毎日良い天気が続いて、洗濯物も数時間で乾く。この日はサンドイッチをもってAlbufeiraの町まで海岸線を10Kmも歩いた。街中も歩き回ったからこの日はトータル16Kmほども歩いた。
町の近くでまるで御伽噺に出てきそうなカラフルな町が現れ、今までの真っ白な建築物との違いに大いに感激してしまった。まだ真新しく売り家のサインがいたるところに立っていて、人影はほとんど見えない。
街中は伝統的なポルトガルのホリデータウンで狭い通りやいたるところに教会があり街角にはセイント(聖人)のタイル絵などがはめ込まれている。辺りは丘や谷間にびっしり白亜の家家が並んでいて坂道の多いしたがって大変疲れる町だった。
ここも夏には人口が何倍にも膨れ上がって活況を示すのだろうが、11月半ばでは観光客はほとんど見えず、静かだった。観光案内所へ行ってみたが、閉まっていて特に見るものもないようだった。夕日が辺りに黄金の光を投げ始めた5時過ぎ(英国ならこの時期3時半で暗くなる)ローカルのバスに乗ってキャンプサイトまで帰ってきた。
ノーサンバランド州の一番北の町、バーウィック・アポン・ツイードへやってきました。この町はスコットランドの国境に近く、昔から英国、スコットランドの狭間で変遷した町です。ツイード河の河口に面し城壁に囲まれた静かな町ですが、城壁外の駐車場の看板(写真3)を見れば、19世紀はこの地域の家畜のマーケットのあったこの地方の中心地だったのです。
壁の上の散歩道を歩き、スーパーで食料を買い込んで、真っ直ぐゆくはスコットランド、エジンバラの外周道路を通ってフォースロード橋(Forth Road Bridge )を渡りました。(写真4) 小雨と霧で橋の上部が見えません。エジンバラからスコットランドを北西に斜めにキャンパーを進めます。目指すはスカイ島です。
道路わきには古城を改造ホテルにした(写真5)処やナショナルトラストの管理する谷川などがあります。谷川はその昔この近くの戦場を逃れた兵士が潜んだとか、飛び込んだとか・・・・歴史を知らなければ全然面白くないところです。途中から青空が広がり気持ちの良いさわやかな6月、連合王国一番の高山ベンネビス(写真7)はまだ雪が残っています。
真っ青な空に丸く浮かんでいる雲はまるで宇宙船の様です。
この日は、スコットランドの東海岸ロック・トリドン(Loch Torridon) の道端で見つけたキャンプサイトの看板を頼りに行ったところ、農家が経営する小さなキャンプ場ながら、きれいなトイレ、シャワー、皿洗い場のある素敵なサイトでした(写真9)。キャンプ場の看板によれば家族連れは受け付けないとのこと、大人だけのサイトは実に静かなものです。
この日は夕暮れが11時、白夜には程遠いけれども北の地方の夏はとってもさわやかです。夕焼けが明日の晴天を約束してくれています。
7月初旬のスコットランドはうす曇りでもさすが真夏、昨夜は一晩中暑くてシーツもかけずに寝ていました。ゲアロックのキャンプサイトを出発しこの日はウラプールへ行こうとキャンパーをロックユー(Lock Ewe)の海岸線を北に向かいます。途中にナショナルトラストのサインを見つけて引き返し立ち寄ったのがインヴェレウィガーデン(Inverewe Garden)です。この庭はロックユーを借景(写真7)に世界中から集めた珍しい草花や丘に沿って植えられた石楠花の大木など、花の満開の頃は素晴らしいだろうと思います。
私が今まで見たことの無い花が数種ありましたのでお見せしましょう。写真5は小さいけれどもきれいな色と不思議な形の花で初めてです。写真6のピンクの花は蓮華草に似ていますが蓮華の花を見たのがもう35年以上も昔のことで葉の形が思い出せません。写真8の黄色の花は花房が長く地面を這って咲いています。
野菜畑(写真9)も充実してジャガイモだけでも5種類も違う物が植えられ良く手入れされています。
写真10は何処にでもありそうな羊歯ですが、葉の先に小さな手が指を広げたようです。 このような羊歯を見られたことがありますか?