ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

3月に読んだ本

2012-03-30 08:13:58 | 読書
今月は随分と本を読んだって気がします。全部で12冊。
なんか、日本史月間みたいになりました。

「功名が辻」1~4巻(司馬遼太郎)

司馬遼太郎の長編でまだ読んでなかったのはこれと「翔ぶがごとく」くらいだったので、1~4巻、一気に読みました。
前半は凡夫と賢妻の痛快な出世物語でしたが、最後の土佐入国は、やはり、人間、自分の器以上のものを持ってはいけないということなのでしょう。
でも、この凡庸な男の悪政が、坂本竜馬のような人物を輩出して、関ヶ原の東軍であった土佐を明治維新の原動力としたと思うと、歴史って面白いです。

「この国のかたち」1巻(司馬遼太郎)

今月は司馬遼太郎、5冊目。
小説家らしい歴史観だなと思いましたけど、続けて2巻以降も読もうとまでは思えませんでした。
また、そのうち、、、

「それでも、日本人は戦争を選んだ」(加藤陽子)


「日本近代史」(ちくま新書、坂野潤治)

この日本近代史モノ2冊については既にレビューを書きましたが、歴史から学ぶということの意義を改めて気づかせてくれる本でした。
維新志士の生き残りの元老と彼らが育てたエリート官僚がうまく国を治めていたところに、未成熟な民主主義を持ち込み、国の意思決定メカニズムを麻痺させてしまったことが、あの悲惨な戦争の原因のように思えました。
政治が意思決定を出来ない、なんか、今の日本の状況と似ています。

「武士道」(新渡戸稲造)

新渡戸稲造の圧倒的な知識量に脱帽。
この本が、日露戦争直前に英語で出版されたという事は、日本にとって大変意味のある事だったと思います。
明治のエリートってのはすごいもんすね。

「僕は勉強ができない」(山田詠美)

自分の高校生のころを思い出しました。

「三四郎」(夏目漱石)

いつの世も草食系男子ってのはこんなもんなんでしょうか。


「西の魔女が死んだ」
自然とともに、自然体で生きること、良いお話でした。


「図書館内乱」
図書館シリーズ第二弾、「図書館戦争」よりさらに面白かった。
体育会系ラブコメ全開って感じ。
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