心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

メタモルフォーゼ(変態)

2005-06-19 11:26:56 | Weblog
 私は日頃、そんぴんさん作「超仕事人」というテキストエディタを愛用しています。テキスト文書に特化した手軽さが気にいっています。もうかれこれ10年来のお付き合いです。でも最近は、長たらしい文章よりもひと目で理解できる「図」を多用する機会が増えました。以前から使ってみたかった「インスピレーション」なるソフトを購入しようと、昨日仕事帰りにパソコンショップを散策していたところ、「Business Writer」と「図解マスター」というソフトを見つけました。「インスピレーション」の方は今後のバージョンアップがないとのことなので断念しました。というわけで、昨夜は、夜遅くまで、新作ソフトで遊んでいました。
 そのためでしょう。今朝はふだんよりも少し遅い目のお目覚めでした。梅雨なのに雨の少ない庭をぼんやりと眺めていたら、蝶が孵化を終え今にも羽ばたこうとしている瞬間に出会いました。浮かんだ言葉が「メタモルフォーゼ(変態)」でした。昆虫が卵から孵化した後、成体になるまでに、時期により異なる形態をとることと、ものの本には書かれています。イノベーションに類するメタファとして時々登場しますが、こんなに小さな身体なのに、エネルギッシュな変化を自身の力で成し遂げる蝶の姿に、脱帽でした。人間さまの自己革新のなんと難しいことか。
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