荒川市民マラソン完走（完歩）記

『かくすれば、かくなることと知りながら、やむにやまれぬ大和魂』

「もしかするとなんとか走れてしまうかもしれない。」と、ちょっとだけ思っていたのですが、世の中そんなに甘くはありませんでした。

今日の目標は完走、サブ４。
晴天、微風、気温も暑からず、寒からずの絶好のコンディションでした。
普通であれば、大江戸のユニ（ランシャツ・ランパン）で走るのですが、ユニで歩いたり、リタイヤしたりするのがいやだったので、半そでにロングタイツのジョグ・モード。
とにかく5分半/kmでいけるところまで行こうと。

「韋駄天治療室」の先生には、足に違和感が出たらリタイヤするようにと言われていたのですが、早速2km地点くらいでもう違和感を感じる始末。
まさかここでリタイヤするわけにもいかないですよね。
荒川市民マラソンは河川敷一本道の往復コース、行くところまで行ってしまえば、戻ってこなければなりません。
足首をかばって走れば、その影響がいろんなところに出てきます。
下半身のいろんな筋肉から、いやな信号は出てたので「どうしようかなー。」と思っているうちに、折り返し地点まで行ってしまいました。これでいやでもあと半分走って、スタート地点まで戻ってこなければなりません。

中間点は1時間56分、ここまではまだサブ４ペースだったのですが、復路に入ってからは、徐々にスピードダウン。
忠太郎さんやけーぜさん、barmyさんから応援をいただいたのですが、どうにもならず。
30km地点で、ピンクさん、S２さん、FLACさん（だったと思う）の応援を受けた直後に、右足首に鈍痛、ここで私のレースは事実上終わりました。

事実上終わっても、時間はまだ3時間経っていない。当然収容バスなんてありません。歩いてでもスタート地点に戻らなければ。
一度立ち止まってしまうと、ふくらはぎ、ハム、腸脛、そこら中がパンパンで、歩くのもきつい。
30km～40km間は、ほとんど歩きました。
歩くと10kmは、めちゃめちゃ長い。
歩くしかないときに、応援されるのもなかなかつらいもので、心の中で「すいません」と手を合わせます。

40km地点で時計を見ると4時間15分、さすがに4時間半を超えるのはどうよ？と思って、最後は走りました。
それと、でかい羽を背負った全身「デビルマン」に抜かれたので、こいつだけは抜き返そうと。
走ってみると、意外と走れるもの。
ラスト1kmはキロ5分ペース、この位置でキロ5分で走ると面白いように追い越せます。最後だけレース気分を味わってゴール。

なんか、初マラソンみたいなタイムになってしまいましたが、これが自分が今出来ることなので、仕方がありません。
足は、アイシングをしてますが、やっぱり痛いです。
これからのことは、今から考えますが、やっぱりしばらく休んだ方がいいんでしょうね。