Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

スコットランドの旅 (11) Oban と Kilmartin

2009-07-19 05:43:31 | スコットランドの旅

フォートウイリアムから海岸線を南に行くと、オーバン(Oban)の町にたどり着きます。この町の港から遠近の島々や半島へのフェリーが出ていて駅が港と隣りあわせで大変活気のある街です。港から町を望むと目に付くのはローマのコロシアム?が町の上にどっしり構えています。

此れはマッククレイグ・タワーと呼ばれる廃墟で1897年から5年かけて建てられたものです。スコットランドの裕福な銀行家のマッククレイグは家族の富を誇示するためと、この地域の石工に仕事を与えるために、このとてつもないタワーを築いたものです。ローマのコロシアムに傾倒していた彼はタワーの中に自分と家族の像を建てるつもりでしたが、外側が出来たところで亡くなり中は空のままで今に至っています。

オーバンの街中にはスコッチウイスキーの醸造所があり観光客が詰め掛けていました。このような醸造所はスコットランドのいたるところにあり、一般に有名なスコッチウイスキーの銘柄は各地の醸造所のブレンドだといわれます。
スコットランドは水が軟水でウイスキーには最適だからとのことですが、ウイスキーでなくとも、この水が良いと私が感じるのはシャワー後の髪の手触りです。硬水のロンドンの水ではコンディショナーをたくさん使ってもごわごわの私の髪が、ここスコットランドでは軽くそして絹の手触りです。
ほとんど禿げに見えるポールの頭には産毛のような細い髪が生えていて、ロンドンでなら洗ったあとは頭に張り付いてしまい、気にならないのに、ここの水では髪がカーリーになってふわふわ立って困るんだって。

このオーバンの町の毛糸やさんでも黒羊の真っ黒の毛糸を買いました。これは工場生産の毛糸で最近このようなナチュラルカラーがはやってきているそうです。この毛糸やさんの看板が写真3で夏も冬も雨ばかりというのが笑わせます。

オーバンからロックギルヘッドまでの途中は歴史あるキルマーティンの教会があり14-15世紀からの墓石が一箇所に集めて展示されています。セルテックの模様が墓石にはっきり見られます。教会の中にある壊れたキリスト像がこの無人の教会に祀ってありました。
この夜停まったキャンプサイトはロックギルヘッド(写真7)で遠浅の海は引き潮には見渡す限り砂地になります。
写真8のBlack-Headed Gull は顔黒かもめと訳しましょうか、此れが冬になると顔が白くなるそう、まるで私みたいじゃない!!!!







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