新国立競技場案白紙撤回

ザハ・ハディドの国立競技場案については、約2年前にこんな記事をかいてました。

瞬間的に、これは神宮外苑の景観に合わないと思いました。
森元総理は「生ガキ」と言ってましたが、私は、まずメタルスライムが思い浮かびました。
これは、銀杏並木とか、絵画館とか、神宮外苑のあの雰囲気を全く知らないか、そういうことに全く無頓着な人が描いたものだなと思いました。
よりによって、大御所・安藤忠雄さんがこれを選んでしまったのかと！

私は、都立青山高校という、秩父宮ラグビー場と神宮球場の真ん前の高校出身で、神宮外苑は、体育の授業や部活のランニングコースでした。
また、長じてからランニングにはまり、国立競技場の中にあったトレーニングセンターの会員となり、週2回開催される激走トレーニングにも足しげく参加していましたので、神宮外苑、国立競技場は地元と思っています。

銀杏並木と絵画館の左奥に、あんな無粋なものが見えるようになるのかと思うと、ホントがっかりでしたので、理由はともあれ、白紙撤回はうれしいです。
でも、まあ、なんでまた今になって、という気もします。
これで、ラグビーのワールドカップには全然間に合わないですよね。
自分はラグビーファンでもあるので、これはホントにがっかり。
もう少し早く決断できなかったのかな。

でも、過ぎてしまったことは仕方がない。
2位の案も、3位だった日本のデザイナーさんのものも、少なくともザハ・ハディドのデザインよりは全然良かったので、早く方向性が決まってくれることを記念します。