パソコンで水彩画を描かれますミスター靖氏から
雪化粧した飛騨高山の合掌造りと、横浜・称名寺の絵を
解説付きで送って頂きましたのでご紹介します。
(モチーフは電算アートから、額縁はタカヤマ額縁からお借りして居ます。)
「合掌造り」とは、木材を梁(はり)の上に
手の平を合わせた様に山形に組み合わせて建築された、
勾配の急な茅葺きの屋根を特徴とする住居です。
こうした建物は他の地方にも見られますが、
白川では「切妻合掌造り」といわれ、
屋根の両端が本を開いて立てた様に三角形になっているのが特徴で
積雪が多く雪質が重いという白川の自然条件に
適合した構造に造られています。
建物は南北に面して建てられおり、これは白川の風向きを考慮し、
風の抵抗を最小限にすると共に、屋根に当たる日照量を調節して夏涼しく、冬は保温される様になっています。
合掌造りが日本の一般的な民家と大きく違うところは、
屋根裏(小屋内)を積極的に作業場として利用している処です。
養蚕業が村の人々を支える基盤産業でした。
屋根裏の大空間を有効活用する為、小屋内を2~4層に分け、
蚕の飼育場として使用していました。
もうひとつの特徴は又、首構造の切妻茅葺屋根と言う屋根の形態です。
日本の茅葺民家の屋根形態は入母屋造りか寄棟造りが一般的ですが、
合掌造りは茅葺でありながら切妻造りです。
この形にはやはり養蚕が大きく関わっており、
妻の開口部で風と光を取り込む事で
蚕の飼育に適した環境が作り出されています。
生活の機能が家の形となっているところに
合掌造りの美しさを感じることが出来ます。
(以上・花立靖氏調べ。)
横浜称名寺
称名寺は、金沢山(きんたくさん)称名寺。真言律宗、別格本山。
金沢(かねさわ)北条氏の菩提寺である。
称名寺の創建年は明らかでないが、
北条実時(ほうじょう さねとき)(1224~1276)が
六浦荘の居館内に阿弥陀三尊を祀った持仏堂から発展したものと言う。
雪がメインなのでしょう。白っぽい画面ですね。いつもきれいな作品です。
仕事、生活様式が変われば、合掌造りも家も維持管理が難しいでしょう。
横浜称名寺さんを存じませんでしたが、奈良にも称名寺さんがあります。
茶道の始祖とされている村田珠光ゆかりの寺です。茶道は、その後千利休たちに受け継がれたと聞いています。
https://narashikanko.or.jp/spot/temple/shomyoji/
それにしても見事な水彩画ですね。
こんなのがいつも言う通りパソコンで。
信じられないというしかありません。
感性もセンスももちろんのこと、
あらゆることをマスターされてて、
毎日絵描きするのが楽しくてしかたないでしょうね。
豪雪に閉じ込められた白川郷の合掌造り屋根は、今は観光地になっていますが、明治時代ぐらいまでは、冬の雪にひたすら耐える集落でした。
白川郷の北側の富山県側にもう少し小規模な合掌造り集落が2か所残っています。今でも、冬は自給自足が求められる厳しい環境です。こうした冬の物語がにじみ出てくる風景画です。
こんばんは。
いつもながら素晴らしい水彩画ですね。
これがパソコンでの作品だと言うから、なお驚きです。雪にすっぽりおおわれた合掌造りが、とても素敵です。
行ったところだけに余計に素敵に感じます。
何度か見せて頂いていますが素晴らしいですね。
絵が下手な私には考えられません。
けどね、春に新OLになる2番目の孫がお嫁ちゃんの方のおじいちゃんに似たのでしょうね。
絵で入賞良くしていました。
パソコンでの絵もしばらく奈良県のホームページに載ってたくらいなのです。
一寸自慢してしまいました(^-^;
茶道の始祖・村田珠光ゆかりの寺。
私は正座出来なくなる前まで長年茶道を嗜んできました。
横浜の称名寺さんもきっと同系列ですネ。
村田珠光ゆかりの寺とお聞きしたら親しみを覚えます。
日本古来の建築にはとても暖かさを感じます。
ミスター靖氏はリハビリの目的でパソコンで水彩画を描いておられるそうですが
仰せの通り、感性やセンスが無いと出来ない事だと、何時も感じています。
一見美しく見える風景の後ろには、日本人が逞しく生きて来た足跡も同時に感じます。
この環境の中での自給自足。
今でも冬の食料調達や雪下ろしは大変でしょうネ。
白川郷へおいでになった事があるのですか?
冬の白川郷は交通機関が大変でしょうネ。
ミスター靖氏は指のリハビリで水彩画を描いておられますが
何時も素敵な絵を描いて送って下さいます。
お孫さんがパソコンで絵を描かれるのですか?
それも奈良県のホームページに乗るなんて!!
大いに自慢して下さい!
パソコンで絵が描けることは凄い事だと思います。
今度しいちゃんのお部屋でもお孫さんが描かれた絵をご紹介下さい。