★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

ガーデンの花(2)

2006-08-31 08:29:23 | 季節の花


オオセンナり(ナス科)



今日で8月も終わりますネ

信州の朝晩は寒い位涼しくなりました

暑い間は涼しげな秋をイメージする草花をいち早くご紹介したい心境でしたが

このように涼しくなりますと反対に暑い時期に元気な植物の姿ををご紹介したくなります

行く夏を惜しむかのように沢山のホオズキのような小さな緑の実をつけている花を見つけました

ナス科だそうですが面白い実ですネ




















サクラマンテマ

正面から見ると桜草みたいですが花の根元が袋状になっています

紅白で咲いている様子が可愛いです










ヤナギラン(アカバナ科)

園芸品種のヤナギランは穂状につく蕾の数が少なく先端が短く感じます

野に自生している花より優しげですネ




ガーデンの花

2006-08-30 08:24:41 | 高原




カントリーキッチンのガーデンではスロープにカサブランカが満開しています

香りにつられてスロープに降りてみるとアルカネットや姫トリトマも咲いていますヨ





アルカネット(ムラサキ科)

スロープ一面に群生している様子が「忘れな草」にそっくりです

近付いてみますと花芯部分や花弁の印象が微妙に違います

サイトでお尋ねしてアルカネットであると教えて頂きました

★ 忘れな草









姫トリトマ(ユリ科)

普通花壇に植えられていますトリトマのミニでトテモ愛らしい姿で咲いていました

サイトウキネン

2006-08-29 08:15:38 | 思いつくまま







今年もサイトウキネンフェスティバル松本が開幕しました

今年はラッキーな事に親しい友人がインターネットでチケットを取得してくださいましたので

思いがけず特等席でメーン公演のメンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」を鑑賞する事ができました

かねてから小澤征爾さんの体調不良が囁かれていましたが

尾ひれが付いてとんでもない話に発展していましたので

お元気な指揮振りを拝見出来てほっと胸を撫で下ろしました!

オラトリオは旧約聖書の世界をオペラ形式で表現されていました

終止ゆったりと流れるメンデルスゾーンの荘厳ともいえる重厚な音楽は

100人近いコーラスを加え、時には讃美歌の様でもあり鎮魂のミサの様であり・・・

心洗われる至福の一時を過す事ができました

サイトウキネンフェスティバル松本はもう今年で15周年を迎え

小澤征爾さんの指揮する音楽を鑑賞したいと願う人々が全国から詰め掛けて

松本市をあげてのイベントになっています

今年はオーケストラも入手する事ができましたので

もう一度小澤征爾さんのステージが鑑賞出来ます




水彩画・紫錦唐松

2006-08-28 08:37:09 | 水彩画





この所数日間、夜分に雨が降って文字通り一雨毎に涼しさを増しています

朝晩は肌寒い位の日もあります

パソコンで水彩画を描かれますミスター靖さんが

以前「高原の夏の花」でご紹介しましたシキンカラマツソウの水彩画を送ってくださいました

白い雄しべが発達して花弁のないカラマツソウは7月に入ると

山野のあちらこちらで繊細な姿を見る事が出来ますが

紫色のガク片が花弁のように見えるシキンカラマツソウは山野で出会えるのがラッキーな位希少です

こんなに急に涼しくなりますと

暑くて涼を求めてご紹介した頃が懐かしく感じられてしまいますネ


  ★ 「高原の夏の花」



つりふねそう

2006-08-27 11:45:38 | 季節の花



キツリフネソウ(ツリフネソウ科)

山地の沢筋等に自生しています

帆掛け舟を吊り下げたような形に見えるので此の名が付いているそうです





ツリフネソウ(ツリフネソウ科)

赤いツリフネソウです

種を触ると種を弾き飛ばすのでラテン語で私を触るなの意味の学名が付いているそうですヨ









南蛮ハコベ(ナデシコ科)

山地に自生しているのが見られます

花が終わるとご覧のような艶やかな黒い実がなります

今、道端に沢山の黒い実が見られ、なんの実かしらと近付いて見ましたら南蛮ハコベでした




みのり

2006-08-26 14:10:53 | 木の実




赤く色付いた実を見つけたりすると急いで秋が来た印象ですが

お天気の良い日中は信州もまだまだ暑いです

里では栗の実がこんなに育っています













今盛んに店頭に出回っていますがシュガープルーンとよばれている甘いプルーンは

ご覧のように鈴なりしています

ジャムやドライフルーツとしても加工されますが

私はこのまま食べる方が新鮮で美味しく感じます

プルーンの実は木の幹近くに鈴なりしていて色が黒い上

葉陰になっているために外見からはプルーンがなっているのが良く見えません

木下で見上げると木全体に沢山のプルーンが実っているのが見られます






この葡萄は巨峰ですが今に大粒の紫色の美味しい巨峰に育ちます

立派な葡萄に変身しました暁にはまたご紹介したいと思っています



真っ赤な木の実

2006-08-25 08:33:05 | 高原








八ヶ岳の林のふちで真っ赤に色付いた木の実を見つけました

近寄って見ましたらミヤマシグレ(スイカズラ科)の実です

梅雨の頃ごく小さな花を咲かせていたはずですが気付きませんでした

秋深くなると葉が真っ赤に紅葉して実は熟して黒く変身します

「シブレ」というのはガマズミ・ズミなどの通称名のようですが

ミヤマシブレが訛ってミヤマシグレになったという説が一般的です

サイトでミヤマシグレのお花を見せていただいてください









高原のオオハンゴン草

2006-08-24 08:26:28 | 季節の花


オオハンゴンソウ






八ヶ岳山麓では林の中までかなり広範囲に

黄色いお花が広がって咲いているのをこの時期良く見かけます

この花はキク科のオオハンゴンソウです(漢字では大返魂草と書きます)

昔、ハンゴンソウを乾燥してタバコの代用にしたそうですが

タバコの事を返魂草と呼んだ名残で今でもこの名で呼ばれているそうですヨ

ハンゴンソウは細かい花を沢山つけていますが

オオハンゴンソウの花は一枝に一花ご覧のように大振りの花をつけています

一説には葉の形が幽霊の手に似て見えることからこの名がついているとも言われていますが

毎年旧盆を迎える頃から夏の終りまで山地の沢筋に群生する帰化植物です








ハンゴンソウは細かい小菊のような花を沢山つけていますネ

オオハンゴンソウとの違い見比べてみてくださいネ






ハンゴンソウ



八ヶ岳山麓で見かける萩とマメ科の植物

2006-08-23 07:29:50 | 季節の花


ヤマハギ(マメ科)





マルバハギ(マメ科)


八ヶ岳山麓は朝晩涼風立ちヤマハギ(マメ科)の群生がいたるところで見られますが

気をつけて見ますと萩にも色んな種類があります

今日は最近見かけた萩を何種類かご紹介してみます

上の写真の萩はマルバハギ(丸葉萩)です

ヤマハギと花の形態は同じですがマルバハギは葉が丸くて背丈が45cm位で草原に直立しています

一見、枝垂れて咲いている秋に良く見られる萩と同属とは思えません

此の他にも花は殆ど同じに見えますが葉が南天に似ているナンテンハギや

小豆に似ているフタバハギ(アズキッパ)も見られます






コマツナギ(駒繋ぎ)マメ科

地面を這うように咲いている萩ですが

茎がとても強靭で馬を繋いでも大丈夫な事からこの命名につながっている一説と

馬が大好きでコマツナギを見つけると食べ終わるまで動かないのでこの名が付いている説があります

あなたならどちらを採用しますか?






玉咲きクサフジ(マメ科)

今年初めて見つけた玉咲きクサフジです

草原に蔓を延ばして愛らしい姿で咲いているのが見かけられます






つるフジバカマ(マメ科)

クサフジより花が3倍位大きく色が紫色が濃いので直ぐ区別が付きます

花がフジバカマと同じ紫色でつる性であることからこの名が付いているそうです

八ヶ岳の山麓道に今盛んに咲いていますヨ 






クサフジ(マメ科)

草原に繁茂しているクサフジはこの季節良く見かけますネ





ミヤコグサ(マメ科)

昔京都に多く見られたので此の名が付いているそうです

萩が咲く頃道端の草地などでよく見られます

つる性の夏野菜

2006-08-22 07:29:39 | 季節の花




昨日は瓢箪とヘチマをご紹介しましたが

今日は同じくズームラインの傍で見かけましたとても長~い緑のアーチをご紹介したいと思います

長~いアーチの中は一種類ではなく何種類かの夏野菜が栽培されていました

此処は趣味ではなく専業の農家で作られた野菜のアーチです

何とニガウリ(別名蔓レイシ・ゴーヤ)が鈴なり!

ニガウリの花ってキューリの花にそっくりなんですネ

同じウリ科ですから当たり前ですが・・・

私は夏のスタミナ料理の定番であるゴーヤチャンプル(お肉とニガウリを使った卵炒め)にしか

この夏野菜を使った事ありませんが

歯ざわり良く少し苦みばしった味覚が夏に良く似合いますネ

高い所になっているゴーヤの様子はよく見るとトテモ綺麗な野菜です










         夏の間中信州は大振りなモロッコインゲンが市場に出回ります

         豆を食用にするのではなく大型のさやをそのまま色んなお料理に使います

         他府県から信州にいらした方には珍しい野菜と思われるでしょうが

         信州では煮物・揚げ物・和え物・サラダ等どんなお料理にも活用できる

         ごく日常的な野菜ですヨ

         花はご覧のように華やかで小型のスイトピーの様です










棚にはキューリやかぼちゃも一緒に育っていました

つる性の夏野菜は豊富ですネ