週末の気だるさを感じながら、帰りの新幹線「のぞみ」の中から流れる景色を眺めていて気づいたのですが、いつの間にか山陽道の山々も色づいて華やかささえ感じる、そんな季節になりました。広島兼務となって8カ月、初めの頃は山肌が淡い土色で覆われていました。そのうち、モクレンの花が咲き、芽立ちの季節を迎え、ヤマツツジが彩りを添える。若葉が青葉に変わり、大きな葉っぱが全身で陽の光を浴びる季節を迎えると、心なしか疲れた表情をみせながら少しずつ秋がやってくるのを感じていました。そんな山々が、いま、最後の力を振り絞って赤や黄色のお化粧をして、過ぎし日を惜しむかのような表情をみせています。
さて、明日の日曜日、ここ大阪は天下分け目の大決戦、そう大阪府知事、大阪市長選挙があります。残念ながら私は、所用のために投票に行く時間がないので、週の初めに生まれて初めて期日前投票なるものをいたしました。帰宅途中に電車を降りて、市役所におじゃますると、何人かの先客がいて、今回の選挙の盛り上がりを感じました。さあて、どうなることやら。結果は明日の夜に判明します。
先週の日曜日はと言えば、ブログの更新を終えて朝刊を眺めていたら、大阪城ホールで全日本中学校・高等学校のバンドフェスティバルが開催中であることを知りました。特段に予定があるわけでもなかったので、座席さえ選ばなければ当日券で入れるだろうと、家内を連れて出かけることにしました。ところが、京橋駅を降りて大阪城公園にむかって歩いていくと、やけに人が多く、橋の袂にはたくさんの行列ができていました。最後部でプラカードを持っている方に尋ねました。「当日券を求める列ですか?」「いえ、当日券は、もう完売しました」「ええ?」。驚きです。こんなに大勢の方々の注目を集めているフェスティバルだとは思いませんでした。
諦めて、秋の大阪城公園をお散歩することにしました。歩き出したとき、遠くからブラスの音が聞こえてきます。行ってみよう。午後2時から始まる高校の部の出場チームが、姿勢をただしキビキビとした動きで練習をしていました。演奏もうまい。横にいた生徒に「君たち、どこの高校?」と尋ねると「淀工です」と。全国吹奏楽コンクールで常に金賞を獲得している名門校です。「ああ、そうなんだ。淀川工科高校なんだ。頑張ってね」と、ついついエールを送ってしまいました。後で当日のプログラムをみると、同校は高校の部のトップバッターでした。そして、もちろん、翌日の新聞には金賞の文字が輝いていました。
別の場所では、もう1チームが練習をしていました。ブラスだけでなく旗の演技も練習していました。大分県の平松学園大分東明高校でした。大分と言えば、先日訪ねたばかりですが、翌日の記事では銀賞に輝いていました。大阪と大分と、なにかのご縁でしょうか。来年は指定席のチケットを早めに購入しておくことにしました。
そんな行き当たりばったりの珍道中は、私たち夫婦お得意の行動です。まだ陽は高く、これで帰るのは勿体ないと、大川を周遊する水上バス「アクアライナー」に乗って、紅葉の中之島界隈を眺めてみることにしました。家内は何度か乗っているようですが、私は初めてです。以前、このブログに堂島川から望む中央公会堂の写真をご紹介しましたが、今回は、土佐堀川の川面から見た公会堂界隈の風景写真を添えてみました。大阪城港から淀屋橋港まで20分ほど、乗船料は850円でした。
この日の珍道中は、まだまだ続きます。せっかく淀屋橋まで来たんだから梅田に行ってみよう、というわけで、今度は新装なった大阪駅ビルをめざして歩きました。伊勢丹など真新しい店舗が並び人通りが絶えない駅界隈を、大阪人でありながら観光客の気分でうろうろしました。人が多すぎて、最上階の公園やら農園で、ひと休みしました。やはり、寄る年波には勝てないものです。その後、駅前のヨドバシカメラをうろうろ、さすがに疲れました。ちなみに掲載した写真は大阪駅北側の、通称北ヤード、1期目の開発に続いて2期目の街づくりが協議されているところです。
今回の選挙の争点は「大阪都構想」ですが、改めて大阪の街を歩いてみると、大阪って動きがあっておもしろい街です。選挙もそう。都心部の喧騒だって慣れてしまうと逆に親しみを覚える。帰途に立ち寄った居酒屋も活気に満ち溢れている。
半年前にご招待をいただいた区民合唱団のコンサートで聴いた混成合唱組曲「おおさか風土記」の第一楽章「ほんまにほんま」の出だしは、こうでした。
大阪に生まれて 大阪で育って 好きなんは 大阪ことば なんでて それは わたしのことばです。ゆったりと まるいひびき きめこまやかな 言い回し 思いやりと温もりが伝わることば
・・・・・・・。
ほんまにほんま ぬくいことばです 大阪ことばの ええとこは 本音がさらりと言えますねん きついこともやらこうに 角立てんと言えますねん ・・・・・・。
いずれにしても、理屈抜きで、もっともっと大阪に元気になってもらわんとあきまへん。
さて、明日の日曜日、ここ大阪は天下分け目の大決戦、そう大阪府知事、大阪市長選挙があります。残念ながら私は、所用のために投票に行く時間がないので、週の初めに生まれて初めて期日前投票なるものをいたしました。帰宅途中に電車を降りて、市役所におじゃますると、何人かの先客がいて、今回の選挙の盛り上がりを感じました。さあて、どうなることやら。結果は明日の夜に判明します。
先週の日曜日はと言えば、ブログの更新を終えて朝刊を眺めていたら、大阪城ホールで全日本中学校・高等学校のバンドフェスティバルが開催中であることを知りました。特段に予定があるわけでもなかったので、座席さえ選ばなければ当日券で入れるだろうと、家内を連れて出かけることにしました。ところが、京橋駅を降りて大阪城公園にむかって歩いていくと、やけに人が多く、橋の袂にはたくさんの行列ができていました。最後部でプラカードを持っている方に尋ねました。「当日券を求める列ですか?」「いえ、当日券は、もう完売しました」「ええ?」。驚きです。こんなに大勢の方々の注目を集めているフェスティバルだとは思いませんでした。
諦めて、秋の大阪城公園をお散歩することにしました。歩き出したとき、遠くからブラスの音が聞こえてきます。行ってみよう。午後2時から始まる高校の部の出場チームが、姿勢をただしキビキビとした動きで練習をしていました。演奏もうまい。横にいた生徒に「君たち、どこの高校?」と尋ねると「淀工です」と。全国吹奏楽コンクールで常に金賞を獲得している名門校です。「ああ、そうなんだ。淀川工科高校なんだ。頑張ってね」と、ついついエールを送ってしまいました。後で当日のプログラムをみると、同校は高校の部のトップバッターでした。そして、もちろん、翌日の新聞には金賞の文字が輝いていました。
別の場所では、もう1チームが練習をしていました。ブラスだけでなく旗の演技も練習していました。大分県の平松学園大分東明高校でした。大分と言えば、先日訪ねたばかりですが、翌日の記事では銀賞に輝いていました。大阪と大分と、なにかのご縁でしょうか。来年は指定席のチケットを早めに購入しておくことにしました。
そんな行き当たりばったりの珍道中は、私たち夫婦お得意の行動です。まだ陽は高く、これで帰るのは勿体ないと、大川を周遊する水上バス「アクアライナー」に乗って、紅葉の中之島界隈を眺めてみることにしました。家内は何度か乗っているようですが、私は初めてです。以前、このブログに堂島川から望む中央公会堂の写真をご紹介しましたが、今回は、土佐堀川の川面から見た公会堂界隈の風景写真を添えてみました。大阪城港から淀屋橋港まで20分ほど、乗船料は850円でした。
この日の珍道中は、まだまだ続きます。せっかく淀屋橋まで来たんだから梅田に行ってみよう、というわけで、今度は新装なった大阪駅ビルをめざして歩きました。伊勢丹など真新しい店舗が並び人通りが絶えない駅界隈を、大阪人でありながら観光客の気分でうろうろしました。人が多すぎて、最上階の公園やら農園で、ひと休みしました。やはり、寄る年波には勝てないものです。その後、駅前のヨドバシカメラをうろうろ、さすがに疲れました。ちなみに掲載した写真は大阪駅北側の、通称北ヤード、1期目の開発に続いて2期目の街づくりが協議されているところです。
今回の選挙の争点は「大阪都構想」ですが、改めて大阪の街を歩いてみると、大阪って動きがあっておもしろい街です。選挙もそう。都心部の喧騒だって慣れてしまうと逆に親しみを覚える。帰途に立ち寄った居酒屋も活気に満ち溢れている。
半年前にご招待をいただいた区民合唱団のコンサートで聴いた混成合唱組曲「おおさか風土記」の第一楽章「ほんまにほんま」の出だしは、こうでした。
大阪に生まれて 大阪で育って 好きなんは 大阪ことば なんでて それは わたしのことばです。ゆったりと まるいひびき きめこまやかな 言い回し 思いやりと温もりが伝わることば
・・・・・・・。
ほんまにほんま ぬくいことばです 大阪ことばの ええとこは 本音がさらりと言えますねん きついこともやらこうに 角立てんと言えますねん ・・・・・・。
いずれにしても、理屈抜きで、もっともっと大阪に元気になってもらわんとあきまへん。