きのうは午後、京都にお出かけでした。秋の陽にちょっぴり汗ばみながら、それでも時々ひんやりとした微風が肌を覆う、なんとも京都らしい空気を楽しみました。夕刻上演される演劇を観るのが目的でしたが、久しぶりなので少し早い目に京都入り。街並みを散策しながら府立文化芸術会館に向かいました。
まず立ち寄ったのは、河原町のジュンク堂書店。以前、丸善書店が入っていたところ。そこで、どういうわけか、岩波新書「丸山眞男~リベラリストの肖像」を手にして、書店の喫茶コーナーでじっくり1時間読書。どうも学生時代の癖が抜けません。少し頭を冷やそうと、ぶらぶら歩いていくと、JEUGIA三条本店で足が止まりました。ちょっと寄り道して、3階のクラシックとジャズのコーナーへ。若い店員さんがやってきて、「6階でクラシック・ジャズ輸入盤決算バーゲンをやっています」とご案内。じゃあというわけで会場を覗いてみると、会場の一画に中古レコードコーナーがあって、ものによっては大阪よりも格安の品がちらほら。端から端までぜ~んぶチェックして5枚ほどゲット。気分を良くして河原町通りを北にむかって歩き出しました。
学生時代には、この河原町通りに市電が走っていました。今では市バスが市民の足になっています。最近、再び路面電車が見直されていますから、京都も復活してほしいなぁと思いながら、京都市役所前を通り過ぎ、そして...。と、そのとき、小さなアンティークショップのショーウインドウから私を見つめているものがありました。足を止めると「ニッパー犬」でした。そう、このブログでも一度ご紹介したことがありますが、レコードのレーベルに印刷されているビクターマークのニッパー君でした。で、連れて帰ってきました。
というわけで、会場に到着したのは開演10分前。ほぼ満席の観客を前に定刻の5時に始まりました。作品は、ベルトルト・ブレヒト没後50年に寄せて、彼の作品「コーカサスの白墨の輪」。演劇なんて観ることはほとんどなく、昨年の秋にひょんなことから東京上野の博物館で観劇した三島由紀夫の『サド侯爵夫人』以来でした。演劇というと、舞台での大仰な表現に少し戸惑うことが多いのですが、今回は、シナリオの進行に並行して歌のナレーションと古楽器の演奏が流れ、自然に惹きこまれていく感じで、素人のわたしにも楽しめました。全体を流れるテーマは「親と子の絆とは」。最近の世相を思うと考えさせられることが多く、3時間という時間があっという間に過ぎていきました。...長い1日でしたが、私の「こころ」を和ませてくれた京都散策でありました。
《ご参考》
ビクターマーク。ニッパー君のご紹介は以下のサイトに詳しく紹介されています。
http://www.jvc-victor.co.jp/company/profile/nipper.html
まず立ち寄ったのは、河原町のジュンク堂書店。以前、丸善書店が入っていたところ。そこで、どういうわけか、岩波新書「丸山眞男~リベラリストの肖像」を手にして、書店の喫茶コーナーでじっくり1時間読書。どうも学生時代の癖が抜けません。少し頭を冷やそうと、ぶらぶら歩いていくと、JEUGIA三条本店で足が止まりました。ちょっと寄り道して、3階のクラシックとジャズのコーナーへ。若い店員さんがやってきて、「6階でクラシック・ジャズ輸入盤決算バーゲンをやっています」とご案内。じゃあというわけで会場を覗いてみると、会場の一画に中古レコードコーナーがあって、ものによっては大阪よりも格安の品がちらほら。端から端までぜ~んぶチェックして5枚ほどゲット。気分を良くして河原町通りを北にむかって歩き出しました。
学生時代には、この河原町通りに市電が走っていました。今では市バスが市民の足になっています。最近、再び路面電車が見直されていますから、京都も復活してほしいなぁと思いながら、京都市役所前を通り過ぎ、そして...。と、そのとき、小さなアンティークショップのショーウインドウから私を見つめているものがありました。足を止めると「ニッパー犬」でした。そう、このブログでも一度ご紹介したことがありますが、レコードのレーベルに印刷されているビクターマークのニッパー君でした。で、連れて帰ってきました。
というわけで、会場に到着したのは開演10分前。ほぼ満席の観客を前に定刻の5時に始まりました。作品は、ベルトルト・ブレヒト没後50年に寄せて、彼の作品「コーカサスの白墨の輪」。演劇なんて観ることはほとんどなく、昨年の秋にひょんなことから東京上野の博物館で観劇した三島由紀夫の『サド侯爵夫人』以来でした。演劇というと、舞台での大仰な表現に少し戸惑うことが多いのですが、今回は、シナリオの進行に並行して歌のナレーションと古楽器の演奏が流れ、自然に惹きこまれていく感じで、素人のわたしにも楽しめました。全体を流れるテーマは「親と子の絆とは」。最近の世相を思うと考えさせられることが多く、3時間という時間があっという間に過ぎていきました。...長い1日でしたが、私の「こころ」を和ませてくれた京都散策でありました。
《ご参考》
ビクターマーク。ニッパー君のご紹介は以下のサイトに詳しく紹介されています。
http://www.jvc-victor.co.jp/company/profile/nipper.html