明け方まで小雨が降っていたため、愛犬ゴンタのお散歩は止めにしようと思っていたら、いつの間にか陽が差しはじめて、あたりが急に明るくなりました。朝食を終えると、少し遅めのお散歩に出かけました。その途中、今年初めてウグイスの囀りを聴きました。もう春はそこまで来ています。人々の様子を伺っているようでもあります。
先日、通勤電車の中で、ふと周囲を見渡して驚いたことがありました。オーバーを着ている人が数えるしかいないのです。そうでしょうね。「春一番」の訪れとともに、いつの間にか暖かくなったんですから。独りで暮らしていると、誰も耳打ちしてくれないし、職場から家に帰って眠っては飛び出す毎日ですから、季節の変わり目に気づく余裕もない。きのう土曜日は、久しぶりに早く家に帰りましたが、なんとなく疲労が溜まっているようで、ベッドに横たわると夕方までぐっすりと眠り込んでしまいました。お昼寝といえば、須賀敦子さんの日記(全集第7巻)を読んでいると、日々の営みのなかでときどき登場します。心身をリフレッシュされていたのでしょう。私自身、久しぶりのお昼寝で、なんとなく重く感じていた疲労感から解放された気分になりました。無理をせず、時にはぼんやりと時間を過ごすのも良いかと。
そうそう、先週の日曜日には、孫君がおばあちゃんのお見舞いにやってきました。少し遅れて病院に到着すると、おばあちゃんの横にちょこんとお座りをして、嬉しそうにお菓子を食べていました。その孫君、帰りがけに病院のロビーに飾ってあった雛人形に興味津津でした。車が大好きな孫君、「牛車」がお気に入りで、そおっと触ってみたり、中を覗いてみたり。ずいぶん長い間、一生懸命に見入っていました。
駅までの帰り道、おばあちゃんのお見舞いに来てくれたお礼に、音の出る絵本を買ってあげました。もちろん車の絵が満載です。孫君、ずいぶん迷った挙句の選書でしたが、レジで支払いをしていると、後ろから大きな声で「おじいちゃん、ありがとう!」と。この程度のことでと、なんだか気恥かしいやら嬉しいやら。そういえば、先日、某経済学者の方の講演を聴いたとき、先生が導入部分で「孫にお金を使うしかお金の使い道のない世代になりました」とお話になったのを思いだしました。そうなのかもしれません。
と言いながら、きのうは帰宅途中、日本橋のLPショップ「DISK JJ」さんに寄って帰りました。ここ1週間、3会場の管理職研修で若い方々を叱咤激励したり、会議で懸案事項の提案をしたり、その結果をもって広島に出張したりと、春の嵐に似て落ち着きのない日々を過ごしましたから、少し自分を労わる気持ちが働いたのでしょう。きっと。ショパン生誕200年というわけではありませんが、アルゲリッチとルービンシュタインのピアノ曲各1枚、その横にあったグレン・グールドのLPが気になって2枚。こちらはベートーヴェン。そして最後はマーラーの交響曲第5番、今回はアバド指揮・シカゴ交響楽団の演奏です。昨夜は、ウイスキーを片手に、そのうちの3枚を聴きました。
きょうは2月28日、明日から3月です。庭に出ると、いつの間にかクリスマスローズが花開き、淡いピンク色のサクラソウが微笑んでいます。無造作に様々なものを植えている花壇では、何が芽を出すのか楽しみでもあります。そうそう、連日の雨でフキノトウが数個芽吹いています。ひと足先に春を味わいたいので、きょう病院にお見舞いに行ったとき、フキノトウの料理法を聴いてみようと思います。そんな家内も、啓蟄を迎える今週末には、退院の予定です。
先日、通勤電車の中で、ふと周囲を見渡して驚いたことがありました。オーバーを着ている人が数えるしかいないのです。そうでしょうね。「春一番」の訪れとともに、いつの間にか暖かくなったんですから。独りで暮らしていると、誰も耳打ちしてくれないし、職場から家に帰って眠っては飛び出す毎日ですから、季節の変わり目に気づく余裕もない。きのう土曜日は、久しぶりに早く家に帰りましたが、なんとなく疲労が溜まっているようで、ベッドに横たわると夕方までぐっすりと眠り込んでしまいました。お昼寝といえば、須賀敦子さんの日記(全集第7巻)を読んでいると、日々の営みのなかでときどき登場します。心身をリフレッシュされていたのでしょう。私自身、久しぶりのお昼寝で、なんとなく重く感じていた疲労感から解放された気分になりました。無理をせず、時にはぼんやりと時間を過ごすのも良いかと。
そうそう、先週の日曜日には、孫君がおばあちゃんのお見舞いにやってきました。少し遅れて病院に到着すると、おばあちゃんの横にちょこんとお座りをして、嬉しそうにお菓子を食べていました。その孫君、帰りがけに病院のロビーに飾ってあった雛人形に興味津津でした。車が大好きな孫君、「牛車」がお気に入りで、そおっと触ってみたり、中を覗いてみたり。ずいぶん長い間、一生懸命に見入っていました。
駅までの帰り道、おばあちゃんのお見舞いに来てくれたお礼に、音の出る絵本を買ってあげました。もちろん車の絵が満載です。孫君、ずいぶん迷った挙句の選書でしたが、レジで支払いをしていると、後ろから大きな声で「おじいちゃん、ありがとう!」と。この程度のことでと、なんだか気恥かしいやら嬉しいやら。そういえば、先日、某経済学者の方の講演を聴いたとき、先生が導入部分で「孫にお金を使うしかお金の使い道のない世代になりました」とお話になったのを思いだしました。そうなのかもしれません。
と言いながら、きのうは帰宅途中、日本橋のLPショップ「DISK JJ」さんに寄って帰りました。ここ1週間、3会場の管理職研修で若い方々を叱咤激励したり、会議で懸案事項の提案をしたり、その結果をもって広島に出張したりと、春の嵐に似て落ち着きのない日々を過ごしましたから、少し自分を労わる気持ちが働いたのでしょう。きっと。ショパン生誕200年というわけではありませんが、アルゲリッチとルービンシュタインのピアノ曲各1枚、その横にあったグレン・グールドのLPが気になって2枚。こちらはベートーヴェン。そして最後はマーラーの交響曲第5番、今回はアバド指揮・シカゴ交響楽団の演奏です。昨夜は、ウイスキーを片手に、そのうちの3枚を聴きました。
きょうは2月28日、明日から3月です。庭に出ると、いつの間にかクリスマスローズが花開き、淡いピンク色のサクラソウが微笑んでいます。無造作に様々なものを植えている花壇では、何が芽を出すのか楽しみでもあります。そうそう、連日の雨でフキノトウが数個芽吹いています。ひと足先に春を味わいたいので、きょう病院にお見舞いに行ったとき、フキノトウの料理法を聴いてみようと思います。そんな家内も、啓蟄を迎える今週末には、退院の予定です。