比較的涼しい日々が過ぎた途端に梅雨を迎え、その梅雨が明けた途端に「夏」真っ盛りです。きょうも暑くなりそうな予感がします。庭の草木もぐったりですが、ここ数日野暮用が続きお手入れができていません。そんな真夏の早朝、近所のお不動さんに散歩にでかけると、境内では30人ほどのシニアの方々が、蝉しぐれのなかラジオ体操をしていらっしゃいました。みなさん、お元気です。四国八十八カ所の祠の前を通って、本堂、大師堂とまわって奥の院まで足を延ばす。これが私のルートになりますが、ときどき「歩き遍路」と風景がダブってしまいます。
そうそう。梅雨明け早々の暑い日曜日に、家内の急なご提案でご両親のお墓参りに行ってきました。特別な日でもないのですが、何か思うところがあったのでしょう。誰もいない静かな墓地、いやいや蝉の声だけが騒々しいそんな墓地にお参りをしてきました。夏、お盆、お墓参り.....。夏の風景でもあります。
その帰り道、難波に寄り道して、高島屋にある鰻屋「東京竹葉亭」で美味しい鰻丼を食べました。その日は土用の日の翌日でしたが、お昼時ということもあってお店の前は長蛇の列。1時間も待つことになりました。その分美味しくいただきましたが、これで夏を乗り切れるかどうかは分かりません(笑)。
さて、この1週間を振り返ってみると......。まずは孫長男君とのお出かけがありました。急なことだったので、大阪城に隣接する大阪歴史博物館を見学しました。奈良時代の難波宮の大極殿(模型)や、信長と戦った本願寺の時代の水都・大阪の風景に興味津々。最後は大正末期から昭和初期の心斎橋筋や道頓堀などの賑わいを楽しみました。
そのあと隣接するNHK大阪放送局のスタジオを見学して、この日の予定は終了しましたが、天満橋駅に向かうと、天神祭りの宵宮の日とあって浴衣姿の人々で賑わっていました。ここ大阪は「夏」真っ盛りです。
この日のことをお兄ちゃんから聞いた孫次男君。黙ってはおれません。その翌日、「学童保育をお休みしてお祖母ちゃんのお家に行きたい」と言い出したよう。そんなわけで、娘が出勤途上に駅前ターミナルからバスに乗せ、孫次男君は初めて1人でバスに乗ってやってきました。一日中おばちゃんに甘えたあと、夕方バス停までお見送り。終着の駅前ターミナルで娘がお出迎えとあいなりました。
この夏は遠出をする予定はありませんが、来週には孫君兄弟を連れて、徳島県鳴門市にある日本最大級の陶板名画美術館「大塚国際美術館」に行く予定です。といっても孫君たちは、名画鑑賞よりも明石海峡大橋とランチタイムに関心がありそうです。
東京の長男君一家は帰省しませんが、出産間近い次男夫婦は帰ってきます。出産はお嫁さんの実家(大阪)でする予定で、その下見も兼ねています。再来週には京都・貴船の川床料理にご招待する計画です。娘一家を含めて総勢8名の大移動になります。こんなささやかな家族の集いです。
ただ、合間を見つけて9月下旬の絵画展に向けて作品を仕上げなければなりません。先週の水彩画教室ではF6の画用紙に女性のモデルさんを描きました。写真撮影厳禁なので、とにかく2時間の間にデッサンと特長的な色づけだけはしなければなりません。家に帰って続きをしますが、なんだか顔の表情が違ったみたい(笑)。眼の描き方ひとつで、人の表情ががらりと変わってしまいます。むずかしい~。