Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

スコットランドの旅 9 Inverness

2009-07-21 02:51:36 | スコットランドの旅

ウラプールからインヴァネスまで57マイル、朝ゆっくり出発してもインヴァネスのキャンプサイトには午前中に着きました。キャンプサイトは町外れのカレドニアン運河の横にあり、メイン道路を横切る運河にかかる橋が多分1時間毎(此れは確かではない)に通行止めになり、橋が回転して(写真2)船を通すようになっています。橋の回転時の警告音がキャンプサイトで聞こえます。

ロックネス(Loch Ness)から流れでる河はネス河と呼ばれインバネスの町の中心を悠々と流れています。この河にほとんど平行して作られたのがカレドニアン運河です。18世紀初め、インバネスからフォートウイリアムスまでの直線60マイルの運河のうち、22マイルが人の手によって掘り起こされたものです。当初の目的は外洋の危険を避けた海軍の時間と距離の短縮だったとのこと、今も完全に機能を果たしており、クルーズやヨットに人気があります。運河を上下している船はノルウェー船が多く,又どこからやってきたのかイスラエルの船を数艘見かけました。土地の高低にもかかわらず船を上下しているのがロックといわれる(写真3)関門で急勾配のここには短距離にロックが連なっていました。

キャンプサイトで昼食を済ませて、運河の畔を散歩に出ました。時々出会う人々は友好的で、必ず挨拶して通り過ぎます。運河の畔から町の中心地まで割りと近くでショッピングセンターへ行きましたが、この日は日曜日、辺りは閑散としていました。インバネスの町の第一印象は、教会が多いことそして、なんて田舎町だろうと思いました。町の中心は堂々とそびえるインバネス城ですが、中は裁判所になっています。観光案内所が日曜日の午後4時過ぎでも開いていたのに驚き、町の地図をもらって、帰り道を教えてもらいました。

ネス河の畔を上流に向かってゆくと河の中にネス島という小さな島があり、両川岸から歩行者用の橋がかかっています。観光案内所の女性はそこにベンチがいっぱいあるから休んでいきなさいと言ってました。島に渡って初めてその意味がわかりました。なんて芸術的なベンチでしょう。(写真9,10,11,12,13)一つとして同じものはなくあちこちに配置されたベンチはこの町の誇りに違いありません。

翌日一日をインバネスの町でゆっくりすることにし、数あるチャリティショップへ行って見ました。最近では何処のチャリティショップも安くはありませんが、ロンドンからこれだけ離れていればスコットランド特有の物もあるかも知れません。私にぴったりのタータンの絹のベストを3ポンドで買い大喜びです。お昼にパブでビールとハギス(スコットランド特有の食べ物)珍しくおいしくいただきました。













コメント (2)
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