ベッキー報道に思うこと

私が何よりも腹立たしいことは、私信、それもＬＩＮＥのような、きわめて個人的な私信を暴いて公共の場にさらすという、週刊誌のさもしい根性に対して、です。
一体、こんな無法が許されていいのでしょうか。

不倫ですよね。遊びや、単なる浮気ではなさそう。結婚している人を好きになってしまい、彼も離婚、再婚を考えているようです。
確かに、社会的には許されないことですけど、そんなことは本人たちも百も承知でしょう。
これはもう、きわめてプライベートなことで、非難する権利があるのは当事者、奥さんには、これはもう何を言われても仕方がない。でも、それ以外の部外者がとやかく言うことではないように思います。

世間ではままあることです。私の友達にも、このような事態から離婚・再婚した人は複数いますが、それだからって、友達は友達です。
相談されたら、「やめとけよ」「考え直せよ」とは言いますが、最終的には本人たちの問題。それでも突っ走ってしまったら、それはそれ、だからって即絶交ってことにはならない。
こういうことは、本人同士しかわからない事情が必ずあるはずで、一概に本人たちの人格までも全否定するようなことではないです。

釈明会見でうそをついたと見る向きもあるでしょうが、会見は事務所に強要されたことは明白、発言内容も事務所の意向に沿ったものであることはまず間違いありません。それに、私的にも、これから起きるであろう離婚に向けての話し合いとか、相手のことを考えても、あれ以外に言いようがない。
あの発言を真に受けていた人なんていないでしょう。

日本人って、みんな礼儀正しいし、まじめだし、でもその反面、けっこう非寛容ですよね。
私の周囲でもベッキーの評判は地に落ちていますが、赤の他人のことをここまで言えるのは、ちょっと怖いです。