ハウステンボスでは、3月末までの期間限定でワインバーが開店していたので、当然(?)
毎晩通った。
二日目の晩は、隣のホテルで行われていたワイン会帰りのお客さんで賑わっており、
ルイジャドのクロドヴージョ(2000)をヘルプで来ていたバーテンに勧められた。
こんなワインをグラスで飲める機会もあまりないので、喜んで頂いたが、香りはともかく口に
含むと・・・で、40分位待っても開いてくれず、悲しく部屋に戻った。
最終日の夜、懲りずにまた行き、ガラガラの店内でソコソコのワインを美味しく飲んでいると
顔なじみのバーテンが、『ナイショですよ』と言って、残っていた『クロ』を1杯サービスして
くれた。
これは、泣けた。
ドライフルーツのような香りと味わいが素晴らしい。
礼のついでに、『昨日は回りの皆さんが喜んで飲んでいるのに、私だけわからないのかと
ショックでした』と言うと、『開けたてでしたからね、銘柄の名前だけでおいしいと飲まれる
方もいますから』と悲しそうに言っていた。
ワインブームは、もう去ったのかと思っていたが、今でもそんな人がいるのかと驚いた。
つまらない飲み方だねえ。