ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

大分に行ってきました(宇佐神宮)

2020-01-23 07:33:14 | 旅行
歴史好きとして一度は訪れたいと思っていた宇佐神宮、今回の大分旅行で念願が叶いました。
全国4万を超える八幡神社(稲荷の次に多いのだそうな)の総本宮、皇室にとっても伊勢神宮の次に神格の高い神社。なぜ歴史の中心から外れたこの地にそれほどのものがあるのか、興味は尽きません。


かなり広そうです。伊勢神宮とか、明治神宮に匹敵する荘厳な雰囲気を感じます。


宇佐神宮と聞いて有名なのは和気清麻呂の神託事件。生涯独身だった孝謙(称徳)女帝が跡継ぎの天皇としたかったのが寵愛する道鏡、彼女は和気清麻呂を神託を聴くために宇佐神社に派遣します。女帝の期待と反対の神託を告げた清麻呂は、銅鏡の即位を阻止したものの左遷されます。
なぜ女帝の望まぬ神託を継げたかの政治的背景はともかくとして、女帝はなぜ宇佐神社の神託を聴こうと思ったのか、宇佐神宮は天皇の即位をも左右する神社だったということです。



祭神は、八幡様(応神天皇)、その母上の神功皇后、そして比売大神、比売大神は応神天皇より以前の地元の神でしょう。
応神天皇、倭の五王に比定される仁徳天皇の父、河内王朝の祖です。大きな古墳もあります。
昔、応神天皇騎馬民族説なんてのもありました。大陸からやってきた応神天皇が前の王朝を滅ぼして王位に就いたというもの。
伊勢神宮に祭られている天照大神は簒奪した前の王朝の正当な皇祖神で、征服王朝はこれと融合する形を取った。でも、当時の天皇家が実際に祖神と考えていたのは宇佐の応神天皇、そんなところなのかもしれません。


いやいや、興味は尽きません。

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