ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

大惨敗

2012-12-19 12:53:56 | 政治経済
今回の選挙で一番負けたのは、比率で言えば、62あった議席がわずか8議席になった「未来の党」です。
落選した候補の大半は、民主党を離党した小沢一郎さん一派。

小沢さんが民主党を袂を分かったことが、政局の混乱を招き、解散総選挙、自公大勝利とつながった大きな要因であることは間違いありません。
小沢さん自身は、自らの政治信条に従ったということなのでしょう。
でも、ついて行った人はどうなのかな。
このまま民主に残るのと、離党するのと、どっちが有利かなんて、打算で考えたっぽい人もいなくもないのでしょう。

小沢さんも、自らの信念で離党したのであれば、堂々と「国民の生活が一番」で選挙に臨めば良かったのに。その方が、負けても納得がいったでしょうに。
自らの不人気を悟ったのか、それとも、とことん、影から人を操るのが好きな人なのでしょうか。
まあ、当の本人はちゃっかり当選しているわけですが、、、

「未来の党」に限らず、消費税増税反対、原発停止を掲げた政党は、ほぼ惨敗でした。
原発については、程度の差こそあれ、すべての政党が見直しを掲げており、争点にはなりにくい。
消費税も、自公民の3党合意事項ですから、今更反対、反対と言ったところでせんないこと。
それを言い続けていること自体が建設的ではない、未来志向ではないという風に捉えられたのでしょう。

昔、中曽根元総理だったかな、政権与党であることを、「国と一緒に寝る感覚」と言う表現をしていたのを記憶しています。
目先にとらわれず、中長期的な国益をどっぷりと考える、そんな意味なのかな。
けだし名言と思います。
野田総理にはそういう保守本流の与党政治家っぽいところがあって、「もしかすると、この人、名総理に化けるのでは」なんて思っていたのですけど、周りが思いっきり足引っ張っちゃいました。
小沢さん以外の増税反対・民主離党組は全滅。
この人たちが、離党などせず、野田総理と一蓮托生、与党の自覚を持って政権を担い続けていればって、ちょっと思わなくもありません。



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