかと思いきや・・・
高速艇が立ち往生して居る様です。



救助船が猛スピードで駆けつけている様子が見られます。





点検の結果、岸に誘導して来る様子が見られました。


どうも、菱がスクリューに絡まり、高速艇は動かなくなった様です。
桟橋に着くとスクリューから菱を取り除いている様子が見られました。
高速艇が進む湖道は、菱が取り除かれているのですが・・・
誤って菱の繁茂している水域に入ってしまった様です。



再び沖に誘導されて・・・、
今度は見た目にも超スピードで湖上を突進しています!
気分は爽快でしょうネ。


先日、知床半島で起きた観光船事件が記憶に新しいので、
高速艇を利用された方は、少しヒヤヒヤされたのではないでしょうか?
小さな諏訪湖では、大きな危険が起きるとは考え難いですが・・・



もしかしたら、ヨット競技を観戦されるのかも知れません・・・


水 場

2022-06-09 09:14:18 | 小鳥


高島城公園内の水場で雀やカワラヒワ・トンビの水浴を紹介しています。
今日、水源で水浴びしているのはヒヨドリでしょうか?







浅い水路では、見るからに幼いカワラヒワの幼鳥が水浴びに来ました。
親鳥が終始見守る中、水浴びしている光景は微笑ましいです。









おや~! 何を言い合っているのでしょう?
カワラヒワ語が知りたいですネ。


今度は凄いです! 巣立ったばかりのアオサギの水浴びです。


水浴は、鳥達にとっては身体に付着している虫等を取り除く
大事な行為なのでしょうネ。




アオサギは3羽の幼鳥が池で遊んでいる姿を良く見かけます。