今日はスコットランドを去る日、西側の国境はいつも気がつかない内に通り過ぎてしまいます。高速道路M6がカーライルのバイパスからでていて、快調に飛ばしている間にヨークシャーへ行く国道A66への降り口を通り過ぎてしまいパニック。次の降り口でレイバーンのキャンプサイトに予約を入れ山道の2級国道を行くことにしました。
この道は計らずもキャンプサイトのマネージャーが”・・・・・だけは通るな”と電話で教えてくれた道だったのです。・・・・・のところがポールには聞き取れなくて、いい加減に返事をして居たのです。 私の道案内で来てしまった時速40マイルがせいぜいの狭い二級道路でポールのぼやくこと、でもこの道はヨークシャーデールの真ん中を通り、あたりの景色はスコットランドとは全く違う雄大さで私一人大いに喜び写真を撮るのに大忙しでした。
レイバーン(Layburn)のキャンプサイトは森の中に広がる大きなサイトですがこの旅では一番安い9.80ポンド、信じられない!!!
キャンパーを停めると最初に歓迎してくれたのがアヒルの親子です。ダックリン(子あひる)のチャームで餌をねだっているなんて、うまく人間をしつけたものだとポールの感心することしきりでした。夕方には野うさぎがあちこち草を食み人間を恐れませんが、人間に媚を売らない動物でもあるのです。アヒルの残したパンくずを狙って小鳥もやってきます。早朝キャンパーの周りでは朝食をねだっているアヒルの鳴き声で起こされました。
翌日、丘の上の村レイバーンのから谷間を越えた向かいに見下ろせる城下町ミドルハムへ向かいました。町の入り口にかかる橋がお城を真似ていて珍しいものです。ミドルハム城は15世紀の古城で廃墟です。城の近くにある広場では一年に2回市が立ったと書かれていました。