ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

震災ボランティアに行く事にしました

2012-03-27 20:37:46 | 震災・ボランティア
4月13日から2泊3日で震災ボランティアに行く事にしました。

原発事故絡みの事で、私が心している事が2つあります。
一つは、放射能の基準値については、とりあえず政府の発表を信じて行動するということ。
放射能については、国の基準値は甘いという意見から、いや、厳し過ぎる日本の基準値が復興を大きく阻害しているという意見まで様々です。
どれが本当なのか分からない、どうせ分からないなら政府のいうことを信じて行動する事が、日本人として、一番世の秩序を乱さない、復興への近道となる行動様式と考えた次第です。

もう一つは放射能の話題に過敏な反応をする人と議論をしないこと。
私は、なるべく東北産のものを食するようにしていますが、一方で、福島産と分かった瞬間に捨ててしまう人もいるわけです。
これはもう、キリスト教とイスラム教みたいなもので、どちらが正しいかなんて議論は全く不毛、分かりあえるはずもない、それならばお互い信仰の自由くらいに思って、相手を否定しないようにするしかない。

でも、最近時々キレそうになるのが被災地の瓦礫受入れの問題です。
放射能値がどうこう言う以前に、福島原発と岩手県は、福島と東京くらい離れているわけで、岩手の瓦礫の問題は、放射能の問題ですらない。
それを、話を聞く耳も持たずに、あたかも穢れたもののようにはねつける日本人のなんと多いことか。
「頑張ろう、日本!」とか、「絆」とか、一体どの口で言っていたんだって、そう思ってしまいます。

震災直後、被災された方々の冷静な、秩序を守って助け合う姿に、世界が賞賛と尊敬の念を示しました。
あの時が、中国をはじめとする近隣諸国の対日感情が歴史上最も高かった瞬間なのではと思いました。
私も、日本も捨てたもんじゃないって、無くしたものは限りなく大きいけど、これで日本は変われるって、そう思いました。
それが今や、一行に片付かない瓦礫の山に、賞賛が失望に、尊敬が軽蔑に変わりつつあります。

まあ、私は議論しない事にしているので、自分にできる事といったらボランティアに行く事くらいしか思いつきませんでした。
昨年の8月に石巻市で見た瓦礫や廃車の山が、少しでも減っていますように。

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