私は、政治家などの発言については、マスコミや野党の批判を真に受けずに、発言内容全文を目を通してから、自分の頭で判断することにしています。
彼らは、真実を伝えるのではなく、それを自分の都合のよいように利用しようとしますから。
今回の麻生さんの「憲法改正は、ナチスの手口を見習え」発言も、その全文を読んでみました。
で、これはやっぱり、野党やマスコミが揚げ足を取っているだけとは言い切れないなと思いました。
彼の言いたかったことを善意に解釈すれば、「しっかりと、冷静に、日本の憲法はどうあるべきかと考えなければいけない。自民党はちゃんとそれをやってきている。マスコミはそういう部分を見ないで騒ぐだけ、だから話がこじれる」ということ。
まあ、ここまでは普通のコメントです。
ここで、彼特有の奇妙なたとえ話、空気が読めないユーモアがでた。あのヒトラーでさえ、選挙で国民に選ばれたのちに、正当な手続きを踏んで、国民にあまり気づかれずにワイマール憲法をナチスの憲法に変えてしまった。「ナチスの手口を見習わなければならない」と。
まず、この人、総理の時も未曾有をみぞうゆうって言ってたけど、国語力がなさすぎる。
「手口」とは悪いことをする時のやり方のこと。良い意味には使わない。
だから、政治家は決して「手口」を見習ってはいけない。
それに、あんな独裁者ですらちゃんとやったことを、なんで日本はできないの、っていう意味なんだろうけど、全体の文脈から完全に浮いていて、たとえ話にしても無理がある。
多分、自分の持っている知識をひけらかしたかっただけで、話を無理やり挿入しちゃったんだろうな。
悪い意味で、ノリの軽い人です。
さらに、国際感覚が全くない。
ヒトラー、ナチスは、単に第二次世界大戦を引き起こしただけではなく、民族虐殺をやった大犯罪人であり、今のドイツをはじめ欧米の先進国が全否定している人物。
ハリポタのヴォルデモートの「例のあの人(You know who)」みたいな? とにかく簡単に名前を出して良い人ではない。まして冗談でも見習う対象ではない。
橋下さんの時もそう思ったけど、日本人って、本音で語るのを美徳と思っている節があります。
でも、それは国際政治の場では全く通用しない。
欧米流の国家ってのは、建前と言って悪ければ、理念、信条をもって国の基本としている。それがなければ国がまとまらない。
建国以来、さして苦労もせずに独立国であり得た日本と、感覚の全く違うところなんでしょう。
従軍慰安婦の話に、無関係な米国があれほど反応するのも、キリスト教国家であるとともに、かの国が奴隷制度を乗り越え、自由と平等を理念としている国であるからです。
日本国憲法も、米国が日本に押し付けた、理想と理念の塊みたいな憲法です。
私は基本的に改憲論者ですが、この辺の対応を誤ると、日本は国際世論の非難の的になる可能性があります。
この大事な時に、橋下さん、麻生さんみたいな人を野放しにしておくのは、国の外交ということを考える上でのリスクと認識すべきでしょうね。
彼らは、真実を伝えるのではなく、それを自分の都合のよいように利用しようとしますから。
今回の麻生さんの「憲法改正は、ナチスの手口を見習え」発言も、その全文を読んでみました。
で、これはやっぱり、野党やマスコミが揚げ足を取っているだけとは言い切れないなと思いました。
彼の言いたかったことを善意に解釈すれば、「しっかりと、冷静に、日本の憲法はどうあるべきかと考えなければいけない。自民党はちゃんとそれをやってきている。マスコミはそういう部分を見ないで騒ぐだけ、だから話がこじれる」ということ。
まあ、ここまでは普通のコメントです。
ここで、彼特有の奇妙なたとえ話、空気が読めないユーモアがでた。あのヒトラーでさえ、選挙で国民に選ばれたのちに、正当な手続きを踏んで、国民にあまり気づかれずにワイマール憲法をナチスの憲法に変えてしまった。「ナチスの手口を見習わなければならない」と。
まず、この人、総理の時も未曾有をみぞうゆうって言ってたけど、国語力がなさすぎる。
「手口」とは悪いことをする時のやり方のこと。良い意味には使わない。
だから、政治家は決して「手口」を見習ってはいけない。
それに、あんな独裁者ですらちゃんとやったことを、なんで日本はできないの、っていう意味なんだろうけど、全体の文脈から完全に浮いていて、たとえ話にしても無理がある。
多分、自分の持っている知識をひけらかしたかっただけで、話を無理やり挿入しちゃったんだろうな。
悪い意味で、ノリの軽い人です。
さらに、国際感覚が全くない。
ヒトラー、ナチスは、単に第二次世界大戦を引き起こしただけではなく、民族虐殺をやった大犯罪人であり、今のドイツをはじめ欧米の先進国が全否定している人物。
ハリポタのヴォルデモートの「例のあの人(You know who)」みたいな? とにかく簡単に名前を出して良い人ではない。まして冗談でも見習う対象ではない。
橋下さんの時もそう思ったけど、日本人って、本音で語るのを美徳と思っている節があります。
でも、それは国際政治の場では全く通用しない。
欧米流の国家ってのは、建前と言って悪ければ、理念、信条をもって国の基本としている。それがなければ国がまとまらない。
建国以来、さして苦労もせずに独立国であり得た日本と、感覚の全く違うところなんでしょう。
従軍慰安婦の話に、無関係な米国があれほど反応するのも、キリスト教国家であるとともに、かの国が奴隷制度を乗り越え、自由と平等を理念としている国であるからです。
日本国憲法も、米国が日本に押し付けた、理想と理念の塊みたいな憲法です。
私は基本的に改憲論者ですが、この辺の対応を誤ると、日本は国際世論の非難の的になる可能性があります。
この大事な時に、橋下さん、麻生さんみたいな人を野放しにしておくのは、国の外交ということを考える上でのリスクと認識すべきでしょうね。
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