ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

震災ボランティア2日目(午前中)

2011-08-30 23:26:07 | 震災・ボランティア
現地について、「さあ、中学校だ、運動会だ」と準備をしていたところ、我々のボランティア作業をアレンジしてくださっているNPOの方から、「ごめんなさい」の一言、手違いで中学校のグラウンド整備が午後からになったとのこと。
ボランティアでいちばん大切なのはオーガナイズ機能、自治体や個人と連絡を取って、今一番優先順位の高い作業を上手く振り当てること。
でもそういった作業は全部マニュアルで、連絡手段は携帯電話だけで、軽装備であることは否めません。
一所懸命やってくださるNPOの方を非難する気持はもちろん1ミリもありませんが、肩透かしにあった気分です。
結局午前中の作業は溝さらいに変更。その再アレンジのためにバスで30分以上待機、限られた時間なのにちょっと残念。

作業現場です。

この溝の中にびっしり泥が詰まっています。
もうカチカチに固まって草が生えているところもあります。そういうところはツルハシで掘り起こしてからスコップでかき出します。


泥の中には、石や瓦やガラスや木の枝、貝殻、フナムシやヤスデなど、気持悪い虫も出てきました。


最初は、こんなの今日中にできるのって思ったのですが、大人数での分担作業、なかなかやるもんです。
肉体労働って、数は力なんです。10人でやると、一人の20倍、30倍の仕事が出来る。
まあ、かなりの重労働ではありましたが。

休憩時間に、作業場のそばで家をリフォーム中だった漁師さんと少し立ち話。
昨日の板金屋さんより更に辛い現実がありました。
「『必ず補助金は出るから、それまで自分でやっておいて』って言われてんだけど、家もこんなで、(ワカメの養殖の設備も)全部もってかれて、2000万からかかるのに、どうやってとりあえずやるんだって。そんな金、どこにあるんだっての。」
それでも「ワカメの種つけは9月からやるよ。やんなきゃ。」って。
おーい、政治はどうした、って思っちゃいました。民主党の総裁選とは全く無縁の世界がここにはありました。

今日は、私達のチーム以外も、外人さん3名を含む5名のボランティアの方が合流。
メキシコからの留学生の女性が「学校で日本の人に親切にされているから、私も日本のために何かをしたいと思った。」って。
泣かせるジャナイデスカ。。。


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